Hail Hail
2006年1月1日(日)
3時ごろ隣の部屋の音で目がさめる、2度寝して6:30起床。
昨晩洗濯した服の乾き具合を確認し荷物の整理をする。いらないカイロや雑誌などは捨てていく。
8時ちょっと前に朝食、8時半にはチェックアウトして出発。
元旦なので鉄道が動いているか心配なのでチェックイン時にフロントのおばちゃんに聞いてみると、電話で確認してくれる。何度か繋がらなかったりやり取りがうまくいかなかったりしたがやっと通じるとイングランド方面は11時にロンドンユーストン行きがあるとのこと。
クリスマスとニューイヤーは鉄道が止まると聞いていたが、元旦はどうやら動くらしい。これならスコットレールも動いているだろうと思って出発。
元旦のグラスゴーは珍しく快晴、晴れが多い東京の正月のようだ。
そんな気持ちのいい気分は早くも打ち砕かれることになる。期待しながら歩いてクイーンストリート駅に到着するとなんと駅自体がクローズド!(>人<;)
しばらくしたら開くのかなと思って待っていたが開く気配はない。。。
どうしようかと駅の周りを歩いていると、大きな荷物を抱えた東南アジア系のおばちゃんに話しかけられる。
おばちゃんも駅が開くのを待っているようで、バスは動いているのに駅は開いてないなんてどうなってのかねーというので、全くその通りと返す。
おばちゃんはタイ出身でフォルカーク(エジンバラとグラスゴーのちょうど中間)に住んでいて、グラスゴーで働いているとのこと。息子がエジンバラの大学に入っているらしい。
自分は日本から来てホリデーを使って10日間フットボールを見に来ているというと、あれま日本のホリデーはたった10日かい!とびっくりされる。タイじゃホリデーは6か月だよ!だそうだ。
しばらくおばちゃんと二人で駅が開くのを待っていたが一向に開かない。おばちゃんは道行人に駅が開くか聞いて回るが、返ってくるのは開かないか、わからないとの答え。
おばちゃんついにしびれを切らしバスで行くという。あんたも一緒に行かないかと聞かれたが、もう少し待ってみるよと答えおばちゃんと別れる。
10時になっても開かないので、セントラル駅に行き、ダメならもう一泊グラスゴーに滞在し、パブでハーツ戦を観戦しようと決める。(原文ママ)
セントラル駅に行ってみると、前回とかでも使っていたアーガイルストリート側の入り口は閉まっているが、正面のロータリー側の入り口は半分閉まっていたが半分開いていた!
駅のタイムテーブルを見ると10:55にキングスクロス行きがあり、その列車へエジンバラウェイバリー経由で運行と表示されている。とりあえずエジンバラまでは行けそうだ。
いつも行くクイーンストリートからのルートではなく、セントラルからマザウェルを経由してエジンバラまで行くルートは初めて乗る。12:00エジンバラウェイバリー到着。
荷物をどこかに預けないと試合観戦どころではないので、駅構内を探すとなんとLef Luggage(荷物預かり)が開いていた。早速荷物を預けてタインカッスルスタジアムへ急ぐ。
ヘイマーケットまで歩き、さらに線路を渡ってスタジアムまでなんだかんだで1時間近くかかった。
この時点でセルティックは首位だが2位は勝ち点差4でハーツ、3位ハイバーニアンと、ハーツにとっては直接対決で首位との差を詰めるチャンスの1戦。(ちなみにレンジャースはなんとキルマーノックにも抜かれ5位!)
しかも、現在リトアニアの富豪ロマノフがオーナーでオールドファームに追いつけ追い越せと言わんばかりに補強をしてプチバブリーな勢いに乗っている。
スタジアムに行くとハーツファンもセルティックファンもチケット難民多数。しかもここはスコットランド、ダフ屋はゼロ。(スコットランドでは商売にならないのでオールドファームでもダフ屋はいない)
続々とファンがスタジアムに詰めかけるが、さすがにハーツ側では見れないのでセルティックファンの乗ったコーチ(バス)駐車場からの道で紙幣を掲げて余りチケットを探したが全くもって見つからず。
2年ぶりのチケット探しでかなり弱気&ネガティブになっていて、しかもなぜか体調まで悪くなってきた。
途中セルティックファンから2度ほど話しかけられるが、余りチケットを持っているかちゃんと確認もせずあやふやな受け答えをしてしまう。(話しかけられると思ってなかったから英語をしゃべる準備ができてなかった)
そういえば、この試合には、当時エバートン監督のデビッドモイーズが観戦に訪れていた。彼は現役時代セルティックでキャリアをスタートさせた。冬の移籍期間での獲得の目星を付けに来たのかも。
結局、試合開始まで粘るもチケットをゲットすることはできず、スタジアムの外で歓声を聞くことになった。
これで、初の観戦失敗、悔しさと虚しさだけが残る。手元には観戦していないのに購入したプログラムだけ。しかも開始3分、6分ごろ立て続けに大歓声!おそらく得点が入ったのであろう。
これ以上スタジアムにいても仕方ないと思い、駅へ戻ることにするが途中でパブを見つけ、入ってみるとハーツファンがビール片手に試合を観戦中、こっそりパブに飲みに来た観光客のていで店で一緒に観戦したが、早くもハーツが2点もリード!!!
ビールを飲みながら前半を見たが明らかにホームのハーツが勢いに乗り攻め続けている。
(この時のハーツはマルセイユからレンタルでチェコ代表のスカツェルを獲得し、その後セルティックでもプレーしたハートリー、プレスリー、そして現GKのゴードンを要していた)
危うく3点目も決められゲームオーバー、となりそうなシーンもあったが、なんとかボルツのセーブで防ぎ、前半を0-2で折り返した。
前半が終わったところで店を出て歩いて駅に戻る気力がないのでタクシーでウェイバリー駅へ。荷物を取り出し、早めのイングランドへ向かうことにする。
15時50分発のバーミンガムニューストリート行きに乗車し、18時30分プレストン着。どこに宿を取るか迷っていたが、馴染みのあるリバプールに行くことにする。
19時40分リバプールライムストリート着。
駅前にあるホリディインで地図をもらいB&Bを探すが左手に2~3分行ったところにあるRegion Hotelに行くと空いていたので即決、£30。マックでハンバーガーを食べ、パブに行こうと思うが開いていないので諦めてホテルに戻る。昼間から調子が悪いのが続いているので風呂!に入り、BBCのジョージベスト特集を見ながら過ごす。23時頃就寝。
なぜこの試合をパブで見なかったのか、今でも悔しいのには理由がある(笑)
これを見ていただければわかると思うが、こんな試合をベアズバーなどで見てたら一生に残る楽しい思い出ができたかと思うと残念でならない。(>人<;)
1.1.2006 Hearts x Celtic
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