Hail Hail

 

プレシーズン中にあった話題をまとめて取り上げてみましたー。

 

その1 チャンピオンズリーグ 予備予選2回戦の相手が、リンフィールドFCに決定!案の定、アウェーのチケット販売は行われない模様

 

画像小さいですが。。。

 

先日行われたチャンピオンズリーグ予備予選1回戦2ndレグ、ラ・フィオリタとリンフィールドの対戦がニルニルのスコアレスに終わったため、アグリゲートで1-0とリンフィールドが勝ち抜き、セルティックとの対戦となりました。

そして、案の定1stレグのベルファスト、ウィンザーパークで行われる対戦では、アウェー側のセルティックファンへのチケット販売は行われない模様です。
そもそもウィンザーパークのあるエリアも強力なプロテスタントエリア。(ベルファストでは、カソリックエリアとプロテスタントエリア、ニュートラルエリアに明確に区分されています)

セルティックファンがいくには非常に危険でもあり、安全面からしてもベルファスト警察だけでは、まかないきれない恐れがあります。

半無観客試合、と言うちょっとアンフェアな裁定ですが、セルティックファンが暴行にあったり、両チームのサポーター同士で乱闘になるのは見たくないので、残念ですが仕方のないところでしょうか。


ちなみにリンフィールドの監督は、元フルアム、レンジャーズで北アイルランド代表FWだった、”憎っくき”デビッド・ヒーリーです。

 

 

 

フルアム時代には、2008年のセルティックとのプレシーズンマッチでセルティックファンといざこざを起こし、唯一レンジャーズに在籍した2011-2012シーズンには、大風のセルティックパークで途中出場し、FWとしての役目など一切果たさず、ジェームズ・フォレストにひどいタックルをかまして平然としている始末。

ベルファストのオレンジオーダー(プロテスタントの中で、アイルランド王を打ち破ったオレンジ公を崇拝するグループ)や自警団という名のセクタリアン組織、UVFのトップとも仲のいいほどの筋金入りのアンチカソリックのプロテスタントとして有名です。(その反対に位置するのが、IRAともつながりが深いとされる現ハイバーニアンのアンソニー・ストークス)


その、ヒーリー率いるリンフィールドですが、実力差は如何ともし難いところではありますが、モチベーションは半端ではありません。
アウェーの初戦は何としても実力差を見せつけたいところです。

ちなみに2ndレグのセルティックパークでは、リンフィールドのファンにチケット販売を行う模様。こちらもこちらでグラスゴーのへっぽこ青いチームが、憂さ晴らしの機会を狙ってますので、結託して襲撃などを起こさないようグラスゴーの警察も注意してもらいたいです。

 

その2 キャプテン、スコット・ブラウンのテスティモニアルが開催!

 

ブルーニー \(^o^)/

続いて嬉しい話題、我らがスキッパー、スコット・ブラウンが2007年にハイバーニアンから加入して、10年が経ちました!
イングランドやスコットランドでは10年以上在籍やチームに多くの貢献をした選手に対し、敬意を表して記念試合、テスティモニアルマッチを行います。

テスティモニアルマッチを行うには、テスティモニアルコミッティと言う評議会に審査をかけられ、合意を得られれば初めて開催できるそうです。
また、試合だけではなく特別なディナーやゴルフなども行われ、選手だけじゃなく家族や参加者にも楽しんでもらえるものになっています。

正直ニール・レノン時代の後半からロニー・デイラ時代のブラウンからはモチベーションが感じられず、怪我も多かったので、そろそろ次の選手に取って代わるのではと思ってましたが、昨シーズンはMVP級の大活躍。
超人的な運動量と縦横無尽に顔を出し、プレーに絡んでセルティックの3冠に大きく貢献しました。

多くの選手が数年で移籍していく中、ブラウンにもイングランドからの移籍話がいくつも持ち上がりましたが、10年間、マクマナスからキャプテンを引き継いで素晴らしくチームを引っ張ってきました。

まだ日時、対戦相手などは決まってませんが、テスティモニアル開催にふさわしい選手であり、セルティックでのキャリアだと思います。

おめでとう、ブルーニー!

 

その3 ブレンダン・ロジャースは若手育成に長けた監督として評判?

 

 

今更ながらなのかもしれませんが、昨シーズン鳴り物入りでブレンダンロジャースが、セルティックの監督に就任してから、ムサ・デンベレ(20),キーラン・ティアニー(19) をはじめとして、クリストフ・アイヤー(19),冬の移籍でエブエ・コアシー(19)、今シーズンも、クンダイ・ベンユ(19)と、スコットランドだけじゃなく、イングランドでも有望な若手が他のイングランドのクラブからのオファーを蹴ってセルティックに加入してきました。

これは、デンベレ、ティアニー、マンCに帰ったパトリック・ロバーツの活躍を見て、チャンスのないイングランドのクラブよりスコットランドで経験を積んだ方がいい、と言う判断なのかと思いましたが、さにあらず。
監督のブレンダン・ロジャースを慕って、と言う理由が大きいようです。

確かに、スウォンジー時代は、スコット・シンクレアやギルフィ・シグルドソン、ネイサン・ダイヤーなどをブレイクさせ、リバプールでもラヒーム・スターリングやコウチーニョなどをトップレベルの選手にまで押し上げました。

そんな手腕を見込んでのものが多く、今噂になっているのが、デンベレ以上の逸材になるであろうと言われる、ベルギー人でチェルシー所属のチャーリー・ムソンダを獲得寸前だとか。移籍金は5M程度になる模様。


油もマネーで、有名になりそうな選手を惜しげも無くバーゲンセールすることで有名なチェルシー・クオリティですから、かなり有望な選手ではないかと思います。まだ20歳。

セルティックで経験を積めば第二のデンベレになることもありえるかもしれません。

セルティックのトップチーム平均年齢が下がるのは、ちょっとドキドキですが、それでも19だろうが、20だろうが、年齢差関係なく活躍する選手なんて山ほどいるので、すぐグラスゴーとチームにフィットすれば、シーズン序盤から大活躍してくれるかもしれません。そして、セルティックはフィーダークラブではありませんので、市場価値が上がったらすぐ移籍、なんてことはせず、本人の意思を昔から尊重してきました。

そうか、そういう理由でブレンダン・ロジャースがセルティックの監督でいるのは大きいんだと、最近ふと思ったのでした。