Hail Hail

2006年1月2日(月) その1

 

5時半頃起床。悪寒と熱っぽいだるさ、どうやら昨日の体調不良は風邪の前兆だったよう。
ゆっくり準備をして風邪薬、サプリ等を補給。

7時30分朝食、8時チェックアウト、外はまだ暗い。

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リバプール市庁舎、超重厚だぜー。

時間があるのでアルバートドックを見に行くが、予想以上に大回りしてしまい1時間ぐらいウロウロ。帰りはたったの20分で駅へ。

9時30分ライムストリート駅到着、今日ミッドランドに行くのは諦めランカシャーで、ボルトン、ブラックバーンの二本立てを見に行くことにする。

駅で新聞を買って昨日の結果に呆然とする、Hearts 2-3 Celtic!!! 最高の逆転試合を見逃した。
しかし昨日は昨日、今日は今日と気持ちを切り替え、9時57分のプレストン行きに乗る。
10時50分プレストン着。すぐにヨーク行きに乗り換え11時10分ブラックバーン着。

午前中から今晩の宿さがしするが駅近くにはB&Bらしき看板等は見えない。Infoがあったけど今日は閉まっている。旅行代理店が開いていたので聞いてみるがランカシャー訛りがひどく聞き取れない。
なんとなく聞いて行ってみた先は先程行ったInfoだった。

1時間近くウロウロしたが糸口が見つからないので、諦めてプレストンで探すことにして駅まで戻る。

駅でプレストン行きの列車を待っていると一人のイングリッシュに話かけられる。

彼は自分がどこ出身か興味があるらしく、「香港か?」「台湾か?」「中国か?」と聞いてくるがことごとく外れ。
「ジャパン!」というと「オーーー、ジャパン!」とリアクション。人にもよるが行くとこに行けば日本てこんなに認知が低いんだなとびっくりする。

彼は南のなんとかという町に仕事の関係で住んでいるがブラックバーンの出身らしく年末年始の帰省を終えて帰るとこらしい。イングランドが好きかと聞かれたのでイエスと答え、フットボールを見に来て一昨日はアバディーンにいたというと、彼は31日にウィガンとのランカシャーダービーを見たという。

そしてなぜかチケットの半券をくれたww。

地元なら詳しいだろうと、今日は試合を見に来たのだがホテルが見つからない、近くにB&Bはないか、と聞いてみると、さすが地元、駅から15分ぐらい行ったプレストンニューロード沿いにホテルがあるとのこと。
すぐさま計画変更して再度行ってみることに。

列車が来たので別れ際に名前を聞くと「ポール」と言ってたが、自分の名前は何度も言ったがうまく発音できなかった。。。

ポールと別れた後地図を確認し、途中バスの運転手のおばちゃん、雑貨屋のおっさんなどにも道を教えてもらい、ようやく宿を発見。
宿のマスターが起きがけだったらしく出てくるのに時間がかかったが、料金は£20なので即決チェックイン。荷物を部屋に置きすぐに出発する。

坂の上にあるホテルなので駅へ戻るのは半分の時間で行ける。途中大きい道路の交差点を渡ろうと思って車の通過を待っていたら、1台のBMWが停まって道を譲ってくれた。
しかもドライバーは、インド系の超美人のオネーチャン。さらに、ニコッと微笑みかけてくれた。ヽ(゚∀゚)ノ

駅で1時40分のプレストン行きと2時発のマンチェスターヴィクトリア行きがあるが、プレストン行きに乗るがこれが失敗、プレストンに着いたのが14時6分だったが、なんとすれ違いでマンチェスターエアポート行きが発車してしまい、次は15時3分。。。

これではキックオフに間に合わない。

その前に来るヴァージンの特急に乗ってみるがホーウィッチパークウェイに停車するかは不明、ただリバプールのファンも乗っている。一か八かで乗ってみたところギリギリまでアナウンスがなかったが、なんと停まってくれた!列車を降りて急いでスタジアムへ。

ダッシュでチケットオフィスに行くと、無情にもAll Ticketの張り紙が!!!( ̄O ̄;)

ただAll Ticketの割には窓口でチケットを受け取っているファンもいる。
どーやら、これはアウェーのリバプール側のチケットがAll Ticketなだけでホーム側はまだ販売していた。
さすが、プレミアリーグでも有数のゆるゆるなチケッティングのボルトン。前回はアウェーチケットも売っていただけのことはある。

安いチケットは残っていなくて一番高い£39を購入してターンスタイルに急ぐ。

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ボルトンのスタジアムでこんなに入っているのを見たのは初めてかも。

スタンドに入った時にはすでに前半10分を経過、いつも7~8割程度の入りのリーボックスタジアムも、今日はリバプールとの「ノースウェストダービー」と銘打っているらしく、珍しいことに9割以上の入り。スタンドに入った直後にボルトンが先制する。

同じ列には日本人のカップルがいるが中田はベンチ外、稲本、川口、中村、中田と自分の見に行く試合では、日本人選手が見れないというジンクスが続く。(日本人選手を見にその試合に行ってるわけではないのだが)

リバプールの2トップはクラウチとシナマポンゴルという珍しい組み合わせ。ボルトンはディウフの1トップにデイヴィスとノーラン、ジャンナコプーロスが絡む形、リバプールは攻めの形が作れず攻守にチグハグ。
前半はそのまま1-0で終了。

コンコースで紅茶を買うため並んでいると後から後から日本人が目につく。ロンドン以外でこんなに日本人を見るのは初めてかも。

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これはジャイディのヘダーをレイナがセーブ!

後半は最初からルイスガルシア、シセ、シャビ・アロンソがウォームアップを始めている。
60分過ぎにジェラードの爆発的な縦への突破にたまらず6ヤードボックスでファウルを犯しPK。
リバプールが同点に追いつく。

リバプールは昨シーズンチャンピオンズリーグを劇的な試合展開で制し、5度目の優勝を飾った。それを讃えるチャントが耳に残る「We’ve won five times we’ve won five times in Istanbul we’ve won five times~」

同点に追いついたのもつかの間、前リバプールで現在ボルトンのディウフが、前半からボールを当てられ倒れたところにキャラガーが蹴り出そうとしたところ蹴ったボールがディウフの股間に当たって悶絶するという失態を演じ、リバプールファンから爆笑されていたが、ケヴィンデイヴィスのクロスを流し込み、ボルトンが再度リード!

負けじとリバプールも80分に交代で入ったルイスガルシアが再同点ゴールを決め2-2、試合はそのまま引き分けで終了。

試合終了の笛を聞く前に席を立ち、ショップでプログラムを買って入場規制がかかる前に駅へ。

17時10分?ホーウィッチパークウェイ発、17時??ボルトン着、17時51分ボルトン発、18時20分ブラックバーン着。
今度は来る時と別ルートでブラックバーンへ。やはり1時間ぐらい掛かったのでどちらのルートで行っても同じぐらいのようだ。

事前には、駅から1,3,225のバスがブラックバーンローヴァーズのホーム、イーウッドパークに行くとあったので、駅でケバブを買ったあと、225のバスが来たので運転手に聞くとイーウッドパークにはいかない、スタジアムへは歩いていけと言われる。
えー、事前に調べたのには書いてあったのにーと思いながらも、そう言われて乗る理由はない。

仕方なく歩いていくと途中で大きなロータリーがあり、行く方向を間違える。後ろから試合を見に行くであろう若者が別の方向へ歩いていくのに気づいて軌道修正したので事なきを得たのだが。

ただ、スタジアム方面に行く道はその後ズーーーット一本道で30分近く歩いた後左手にスタジアムが見えてくる。

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イーウッドパークのバックスタンド最前列は通路になっている。

プログラムを購入し、チケットオフィスに並ぶも長蛇の列。このスタジアムもマンチェスターユナイテッド戦以外は満員になるスタジアムではないので、当日券は確実に買えるのだが、求める列が遅々として進まない。そうこうしているうちにスタジアムショップは閉店し、スカーフは買えずじまい、さらにはキックオフも迎えてしまい、本日2度目の試合開始に間に合わず。

前半10分近くになってようやくチケットゲット。プレミアでは良心的な£20。やはりプレミアリーグの試合を見るなら縁談急騰しているロンドンやマンチェスターより、地方の方がリーズナブル。地方だからクオリティが落ちるわけではないし、このチームの試合じゃなきゃというのもないので。

ただ今回の席は見づらく柱が邪魔だし、周りの雰囲気もイマイチ熱くない。

先ほどはボルトンの先制点にギリギリ間に合ったが、今度はひどいことにすでに1-1!
その後前半37分にカナダ代表のちっちゃいストライカーディコフが頭で決めてローヴァーズがリード。

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この頃のブラックバーンのキットスポンサーはロンズデール!超かっこいい。

この試合の注目は個人的に2年前にはニューカッスルユナイテッドでチームメートだった、ウェールズ代表のベラミーがブラックバーンに、フランス代表のロベールが相手のポーツマスにいること。
しかもベラミーはその後ニューカッスルの監督だったグレアムスーネスと抗争し、セルティックへレンタル。オールドファームで得点してファンの心をつかみ、惜しまれつつこのシーズンは同郷のマークヒューズが監督を務めるブラックバーンに移籍してきたのであった。(ちなみにグレアムスーネスは元レンジャースで監督時代には無謀に近い補強でレンジャース9連覇の礎を築いた。)

ベラミーは先発だがロベールは後半から出場、ベラミーは積極的にサイドを突破し度々チャンスに絡むが、ロベールはイマイチぱっとしなかった。

試合はそのまま2-1でポーツマスの勝利、このスタジアムのバックスタンドは最前列が通路になっており、あまり立ち止まってると怒られるがピッチレベルで試合が観れる。アディショナルタイム中に移動しながら試合を確認し、ホイッスルと同時に外に出る。

ところが、行きに入ってきたところとは別のゲートから出てきたため、駅への方角が分からなくなる。そこで、”なんとなく”こっちだろうという予測の元人の流れの多い方に歩いて行ったが、なぜか見知らぬ上り坂を登る羽目に。。。

あれ、こりゃおかしいぞ、と気づいて近くにいた警備の警官に道を聞くとどうやら全く逆方向だった。。。
急いで来た道を引き返し、再度スタジアム脇を通り今度は駅方面へ。危うくドツボにはまりかけた。

そのまま駅まで歩いて行きさらにB&Bまで夜道を歩く。23:00ごろよーやくB&Bに戻ってきた。

部屋でテレビをつけると「Match of the Day」が放映中、さっき見てきたボルトンxリバプールのダイジェストも放映してたので見た後、シャワーを浴びようと思ったがシャワールームが見つからず。
仕方なく部屋の洗面台のお湯で頭、顔、足を洗って就寝。水は少し白濁していた。。。

次の日へ続く。