Hail Hail

3月12日(金)  

5時に目がさめる。 二度寝しようとしたがまんじりと45分ほど過ごす。

ロシア系のハゲのおっさんは、二度ほどむくっと急に起き上がり、カーテン越しに窓から何かを見つめて、カーテンを閉めて再度寝てる。

だれかに追われているのだろうか。。。

靴を履いたまま寝ているインド系のにーちゃんはあっちへゴロゴロこっちへゴロゴロと盛んに寝返りを打っている、いきなりムクッと起き上がったと思ったら、また寝て眠りに入る、よほどうなされているようだ。。。

まあ、こんなおかしな個性的な連中と同部屋になっても、耳栓しているので気にならない。

6時には起床して、6時15分出発。

宿の主人が起きていて、次のフットボール観戦の目的地はどこだと聞かれたので、「今夜ブリストル」と言うと、
笑いながら、「お前は世界一のフットボールファンだな!」褒められる。別れの挨拶をしてチェックアウト。

メトロでセントラル駅に行き、時刻表を確認。

ブリストル行きが7:07発にあるが、その前の6:52発ボーンマス行きに乗り、バーミンガムニューストリートで乗り換えてブリストルへ行くことに。

ニューカッスル(6:52) → ダービー(9:27)
ニューカッスルを出てダーリントンを過ぎた頃から雪が降ってきている。
UK3度目にして初めての降雪。

 

車窓一面まっ白っす。

車窓一面まっ白っす。

 


列車はヨークでちょっとしたトラブル。

駅での停車中に車掌がアナウンスで運行ダイヤの乱れで、次のドンカスターには停車しないとのこと。
そこで、ドンカスターで降りようとしていた客が、荷物を持って列車から降りようとすると、再度車掌が「やっぱり、ドンカスターに停車します」と前言撤回する。

車内に失笑が漏れ、乗客は降りるのをやめるが、2~3分ほどして三たびアナウンスで、やっぱりドンカスターには停車しないというアナウンス。

結局ドンカスターで降りる予定の乗客はヨークで別の列車を待つことになった。。。

が!

ヨークを発車後、列車はドンカスターで停車した!というなんともなオチ。
ヨークで降りてしまった乗客の皆さん残念。。。

列車はその後シェフィールド、チェスターフィールドを通過するが、外はまだ雪が降っている。

 

3月とは思えない寒々しさ。

3月とは思えない寒々しさ

 


土曜日の予定を考えていたが、Metro(フリーの新聞)を見ていて予定変更を思いつく。
12:30キックオフのボルトン x チェルシーを見た後に、ブラックバーン xアーセナルの2試合観戦を目論んでいたが、2試合目をプレミアリーグではなくDiv1のクルー x ウェウトブロムウィッチに変更した。

それじゃあ、チケットを取りに行こうと思い立ち、ダービーで途中下車。

ダービーからクルー経由のチェスター?行きに乗り換える。

ところがこれが大失敗!

一両編成のローカル線なのだが、エンジンのどこかのユニットが故障して全然発車しない!!

しばらく車内で待っているが、結局修理できず、この列車は運行キャンセルとなった!

なんてこったい、と1時間を無駄にして結局10:31発のプリマス行きの特急に乗ることに。

ボルトン、クルーは当日でいいやと諦める。。。

ダービー(10:31) → バーミンガムニューストリート(11:09)、バーミンガムでは降雪はやんだようだが、数センチ積もっている。

 

数年前にも大雪だったけど、たまに降るんだよねー。

数年前にも大雪だったけど、たまに降るんだよねー。

 

バーミンガムニューストリート(11:10) →ブリストルテンプルミッズ(12:40)

ミッドランドを抜け、チェルトナムスパあたりになると辺りに雪はなく薄日も差し込んでくる。 雪はヨークシャーとミッドランド中心だったようだ。

ブリストルはニューカッスルよりはるかに暖かい。

はるばる南下してブリストル~。

はるばる南下してブリストル~。


駅で時刻表を確認し、夜行が使えるかを確認、ロンドンパディントンまでは行けそうだが、試合後では間に合わないか。

駅からバスに乗りコーチステーションへ。

コーチも21:30分が最終で深夜便はない。

ショッピングセンターで買い物をしようかとも思ったが、まずは宿!と河沿いにあるホステルへ。
ここは、オープンテラスのカフェテリアなどがあり、おしゃれな感じ。

空きを聞いてみると、女性のみで男性はフルなので、近くにB&Bがないか聞いてみると、ホテルマップをくれる。

それぞれ結構距離のある立地なので、一番近いB&Bに行ってみることに。

川を渡って歩いて15分ほどでB&Bに到着。

 

運河というか川が多い街。

運河というか川が多い街。


ドアベルを鳴らすと、スキンヘッドで手の甲にもタトゥーの入ったにーちゃんが出てくる。
シングルを探していると言うと、ものすごい!ブリストル訛り?で話されて、ほとんど聞き取れない!

ただ、彼の母親が宿の主人で彼女は今隣の建物にいるからちょっと待ってくれ、という感じのことを言ってるのはわかった。

5分ほど待つと母親が来て、シングルはフルだけどツインの部屋にチェックインさせてもらった。朝食はいらないというと、£25の部屋を£5ディスカウントしてくれた。

今日見にいくブリストルシティのアシュトンゲートスタジアムへの行き方を聞くと、親子そろって何度も親切丁寧に教えてくれてありがたい。

人は見た目だけじゃないよね。(特に息子の方)

 

部屋はとても清潔で綺麗で大満足!

荷物を置いて一服してからキックオフにはまだ全然早いが早速出発。

教えられた通りに歩いていくが、15分ほど歩いても着く気配がない。

あっれえ、ホテルのにいちゃんは歩いて15分ぐらいって言ってたのになあ。と思いながらさらに歩くが、結局30分近く歩いてようやく到着。

今日はマッチデイなので、ゲートが開いており中に入って写真をパチリ。

 

典型的な地方クラブのスタジアム

典型的な地方クラブのスタジアム。木のシートだし。

 


ここはクラブショップとチケットオフィスが一緒になっているので、スカーフを購入しながら合わせてチケットも購入。

試合開始までまだ時間はあるから、スタジアムを出て近くのバス停からバスに乗車してシティセンターに戻ることに。

約30分でシティセンターに到着し、うろうろした挙句マックで遅い昼食をとる。

この日もB&Bを見つけるまで1時間以上も重い荷物を持ってうろうろしていたので、当然疲れが溜まってしばしボーッとしていた。

18:30のバスで再びスタジアムへ、19時着。

18時頃から雨が降り出していたが、席は前から6列目ながら、ギリギリ濡れずに済んだ。

今日の試合はDiv2(3部)のブリストルシティとラシュデン&ダイアモンズ

さすがに両チームとも当時在籍選手、コーチで知っているのがほとんどいない。ブリストルシティの監督のダニーウイルソンは元北アイルランド代表で、ルートン、シェフィールドウェンズデーでプレイし、監督としてもバーンズリー、シェフィールドユナイテッドを率いた。あと、元ミドルズブラのストライカー、リーロイ・リタぐらいかな。

試合は雨の中の凡戦、前半30分にシティが右クロスボールを折り返し、最後はヘダーで先制!、その後もシティが攻め立てダイアモンズはいいとこ無しだが、追加点は奪えず、1-0でホームチームの勝利に終わった。

試合の画像はこれぐらい。

試合の画像はこれぐらい。観戦記もあっさり。

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試合後雨も止んだので歩いてB&Bに戻る。

途中で、寝る前に一杯飲もうかと、SPUR(コンビニ)があったので、入って中でビールやらワインやらを見て回る。

うーーーん、ワインは栓抜きないし、フルボトル一本空けられないし、ビールは6缶パックあっても半分も飲めないし荷物として持ち歩きたくないし、

捨てるのもったいないしなー、どうしよーかなーーー。(´Д` )

と、うろうろしながらも、やっぱり今日はもういいか、と思って店を出ようとしたところ、店の店員に呼び止められる。

は?(・・;)

 

すぐさまドアの前と自分の脇に店員が2人、3人で取り囲んでくる。

「お前何か盗んでないか?」(そんなことを言われた)


はあ???!(◎_◎;)


盗んでるわけないだろ!!!( *`ω´)


「いや、怪しい、なんで何も買わずに店を出ようとしたんだ」

「ポケットの中を調べさせろ」

と、言って店の中にいる他の客の見ている前公開取り調べ!!!
もちろん、何も出てくるはずもなく、無罪放免なのだが、店員は謝ることもせず、


「出て行け」ぐらいの態度で店の外へ追い出そうとする。


ヽ(`Д´#)ノ ムキー!! (`Д´), ヽ(`Д´#)ノ.

あまりにも怒りが湧いてきたので、言葉にもならなかったが、店で後にドアでも思いっきり蹴ってやろうか!とも思ったが、旅先でのこれ以上のトラブルを避ける為、ちょっと離れたところで思いっきり「Fxxx OFF!!!!」と叫んでやることにとどまった。

・・・そのあと、どこかのコンクリート壁を思いっきり蹴って帰ってきた。

宿に戻ってむしゃくしゃしたまま寝れないので風呂に入ってリフレッシュする。
この宿はバスタブにも入れたしお湯もたっぷり出て大満足。

明日も早いのでテレビを見ながら荷造りをして0:30に就寝。