Hail Hail
12月20日(木) その3
ゲームセンターを出て、ふたたび歩いているとなにやら後ろに怪しい人影が、10代の少年グループがなんか追ってきている感じがする。ちょっとぼーっとして歩いているのが見つけられたようだ。用心して後ろにも注意を向けながら歩くことにするとそのうちいなくなってほっとする。(単なる自意識過剰?)
レスタースクエアガーデンを一周していると、あるパネルを発見。
そこには、チケットを扱うチケットショップの協会のような団体からの告知で、チケットはダフ屋から買わないように、という注意文と団体に加盟しているチケットショップの一覧がマップで表されている。
ここで、ある邪推にも似た後悔というか思い込みを旅行記に書き残していた。
内容はよく言われるチケットの適正価格、のようなことだが、あまり今の考えとかけ離れているので詳細は割愛するけど、当時はこのチケットショップ協会が「適正な販売」をしてると思い込み、自分が事前に旅行代理店で手に入れたチケット代金が法外だと思って非常に悔しがっていた。
まあ、この経験、というか思い込みが次回以降の旅の伏線になったのは確かではあるんだけど。それでも、リバプール x アーセナルはイングランドでは名門同士のリーグ屈指の好カードなのはわかっていたので、それが見れるならやむなし、な考えに落ち着いたのではあるが。
旅行記に戻ろう。
30分経ち、三たびチケットショップへ。
2度目にきた時にいた店員がいて再度引換証を渡すと、チケットはまだ来ていないと言われ、チケットのある別の店の場所を外に出て教えてもらい、(見える場所にある)あそこに行ってその紙を見せて受け取って来いと言われる。
なんか変じゃねーか?と訝しく思いながらも素直に指示された別のチケットショップへ。言われた通りに行ったんだけどそこの店ではなく、店で場所を再度聞くと2軒隣の店だとのこと。その店に入ってみると、中には何人もお客さんが並んでいる。
店には連絡が入っているようで、列を作って並んでいるのにもかかわらず、店員が呼んでくれて、引換証を渡すと、「引換証に書いていることは間違っている。」
「試合は23日だけどOKか?」
「はぁ???」∑(゚Д゚)
ちょ、ちょ、ちょっと待て!22日じゃないの???向こうで22日だって聞いたよ!!!
「いや、間違いなく試合は23日だ。」
それじゃあ、リバプール x アーセナルの試合と被ってるじゃん!!(>人<;)
しばし頭真っ白 (゚Д゚)
で、お前はどうするんだ? チケットは買うのか買わないのか?
・・・・ (゚Д゚)
聞こえてるか、チケットは買うのか買わないのか?
・・・・・・・(゚Д゚)
周りの客も待たされることにイライラして、「買うのか買わないのか早く決めろ!」
みたいに囃し立てる。(>人<;)
さらにパニックになるが、店員最後の手段で、
YES or NO???
と小学生並みの質問をされる。( ;´Д`)
やっと我に帰り、NO と言うと、引換証を返してくれて、もう一度その店に行って払い戻して来いと丁寧に教えてくれる。
超恥ずかしぃ~~~~( ;´Д`)
引換証を受け取って店を出ると恥ずかしさと同時に怒りが湧いてくる。踵を返して元いた店に戻り、22日のチケットじゃないじゃないかっ!!!o(`ω´ )oとまくしたてる(風で)と、店員も間違いを認め払ったお金を返してくれた。
ただ、これで、店を出てしまっては土曜日の試合は見れないし、他の店に行くのも時間的にはもったいないので、店に食い下がり別の試合を探してもらう。そうすると、店員が「チャールトン x トットナム」があるという、ただ値段は70ポンドだ。
これをお約束で「17ポンド」(セブンティとセブンティーンね)と聞き間違え17ポンド払おうとすると、「セブン ゼロ」(70)と再度言われ、ああ70ポンドね、と言って払う。今度は、白人の店員のにーちゃんが直接チケットを取りに行ってくれることになり、しばらく店の中で待っていることに。10分ちょっとほど待ってると店員が戻ってきてチケットを渡してくれる。
まずは日付を確認、間違いなく22日だ。よく見ると、相手はチャールトンじゃなくイプスウィッチ、場所もチャールトンのホームじゃなくトットナムのホーム、ホワイトハートレーンだった。いろいろあったが、なんとかチケットは手に入れたとほっとする。
店員の二人にも「ありがとう」と英語で言うと、「Enjoy!」と言われて別れる。「Enjoy!」と言われたことがやけに嬉しかった。いい言葉だなーとちょっと感動しつつ店を後にした。
夕方だけどもうすでにあたりは暗く、クリスマスイルミネーションが光っている。ロンドンのナイトライフを満喫!する余裕もなく、そのままピカデリーラインでハマースミスへ。駅併設のスーパーストアで買い物してホテルに戻ってぐったり。
旅行記ではネガティブに体力不足や年齢のせいにしていたが、時差ぼけと緊張と歩き回ったので相当疲れていてすぐに爆睡してしまった。
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