Hail Hail
2016年6月11日(土) その1
朝9時起床。起きてシャワーを浴びる。
昨日から聞こえてくる、鼻歌?は、今朝も聞こえてくる。一体誰だ? それともポルターガイスト??
いろいろ準備して10時過ぎに出発。今日は午後からHuddle Down Under参加者によるフットボールマッチがあるのだが、ここ6〜7年プレイしていないのと、最近の運動不足から参加を辞退。
今朝は青空が見えて少し肌寒さはあるけど気持ちのいい天気。
歩いてパース駅へ向かう。
パース駅は線路沿いからでももちろん駅舎に入れるのだが、ホテルを出てまっすぐ行ったアーケードのマレーストリートモールからも駅へ通じる入り口があるのを発見。エスカレーターで降りて長いスロープを歩いて駅に到着。
駅員にフリーマントルに行くにはどのチケットを買ったらいいか聞き、その通りのチケットを買って乗車。
今回はあまり交通機関を使わないので、SUICAみたいなカードは買わないで毎回切符を買うことにする。
駅構内は人もまばら。車での移動がメインなのだろう。それでも近郊の町へは全て電車で行けるほど路線網は発達してる。
ドイツでもそうだけどこっちは駅には職員の人数を割かずに電車内での検札重視している。おそらく検札だけじゃなく車内での違法行為等の監視もしているんだろう。車内の広告に車内の検札係は警察と同様の拘束、逮捕権を持つと描かれている。
行きも途中から乗ってきた検札係が切符のチェックをしていく。
電車は各駅停車ながら30分ほどでフリーマントル到着。
駅に出るとのどかな雰囲気、郊外の町らしく高層の建物がまったくないので、空が高く感じられる。
スマホで地図確認し、まずは「釣りポイント」へ。
最近釣りに行ってないし、できることならパックロッド(折りたたみできる竿)でも買って釣りでもと目論んでいたが準備間に合わず今回は見学のみ。
スワン川の河口沿いに「Eシェド」という倉庫を改造してマーケットにしている建物の前を通った船着場らへんが釣りスポットらしいので駅を横断してEシェド方面へ。
観光用クルージングボートの船着場近くで釣りをしている人を発見。
親子で釣りをしていたり、カニ?を狙って手釣りをしている老夫婦などがいるが、釣果はまだのよう。
釣り禁止ポイントなんかも場所によってはあるが、釣りしている人自体も多くなく、近所の管理釣り場や釣り公園とは大違い。
河口側は意外に風が強くラインが更けて流されてくるぐらい。
Eシェドにあるアングラー、ダイバーショップに入ってみたが、さすがにわざわざ買いたくなるようなタックルは置いてなかった。もし、買っても持ち帰ることはないだろう。
河口側からEシェドの建物を越えた先に何やら黒い建造物が、と思ったら潜水艦が陸揚げされていた。
展示用?東京湾でも航行している潜水艦はよく見るし、ドイツのハンブルグでもU-ボートの博物館があったが、陸揚げされて置いてあるのを見るのは珍しいかも。
潜水艦のそばにある建物の脇を犬を連れて散歩している地元の人がいたので後をついていき再び線路沿いに。
すると右手に海が見え砂浜も見えたので行ってみることに。
小さいながらビーチ沿いを歩く。どう見ても日本でイメージする冬の海とは正反対なくらい穏やか。
小さなビーチを過ぎるとカフェがあり、そこに舗装された段差があったので、休憩がてら腰掛けて日光浴。
暑くなく寒くもなく気持ちいい。ここはなんとなく時間がゆっくり流れている感じがする。
時間を見ると昼近くなので、ネットでシーフードの店を調べて行ってみることに。線路の向こうにあるのかと思いきやもうすぐ近くまで来ていたことに慌てて気づいて引き返す。さっき休憩していたカフェの裏手にあった。
何軒か同じようなシーフードレストランが立ち並んでおりそれぞれ「売り」となる料理がオイスターなのかシーフドチャウダーなのかフィッシュアンドチップスなのかで分かれている感じ。
その中でも検索でヒットした「kailis(カイリーズ)」へ。
店の中は、カウンターオーダーする形式で、セルフサービス。4つほどそれぞれフィッシュフライ、バーガーのコーナー、スイーツ、アイスクリームのコーナー、ドリンクのコーナー、シュリンプ、オイスター、ロブスターのコーナーと分かれている。
ここにきたらロブスターは無理でもシュリンプやオイスターを堪能したいと思い一番奥にあるシュリンプなどのコーナーへ。ヒョエーー、プレート一つで$20,30とか当たり前。さすが観光地、と言いたいとこだが、毎度毎度物価の高さを感じる。
さすがにロブスターも入っているプレートは$60とか$80とか、一人で注文する感じではないので、シュリンプ、白身のソテーのプレートに、オイスターのハーフ(6個)を頼むとこれだけで$50近く。
金額に多少冷や汗が出る中、まあいいかと注文し料理ができたら鳴らしてくるブザーを渡される。
気持ちのいい観光地に来てるのだからと、オーストラリアで有名なビールのVB(ヴィクトリアビター)を買って料理が出来上がるまでテラスでちびちび飲んで待つ。
それにしてもテラスの周りにはカモメに似ている海鳥がいっぱい。
意外に人慣れしているようでかなり近くまで寄ってくる。
最初は、ほほおずいぶん人慣れしているなぁ、と写メ撮ったり眺めていたりしたが、そこかしこに「餌を与えないでください」の注意書きが。
アラームが鳴ったのでテラスの席を確保しつつ料理を取りに行き、早速いただきまぁ〜すとモリモリ食べているところを、、
「ヒュッ」
なんと海鳥が料理めがけて飛んでくるのである。
手で払いのけてもすぐ近くで待機し、ちょっとの隙を見て
「ヒュッ」
と再び料理めがけて急降下し、アタックしてくる!
他の鳥も同じようで、しかもそこにいる人数によって襲撃するかしないかを決めているのである。
大人数のテーブルには決して近づかず、一人、二人、もしくは片親が子供連れだとすると、ターゲットロックオンし、執拗に攻撃を仕掛けてくるのであった。
スタッフも何人か居てテーブルに食べかけの皿とかを残しておくと一斉に鳥が襲ってくるので、空いたテーブルにいる鳥を追い払ったり、鳥に襲われる前に皿を片付けたりしてくれている。
こりゃあさすがにたまらん、と店内の席を探すがほぼ満席、さすが他のお客さんはよくわかってらっしゃる。
仕方なくテラスでも店舗に近くグループ客が近くに座っている影の席で食事をすることに。
さすがに襲撃はほとんどなくなったが、たまあに近くまでやってこちらの隙を伺う鳥がいた。
ちなみにさっきまで座っていたところは他の客がなんどもやってきたが、その度に襲撃を受けていた。
つまり一番標的にされやすい場所で恰好の条件を持った(一人)ターゲットが座ってたってことなのね。
注文したプレートはシュリンプはまあまあ、白身のソテーは、シーバスぽい感じだが、味は普通。オイスターはもちろん新鮮だけど、身の大きさは日本で食べるよりも小ぶりだった。
確かにオーストラリアの海産物も美味しいけど、やはり日本産の方が個人的には合う。
料理はそれなり、値段は高い、鳥のせいでゆっくり食べてもいられない。
それでも、今地球の下側で穏やかな気候と時間の流れの中で食事をしていることを満喫する。
ま、色々あってもそれもひっくるめて楽しんでることが大事かな。
その後は、さしたる襲撃も受けずに完食、、、した途端にスタッフがやってきて皿を片付けていった。
ゆっくり食後のビールを飲みながら、鳥に襲われるカップルや親子連れを見物し、飲み終わったところで店を出る。
海沿いの他の店の前を通って行ったのだが、他の店ではそこまで襲われている人はほとんどいなかった。
おそらくあそこの客が餌付けしてしまい、鳥が居着いてしまったのであろう。
その2へ続く。
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