Hail Hail

 

二人のスコットランド人MFの活躍でドロー。別の意味で注目の”二人”もホッとしてる?

 

最初の二人は後で紹介するとして、後の”二人”は、試合前から注目が集まりました。

この二人です。

 

そう、セルティックの元選手にして元監督、もちろん子供の頃から大のセルティックファンである、”ハイバーニアン監督”のニール・レノンと、生まれ育ったのがエジンバラのリースで、こちらもガチのハイバーニアンファン、元選手でもあり、現在はセルティックのエースである、リー・グリフィス。

 

この二人は自分の愛するチームにリスプクトを欠かさず、試合前から、グリフィスはたとえゴールを決めても祝福しない、レノンもハイバーニアンが得点を決める、もしかして勝っても喜ばない。と公言しています。

何もそこまで、と思うかもしれませんが、日本と違いフットボールクラブは=地域のコミュニティでもあるので、家族、親戚に近い感覚を持っているので、フットボールの試合と言えども、プロフェッショナルと言えども自分の出自のクラブは裏切れないほど強い結びつきを持っているのです。

と言う注目の二人がいる中、試合の主役は別の二人でした。

この試合のメンバーはこちら。

 

GK:ゴードン、DF:ルスティグ、ボヤタ、ティアニー
MF:ヌチャム、マクレガー、ロギッチ、フォレスト(ロバーツ)
FW:エドアルド(シンクレア)、デンベレ(グリフィス)、ヘイズ

サブ:デブリース、ラルストン、アイヤー、ヘンダーソン

最近国内で使っている3-4-3で臨んでいます。ブラウンとアームストロングが怪我で欠場のため、
ヌチャムとマクレガーが中盤の底、右にフォレスト、真ん中にロギッチ、左にヘイズ、
トップにエドアルドとデンベレ、と実際は3-5-2に近いかも。

 

一方のハイバーニアンは、

 

GK:レイドロー、DF;ウィティカー(元レンジャーズ)、ハンロン、アンブローズ(元セルティック)バートリー

MF:マギン(爺ちゃんがセルティックの元チェアマン)、スリブカ、マギオク(元セルティック)、スティーブンソン、FW:ボイル、ストークス(元セルティック)

監督も含めると4人の元セルティックがいます。
ここ最近の中でもここまでセルティックつながりが多いのも珍しいです。

 

それでは、まずニール・レノンのセルティックパーク凱旋の模様からどうぞ。

 

 

試合ハイライト(クオリティ低め)

 

ハイクオリティでご覧になりたい方は、以下のリンクを辿ってください(埋め込みができないので)

https://youtu.be/dijYBL-Vp-8

 

この試合に限ってはドローは必然だったと言っても過言ではないでしょう。

セルティックは多くのよりチャンスを作り出しましたが決めきれなかった。逆にハイバーニアンは、マギンの強烈な左足二発で引き分けに持ち込んだのですが、この2失点はちょっと防ぎようがないゴールでしたね。


それでも一時は逆転されたのにもかかわらず、マクレガーの2得点目で引き分けに追いつけたのは、よかったです。
今シーズンのマクレガーは本当にスペースに入り込むのが上手くなりました。得点力の向上もまさにスペースに入り込んでフリーでシュートを打てるからに他なりません。

 

冷静にコースを見極めてシュートを打てるので得点率が格段に向上したマクレガー。運動量も豊富だしサボらないいい選手。

 

一方の、ハイバーニアンのマギンも注目選手。
昨シーズン、プレミアリーグ昇格に大きく貢献し、イングランドのクラブからも狙われていた選手ですが、今シーズンはFWのジェイソン・カミングスがノッティンガムフォレストに移籍したので、さらに注目が集まりました。


Wikiによるとグラスゴー出身の22歳、前述しましたがお爺ちゃんはセルティックの元チェアマンでSFA(スコットランドフットボール協会)の元会長でもある、ジャック・マギンと言うサラブレット。兄弟もフットボーラーだそうです。

キャリアは、グラスゴー空港近くの街ペイズリーにあるセントミレンでスタート。セントミレンはユース世代の育成で定評のあるクラブです。17歳でプロデビューした後3シーズンをセントミレンで過ごし、セントミレンのチャンピオンシップ降格の年に、ハイバーニアンに移籍しました。プロ通算まだ5年にして早くも200試合のトップチームでの出場キャリアがあります。


このまま行くとイングランドからのオファーはもちろんですが、当然彼の出自からセルティックファンであることはまちがいないので、セルティックに加入する可能性もあります。要注目の選手です。

ジョン・マギン。近々スコットランド代表にも選ばれるのでは、とセルティックのマクレガーとともに騒がれている

一方の試合前から注目されていた二人の方ですが、グリフィスは後半途中出場したものの、フリーキックは枠を外れ、オープンプレイでのシュートもなかったと思います。(最後寝落ちした。。)

方やニールレノンの方はマギンの2得点にちょっと興奮して手を叩いたものの表情は硬く笑顔ではありませんでした。
もしかして勝ったらどうしよう、と内心は思っていたかもしれませんが、引き分けにホッとしたところもあるのでしょう。

 

観戦に訪れたロッド・スチュアート親子(孫ではなく息子達)

 

アメリカのラッパー、Coolio(クーリオ)もセルティックパークに。   (この人知らん)

 

しかし、この2チームは来月10/21のリーグカップ準決勝でハンプデンパークで激突します。
前人未到の2年連続3冠を目指して今度はハイバーニアンに勝たなければなりません。


さて、来週はまたインターナショナルブレイクに入り、その後は内紛ゴタゴタで史上稀に見る不安定なバイエルンとのアウェーがあり、アバディーンとの首位決戦、ハイバーニアンとのリーグカップと目白押しです。

ハードな10月ですが、注目の試合も多いので楽しみですね!

MON ThE HOOPS!