Hail Hail

3月13日(土)

6時起床、30分出発。

運気をあげようと、いつもは置いていかないチップを置いていく。

歩いて25分、ブリストルテンプルミッズ駅到着。

6時54分発のエジンバラ行きに乗車。ブリストルテンプルミッズ(6:54) ~ バーミンガムニューストリート(8:20)

バーミンガムで荷物を預けていく。店のクローズが23:00なのでそれまでにピックアップしないとね。

バーミンガムニューストリート(8:56) ~ マンチェスターピカデリー(10:35)
マンチェスターピカデリー(10:45) ~ ホーウィッチパークウェイ(11:15)

マンチェスターピカデリーからブラックプール行きに乗り、途中のホーウィッチパークウェイで下車、駅からはまっすぐ一本道でリーボックスタジアムへ(現マクローンスタジアム)

 

スタジアムの周りはなんもないっす。(2004当時)

スタジアムの周りはなんもないっす。(2004当時)

 


マンチェスターからの列車は大混雑、ボルトンファンで埋め尽くされ、しかもデカイ奴が多いから息苦しい。。。
スタジアムへは駅から歩いて5分もかからないぐらいほど近い。

チケットオフィスで今日のチェルシー戦のチケットを購入、£22、さらにショップでスカーフも購入。試合開始30分前までスタジアム周りをウロウロし、その後ターンスタイルをくぐってスタジアムへ入場

 

スタジアムのキャパとファンの規模がミスマッチなクラブ

スタジアムのキャパとファンの規模がミスマッチなクラブ (ミドルズブラとかもそう)

ちょうどチェルシーの選手がウォーミングアップ中。最前列まで行き、罵声を浴びせに行く 各選手をチェック。席はゴール裏1階席の中段あたり、上の階にはチェルシーファンが陣取っている。

ボルトンは、当時サムアラダイス監督のもとプレミアリーグ在籍期間を更新中、ビッグサムは、ベンチウォーマー再生工場とも言われ他チームから戦力外になった選手を呼び集め活躍させる手腕は非常に評価されていた。
愛弟子とも言える元ニューカッスル、元ウェストハムの
ケヴィン・ノーランを始め、この試合の1年前はサウサンプトンで見ていたケヴィン・デイビス、ナイジェリアのファンタジスタ、ジェイジェイオコチャ(ファンタジスタなんていい方何十年ぶりに使った)98W杯優勝メンバーのジョルカエフ、レアルにいたカンポ、ギリシャのジャンナコプーロスやデンマークのペデルセンなど、まさに多国籍軍だった。(中田はこの後ね)

一方のチェルシーも元祖多国籍軍、海外から選手を買いあさり、アーセナルに負けじとヨーロッパナイズしようとしたクラブだけのことはあり、15-16シーズン奇跡のプレミア首位!を走るレスターの監督、クラウディオ・ラニエリがこの頃チェルシーの監督、
デサイー、マケレレ、ギャラス、プティのフランス軍団にハッセルバインク、ヴェロン、クレスポ、グジョンセン、ダフなど挙げたらきりがないぐらい有名選手ばかり。
珍しいところでいうと、元ウェストハムで現セルティックカールトンコールが所属。ま、きりがないのでこの辺で。

前半はオコチャ、ペデルセンがチャンスを作るがポストに嫌われゴールならず、一方のチェルシーは良い形を作れず、楽しみにしていたアイルランド代表ダフの突破も鳴りを潜めていた。

 

ジェイジェイ~。

ジェイジェイ~。


0-0で前半を終わり、後半へ。

後半は自力の差がでてしまい、チェルシーが某DF(名前を書くのも嫌になる現キャプテン)とダフの得点で0-2と勝ち点3を獲得。ボルトンは失速し、空回りしてしまいシュートチャンスもほとんど作れなかった。

 

ダミアン・ダフ

ダフ~(セルティックファン)、青を着てても君だけは応援するよ~

 


試合終了を待たずに席を離れ駅へ向かう。
駅では早くも入場規制、10人以上列を作って待っている。

皆一様に今日のホームでの敗戦に憤りを感じている様子、時折声を荒げて不満をこぼしたり怒りをぶちまけたりしているファンもいた。

ホーウィッチパークウェイ(14:40)~ マンチェスターピカデリー(15:00)

次のクルーに行くために、リバプール方面から行くかストークオントレント経由で行くか検討した結果、ストーク経由で行くことに。

マンチェスターピカデリー(15:30) ~ ストークオントレント(16:27)(おかしいなあ、1時間近くもかかる距離じゃないんだけど、旅行記にはそう記してある)

さすが今日はマッチデー、駅での検札は厳しく、警官があちらこちらに配備されている。

ストーク到着は16:27だが、駅到着後急いで時刻表を見るとクルー行きはなんと16:25!!!
あちゃー、出てしまったかぁ~とがっかりしようとしたところ、なんとまだ列車は発車していない!

大急ぎでホームを渡り列車に飛び乗る!なんとか間に合ってよかった~。 とほっとする。
ストークオントレント(16:30) ~ クルー(16:50)
初の2試合観戦はクルーアレクサンドラ x ウェウトブロムウィッチ(WBA)

 

右手奥がスタジアム。

右手奥がスタジアム。

 


駅を降りて階段を上がって改札を出ると、左手すぐにスタジアムが見えて来る。
クルーアレクサンドラFCの愛称は「The Railway Men」と呼ばれる通り、鉄道職員のチームで駅のすぐ近くにもスタジアムがある。

 

スタンドのすぐ向こう側に駅がある

スタンドのすぐ向こう側に駅がある。

 

 

スタジアムのチケットオフィスでチケットを購入、£16.50。
お約束のマッチデープログラムとスカーフも購入、合わせて£9.5

スタジアム周りは両チームのファンが入り乱れている、あまりライバル関係はないような対戦。

クルーアレクサンドラは、若手育成に評価が高い名将ダリオ・グラディ率いる小クラブながら現在2部にとどまり、期待の若手をどんどん発掘している。
過去、元ヴィラ、アーセナルの
デヴィッド・プラット、元リバプールのブルース・グロブラー、ダニー・マーフィや元セルティック監督のニール・レノン、レノンとレスター時代一緒だった今はダンサー?のロビーサベージもクルー出身。
そして2004年当時はその後ウェストハム&イングランド代表まで上り詰めながら怪我のため若くして引退を余儀なくされた
ディーン・アシュトン
ブラックプール、サンダーランドでプレイしたウェールズ代表
ボーガンも所属。

一方のWBAはこの頃、典型的な縦ポンサッカーで武闘派監督ガリー・メグソンがフィジカルを前面に押し出したフットボールを展開。
ここであげられる有名選手は元チャールトンでアイルランド代表の
マーク・キンセラ、ウェールズ代表のジェイソン・クーマス(その後ウィガンでもプレー)や7年WBAで活躍したDFのポール・ロビンソンぐらいか。ロブハルスやホースフィールドの2トップなんて誰も覚えてないよね。

空腹なのでチップスを買いに行こうかと思ったが売店はすごい行列で、このまま待っててもキックオフに間に合わないと諦めてターンスタイルへ。

アレクサンドラスタジアム(通称グレスティロード)はメインスタンドだけ大きいが残りの3面のスタンドはほぼグラウンドレベル。

席はメインスタンドの上部とこのスタジアムでは最高のポジション、試合も見えるし線路も見える。何よりこの日は夕方晴れ間も見えて綺麗な夕日を見ることができた。

 

夕日が撮れなかったので、照らされるスタンドをどうぞ。

夕日が撮れなかったので、照らされるスタンドをどうぞ。

 

キャパは1万人だが、6,000人ぐらいは入っていそう。

試合の方は、1年でプレミア復帰を目指す”ヨーヨーチーム”(昇格と降格を繰り返すチーム)のWBAがアウェーにもかかわらず圧倒的に攻め立てる。
一方のクルーは防戦一方、チャンスすらまともに作れない。

しかしWBAも攻め立てるもゴールは割れず前半は0-0で終了。

後半は前半をなんとかしのぎ切ったクルーが反撃を試みチャンスを作る。

何度か惜しいチャンスを作ったのち、スルーパスに抜け出したFWアシュトンが決めて格下のクルーが先制!!(この時WBA2位、クルーは15位)

スタジアムが歓喜に包まれる。

しかしながら、長くは続かず、先制から10分しないうちにWBAが同点に追いつく!

そしてさらに同点に追いついた数分後には逆転ゴールを叩き込み、WBAが勝ち越しに成功する!

 

WBAのコーナーキック

WBAのコーナーキック

 

 

後半はたった15分足らずの時間で3得点入るめまぐるしい展開。

その後は両チームとも攻め手に欠き得点は生まれず1-2で試合終了。自力の差を見せつけた試合であった。(そういえば今日の2試合ともホームが負けたなー)

アディショナルに入る後半45分に席を立ち駅へと向かう。駅到着時に時刻表を調べており、19時35分発のバーミンガムニューストリート行きに乗れれば21時には着くので、そこから宿探しができる。

しかし、試合開始前にチップスが買えなかったことで朝以降何も食べていない。
さすがに腹が減ったので先ほどのチップス屋でフィッシュ&チップスを購入。
その時にやり取りで少しもたつき時間がかかった。

フィッシュ&チップスを持って駅へと急ぎホームへの階段を降りていくと列車が止まっているので慌てて乗ろうとするが、間一髪!


目の前で扉は閉まってしまった。。。

ガーーン( ;´Д`)

次の列車はなんと45分後!!!

これでは到着が22時過ぎてしまう。。。

ベンチでフィッシュ&チップスを食べていると後かぞろぞろとWBAのファンがやってくる。それに合わせ警官隊も警備体制を強化する。

WBAのファンは逆転勝利にご機嫌で大声を出したりチャントを歌ったりして盛り上がっているが、そのうちファンの一人が線路に飛び降りた!

これには近くにいた駅員も大声で早くそこから出ろ!!!と叫ぶ!

ファンは別のところからよじ登り大事には至らなかった。
(ちなみにこの路線はグラスゴー⇄ロンドンユーストン間の特急が走り、高速でクルーを通過していく列車もある。もちろん日本のように列車通過のアナウンスなどない)

ホント、こっちの奴らの羽目の外し方は日本人的目線で見ると常軌を逸している。

ようやく待つこと45分、クルー始発の「フットボールスペシャル」(警官隊監視付きのフットボールファン用特別列車)でバーミンガムへ。

車内は相変わらずWBAのファンがうるさかったが、警官も乗っているはずなので大事には至らないだろう。

20:20 よーやくバーミンガムニューストリートに到着。

改札を抜けようとすると改札の向こうには警官隊が一列で待機している。

急いで荷物預かりに向かうと、なんとシャッターが半分降りかけている!!!え、23:00閉店だろう?!客がこないからって早く閉めようとすんな!!

なんとかぎりぎりで荷物を受け取り、宿をどうするか思案にくれる。

時間は現在22:30。。。

先ほどの車内放送で明日の日曜日も昨年と同じく、ロンドンユーストン~ウォルバーハンプトン間で断続的なエンジニアリング(集中工事)を行うとのこと。
またもや列車運休やバス代行で時間がかかる可能性大なので、ここは意を決してウォルバーハンプトンへ行くことに。。。

駅を出て街に行ったことのないバーミンガムよりも多少土地勘があるウォルバーハンプトンの方がまだいいかもと結論を出す。

再度、列車でウォルバーハンプトンへ。(先ほどのクルーから乗ってきた列車は途中ウォルバーハンプトンを通った)

バーミンガムニューストリート(22:3?) ~ ウォルバーハンプトン(22:50)

駅到着後早速去年泊まったB&Bに行ってみる、(2度と泊まるか!って思ったんだけど)が、なんとNo Vacancy!(フル)

シティセンターに行く途中にあったホテルで聞いてみると一泊£70!!!さすがに予算オーバーなのでノーサンキュー。

別のホテルがないか聞いてみると、先ほど行ったホテルを教えられたので、そこはもう行ったと言うと、別のホテルを紹介してくれ、地図をもらって行ってみる。

夜のウォルバーハンプトンは結構賑やか。クラブやパブも多く深夜営業している店も多い。
パトカーのサイレンもしょっちゅう鳴り響き、多くの若者が夜中近くでも歩いている。

そんな中重い荷物を持ってヒイコラ歩き、なんとか20分以上かけてホテルに到着。

「Good Hotel」と紹介されたが外観は古め。

エントランスから入りフロントに行くが誰もいない。

奥のパブにいたバーテンダーに聞くと彼がマスターで、シングル朝食なしで£39.95と言われる。

時間も遅く他に当てもないのでここでチェックイン。

インド系のマスターに何しにウォルバーハンプトンへ来たのかと聞かれたので、明日のウェストミッドランドダービーを見に来た、というと「日本からわざわざ来たのか!」と驚いていた(ま、もちろんそれだけじゃあないんだけど)部屋ではスカイTVも見れるし、ドライヤー、必要ないけどアイロンも完備、とまあまあな設備。

早速シャワーを浴びて、その後今日のリーグのハイライトを見て過ごす。

0:30に就寝。