Hail Hail
2016年12月31日(土) その1
午前2時頃から全然眠れなくなる。
あれ?今更、時差ぼけか?
それとも昨日の酔いがまだ残っているのか?
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ホテルに戻ってきてから寝る前に十分水分を取ったつもりなのだが、意外に飲んで酔いが回っているのかなと思い、再度水分補給。
その後も朝まで何度となく目が覚める、というかねむれない状態が続く。
結局二日酔いなんだということにして、なんども水分を取ったりビタミン剤を取ったりしてまんじりと過ごし、何時に起きたんだか、何時まで寝てたんだかわからない状態で起きることにした。
昨日買っておいた朝飯を食べて、カメラ、フラッグ、ヘルメット、バッジ等を用意する。
待ち合わせのギャロウゲートまで安全を考えタクシーで行くことも考えたが、シティセンター内は緑の格好を身につけないことで、やり過ごせるだろうと思いナップザックの中に入れて持ち歩くようにする。
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9時半にホテルを出発、今日は曇りぞら、これから天気は崩れる予報。
シティセンター内ではちらほらレンジャーズファンを見かけるが危なそうなやつはまだいない。
逆にセルティックファンもあまり見ない。アーガイルストリートのセルティックショップではまだ開店していないが、開店前でも何かいたずらされないように、店員が外を見張っている。
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街中は嵐の前の静けさといったところか。静寂に包まれているが、やはり自分が緊張しているせいか張り詰めた空気を感じる。
アーガイルストリートを抜け、時計台の前を通る時に数人のセルティックファンとすれ違う。ギャロウゲートに入る前にちょっと寄り道して、トゥールブースバーへ。
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ここでは昨年のセントジョンストン戦の時に乗せてもらったソルトマーケットCSCのバスの集合場所になっている。友人のクリスが、ここのバスでアイブロックスに行くと言ってたので、寄り道して挨拶とバッジを渡す。
店と反対側の歩道に集団がいたので、近づいて行ってみるとクリス発見。
彼もこっちに気づいてようやくの再会。
あまり時間も余裕がないので、2、3言喋って、バッジを渡し購入してもらう。
何時出発か聞かれたので11時、というと随分ゆっくりしてるなあ、うちは10時30分には出発するぜ、とのこと。
試合後に会えたら会おうと約束してクリスと別れる。
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そのままギャロウゲートを歩いてフープスバーへ行こうとしたところちょっと手前でニューカッスルの、タインサイドNo1CSCのロバートとジョンと再会。
彼らとは3月のハンブルグ以来だった。
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いつも彼らはニューカッスルからやってきてフープスバーCSCのバスを利用している。
まだフープスバーがオープンしていないとのことで、エメラルドアイルに行ってしばし過ごす。ドリンクを勧められたが朝から飲む気にはならないしバスの中でトイレに行きたくなるのも辛いので遠慮しておく。
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3人で再会を祝って写真を撮ったり来年のベガスの話やタインサイドNo1CSCの話をしながら待っていると、警察が店内に入ってくる。
緊張が一瞬走るが、監視しているだけなのでトラブルにはならない。
そのうちフープスバーがオープンしたということなので、エメラルドアイルを出るとフープスバーの前には入店待ちの行列が。さらにはバスももう来ていてファンが乗り込み始めている。
フープスバーの行列にはラスベガスであったキアラが父親と一緒に来ていた。あまり時間がないものの挨拶をして写真をとる。これからバスに乗るので試合が終わったら一緒に飲もう、と行って別れる。
バスではもう乗車が始まっているので、バスの外観の写真を撮って列に並んで乗り込む。70人が定員と聞いているが次から次に乗ってきてあっという間に満員になった。隣には昨日あったパディが座ってきた。
乗車率は定員オーバーしているようで、今回バスに誘ってくれたCSCのプレジデント?セクレタリー?のマーカスがマイクで何人かタクシーで行くよう指示をする。
なかなかボランティアが出てこなかったが、ドライバーにも促され数人渋々降車していく。地下鉄では絶対に行ってはいけないので、(トラブルになるし、仕切られていてセルティックエンドにはいけない)バスが使えない場合はタクシーで行くしかない。
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発車時刻になってもなかなか出発できなかったがようやく発車。クライド川沿いを走り、セントラル駅を抜けて少しだけM8のフリーウェイへ。
車内では大ボリュームでアイリッシュレベルソングの曲がかかっている。
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そんな中でマーカスは乗車しているファンからバス代を徴収中。自分の番に来た時にやっと挨拶ができた。彼とは3月のハンブルグで会う予定だったが、急遽行けなくなり、今回が初対面。ドイツ人セルティックファンのミックから頼まれていたバッジをミックからといって渡す。
さらに、バス代も£7もしはらう。
バスは一路アイブロックスへ向かうがフリーウェイでかなりの渋滞。空港方面とアイブロックスへ行く車で詰まっている。
しばらくのろのろ運転でやきもきさせたが、あるところでスピードを上げてフリーウェイから出てロータリーを抜けて、一般道へ。
そこから10分弱で、降車することとなった。
周り一面セルティックのバスだらけ、うひゃーこれは帰りにバスを見つけられるか心配だなーとちょっとビビる。おそらく100台近いバスがグラスゴー周辺、スコットランド、アイルランドからやってきている。
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降車後はそれぞれスタジアムに向かう。前回はかもちゃんと一緒だったのだが、今回は一人なので多少心細い。
しかも、アウェーのアイブロックスなので楽しみ、というよりも緊張感や不安感が先立つ。
沿道では早くもチケットを求めるファンがちらほら。前回の2008年の時よりチケットを求めるファンは多いように思う。さすがに今回は日本人はいなかったけど。
道の反対車線にはレンジャーズファンが並行して歩いている。セルティックファンは向こう側に歩いているレンジャーファンにチャントや罵声を浴びせかけているが、レンジャーズファン側にそれほど人数がいないのと、セルティックファンに対して無視をしているのでいざこざにまでは発展しない。
さて、じゃあこの日のために色々準備してきたこと用意しますかね、と歩きながらバッグをゴソゴソ。
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しかし、まずはじめに第1の失敗。せっかく持ってきたGo-Proが電池切れ!というか充電を忘れていた!!!せっかく、入場から試合までの動画を撮ろうと思ってたのにー。(前回充電したの1か月前だから大丈夫だと思ってたら、消費しちゃうのね)
さらに第2の失敗、この日のために日本で用意して持ってきたグリーンに塗ったヘルメット。入場前に被って入ろうとしたことで、なんと警察に没収される!!!
スタンドに入るまで我慢しておけばよかった。(; ̄O ̄)
仕方なしにスマホで動画を撮影しながら進むが、やはり片手がふさがるのが辛い。
通りの向こう側を歩いているレンジャーズファンに対して挑発と罵声をあびせかけるセルティックファン。
その2へ続く