Hail Hail

 

2016年12月30日(金) その2

 

 

パーティックシスルFCのホームスタジアム、ファーヒルから、歩いて駅に戻り地下鉄で再度セントイーノックへ。
14時を過ぎていたのでホテルに戻ってチェックイン。

左手の天井が斜めってて何度頭をゴチンとしたことか

夕方の待ち合わせまで時間があるので、ここぞとばかりにシャワールームで洗濯をしようと思う。

ホテルに戻ってくる前にパウンドランド(1ポンドショップ)で洗剤を買ってきて早速素足になって洗濯を始めたが、どうにも泡立ちが良くない。。。

と思ったら、


なんと買ってきたのは、ガラス、食器用洗剤
濯用洗剤ではなかった!!!

(; ̄ェ ̄)

 

なんか、肌触りもゴワゴワしておかしいなーと思ってたんだよ。

あー、せっかく少し洗ったのにぃとほぞをかみながらも、再度足を拭いて靴下、靴を履いてパウンドランドへ。
最初からこれかなって思っていた洗濯用洗剤を買っておけばよかったのに。

洗面台が小さすぎたので、シャワールームで洗濯。ただ、これがきっかけだったとは。

再びホテルに戻って洗濯を始める。思い返せばおそらくこの時に“やってしまった”ようだった。

1時間以上かけて洗濯終了、狭い部屋だけどけっこう干すところは多く、ハンガーもあるのでフル活用して洗った洗濯物を干す。受付では£15/バックでクリーニング業者にお願いできるが、15ポンドなら自分でやったほうがいいと判断。しかしこのつけは大きかった。


洗濯を終えた頃には18時近くになっていたので出かけることに。

次の待ち合わせはシティセンターにあるグラスゴーで一番古いパブの「スローンズ」へ。
まだ集合時間の6時半になってないけどもう来てる、というメッセージがあったので行ってみると、今回初対面のジェイミーがテラスで飲んでいた。


彼は父親が日本人で母親はスコットランド人。小学生まで大阪で過ごしその後スコットランドで育った関西人とスコットランドのハーフ。FBで東京CSCを見つけてきてくれて、いつか会おうと言っていた。


その後1年ぶりとなるマーティンと再会。
去年、というか今年の頭に日本に一時滞在していたので、2015年5月にグラスゴー,12月に日本、そして今またグラスゴーと、あっちこっちで再会している。10年以上になる親友。


まだ寒くないのでヒーターも付いているテラスで3人で飲んでいる。
他にも28日にあった別のジェイミーや、グラスゴーでいつも仲良くしているピーターとクリス等も読んでごちゃまぜな感じだが、果たして他にきてくれるのだろうか。

 

今回の会う目的は途中から変更になり、昼間あったイアインに教えてもらった豚骨ラーメンの店「Ramen-Dayo」に行くこと。
マーティンが大の餃子好きで、前回の2015年や年末にあった時も餃子づくしなぐらい餃子が彼の眼の前にはあった。
飲んでる最中から、もうソワソワし出しているので、一杯飲み終えたところで、全員集まっていないけど、Ramen-Dayoに行ってみることに。
スローンズからも歩いて2〜3分のゴードンストリート沿いにあるRamen-dayo。
入ってみると中にはモノホンのラーメン屋台が置いてある!
飾ってある提灯やのれんなども一目見てわかる完全なる日本製、メニューも綺麗で流暢な日本語、ネイティブじゃないと書けないレベルと書体だった。

ラーメン&餃子に待ちきれない様子

屋台の出来が本物にしか見えなかったので感動していると、屋台の近くにいたスタッフ?が流暢な日本語でこの屋台は日本で骨組みを作ってもらってグラスゴーに空輸して、グラスゴーで組み立てた本物の屋台だそうだ。
オリジナルで発注ってすごいなー、と感動。

 

これは開店前に撮ったもの、左手の屋台は日本製、提灯やのれんもまんま日本製。吉祥寺のハモニカ横丁のイメージでレイアウトしたそうだ。

少し入り口で待たされ奥の4人テーブル席へ。それぞれ豚骨ラーメン、豚骨醤油ラーメン、担々麺を頼み、餃子、ビール、ウーロン茶などを頼む。
割り箸から醤油からラー油、胡椒まで全て日本で使っているものと一緒。

これはマーティンが食べた担々麺。他にもとんこつ、とんこつ醤油の3種類から選べる。

サイドメニューには味玉(この時はなかった)やら
ビールはスーパードライだし、メニューにはウーロンハイや緑茶ハイなどもあった。

餃子も小ぶりだけど味は本格的、野菜、豚肉などから選べる。ベーガン(ベジタリアン)向けのメニューも考えられている。

出てきたラーメンも餃子も、ちょっと小ぶりな感じがするが、味は完全に日本のラーメン。細かいことを挙げればきりがないのかもしれないが、グラスゴーでこの味を出せてるのは奇跡に近い。
店員の女性が大阪の人だったのでいちいち感動している様子を伝えると、それを聞いていた店主のポールが流暢な日本語で話しかけてきた。さっきの屋台の説明をしてくれたスタッフが実は店長のポールだった。
ポールは日本で11年間、早稲田大学等で働きながらラーメン作りを研究。どこかに弟子入りしたわけでなく、独自で研究したそう。どこの味を手本にしたとかはなくレシピはオリジナル。

9月からオープンして現在3か月で評判は上々らしい。グラスゴーの人々にも受け入れられているそうだ。
ポールの友達が世界的にも有名なDJで、彼の協力で色々なメディアでも紹介してもらっているらしい。

器用に箸を使う地元の人も結構いた。 日本酒の徳利がww

新宿のゴールデン街や吉祥寺のハモニカ横丁をイメージしているが、店内に入るとここがグラスゴーであることを忘れさせてくれる雰囲気。
海外にいてここが日本か海外かわからなくなる錯覚に陥ったのはサンフランシスコのSakana以来だ。

マーティンは餃子が完全にツボに入ったようで、次から次へお代わりしている。(結局3皿)、2015年にあった時はソーキーホールストリートの中華屋のダンプリングス(中華餃子)がお気に入りだったが、これで完全に鞍替えしただろう。

ジェイミーは、サービスでハイチュー(パッケージが英語表記だったが)をもらっていたし、梅酒のボトルをサービスしてくれてしこたま酔った。
途中に日本人の親子らしき2人組が並んでいたので、話しかけると娘さんがこっちに留学していて父親が会いに来たらしい。彼らもここの味にいたく感激して食後ポールにしきりに感謝していた。

 

オーナー兼店長のポール、超日本語流暢。写真だけだと、ここがグラスゴーなのか東京なのかわからない。

UKでもここ15年の間で日本食もポピュラーになり、チェーン店のYo-SushiやWasabi,グラスゴーにはWagamama、Ichibanなどの店があるが、自分はまだ行ったことがないものの日本在住経験のある友人等や日本人の友人からの話では、オーセンティックなものではなかったり、日本もどきなものが多いのを聞いていた。

しかし、最近ではロンドンでも日本のチェーンが現地出店したり本格的な味が増えてきたらしいのだが、このRamen-Dayoも他に遜色ないレベルではないかと思う。酔った勢いで日本に帰ったら色々なメディアにレビュー投稿してみるよと約束、さらに何か日本のもので欲しいものがあったら連絡を取り合って送ることも約束した。
ちなみに彼はイーストエンドの出身だけど、フットボールは大嫌いらしい。やはりセルティックとレンジャーズの諍いを見ているだけになおさらみたい。
明日のホグマニーはオールドファームがあるのでトラブル回避のために閉店し、1日、2日もお休みにするとのこと。

途中から、シンガポール在住のセルティックファンのステファンも合流して5人で飲んでいたが、あっという間に11時になっていた。

スタッフとも一緒にみんなで記念撮影。

最後店員さんも含めて全員で記念撮影して店を出てそれぞれ挨拶をして別れた。
ジェイミーとはまた東京で、ステファンもまた東京での再会を約束し、マーティンからは明日は気をつけろよと声をかけてもらいそれぞれの家路に着いた。


結局、ピーターとクリスの二人は合流せず、ジェイミーは仕事が終わらないということでキャンセルとなった。
結構セーブして飲んでいたはずだが、梅酒が意外に効いていて明日の大晦日は大一番なので、早めにホテルに戻ってシャワーを浴びて就寝、とはいかず、大丈夫なのかと思いながら、セントヴィンセンツへ。

 

夜中近いにもかかわらず結構ごった返していて有名なレベルミュージシャンのギャリーオグ(彼は2011年のオーストラリア、シドニーのプレシーズンツアーで会っている)が演奏していた。

そこではハンブルグ以来のパディーともう一人インド系で名前がわからないxxと再会。ちょいちょい知り合いと会えるのは嬉しい。

ギャリーオグのライブを最後まで見て、その後も店は開いていたがさすがに次の日に影響すると思いホテルに戻って就寝。

 

まさか次の日がこんなことになるとはつゆ知らず。。。

Ramen-DayoのFBページはこちら

 

次の日へ続く。