ヨーロッパ最高のファン We are the Best Fans in Europe2003
2003年5月21日、スペインセビージャにて行われたUEFA CUP(当時）決勝では、ジョゼモウリーニョ率いるFCポルトとマーティンオニール（現アイルランド代表監督）率いるセルティックが対戦しました。
33年ぶりにヨーロッパの大会で決勝に進んだセルティックは、グラスゴーを中心として世界中からファンが集まりその数80,000人を超えたと言われています。（スタジアムは50,000人収容）
80,000人以上が集まったセビージャでのUEFA CUP Final
試合は2度のリードを許しながら、エースヘンリクラーションの2ゴールで追いつき延長戦へ、しかし延長でDFバルデが2枚目の警告で退場となり、数的不利の状況に追いやられ決勝ゴールを奪われ、惜しくも準優勝に終わったのでした。
セビージャに集まった80,000人を超えるセルティックファンは、試合前は街じゅうで地元の市民や対戦相手のポルトのファンとも酒を酌み交わし、歌い、スカーフを交換し、陽気に交流を深め、惜敗後も暴動や略奪、破壊行為などをすることなく帰国の途についたことから、UEFAとFIFAからフェアプレイ賞をセルティックファンに授与するという栄誉を得ました。
その時の記事はこちら
Celtic fans ‘Europe’s best’
そのことからセルティックファンの間で、「自分たちはヨーロッパで最高のファンだ！」と言うことが多くなりましたが、実際どこがベストかは置いといても、セルティックのファンは多分に友好的であることと、
セルティックとグラスゴー でも紹介しましたが、セルティックのユニークな背景から、ヨーロッパの多くの他のクラブのファンからシンパシーを感じてくれて交流しています。
その交流をまとめたのが別ページで実体験証明付きでご紹介します。
世界中のセレブからも愛されるセルティック
2006年来日時に一緒に試合を観戦したグラスゴー出身UKインストバンドの大御所、Mogwai（モグワイ）のスチュアート
セルティックには、世界中で1,000万人近いサポーターがいると言われてますが、その中には、音楽、舞台、テレビ、映画、スポーツで活躍するセレブリティのサポーターがたくさんいます。
セルティックは知らなくともアイリッシュフォークや蛍の光に代表されるスコットランド音楽を始め、とりわけグラスゴーはUKロックと呼ばれるポストパンクのバンドやアーティストなどを多数輩出しているなど、ミュージックシーンで確固たる地位を築いているほど音楽の盛んな街です。
さらには、多くのアイリッシュ、スコティッシュ系の俳優が活躍する映画業界でも、多数のファンがいますが、ルーツを持っていないセレブからもサポートされています。
スポーツにおいても同じフットボーラーの中でも自分のローカルチームではないのにもかかわらずファンが多くいますし、オートレース、ボクシング、ゴルフ、アメリカンフットボールやアイスホッケーの選手、アスリートなどにもセルティックファンがいます。
まずはクラブよりも先にセルティックファンのセレブのファンから入るのも一つの方法です。
なぜかというと、セルティックファンはクラブとファンは一つの家族として捉えてますので、いかにセレブであっても一般のファンと垣根を作らず、同じファンとして接してくれることも多いので、もしかしたら応援している間にあのセレブと、あのアーティストと一緒に試合を応援するチャンスが訪れるかもしれませんよ。
