Hail Hail

 

2016年6月10日(金) その3

 

巨大な公園を後にしたはいいが、散々歩き回ってヘトヘト、しかもさっき路線バスは目の前で発車してしまい次はどのくらい待つのかはわからない。

入り口近くでバス停があり、市内中心部を走っている無料バスのCATというのがあるが、”どう乗っていいのかがわからない。ちょっと調べたところによると行き先のバス停を言わなきゃいけないと書いてあった気が。

公園の入り口から乗れるCATバスは遠回りして市街地に行くため、15分ほど歩いて別の路線(赤、青、緑の3種類がある)のレッドラインのバス停へ。

停留所で待っていると一人地元の人が並んでいたので彼の真似をすればいいやと思って後から乗車。前の彼は特に行き先も言わずに乗車する。
なんだ、取り越し苦労だった。これならもっと早く利用すればよかった。

ちょうど時間帯的に夕方の交通渋滞が始まりバスもノロノロ運転。
歩いて行ける距離でもあったが、少しでも足を休めていたいので乗車し続けることに。

駅を過ぎると乗客も減りバスもスムーズに運行し、ホテルのすぐ手前で降車。

部屋に戻りシャワーを浴びているとどこからかなんか「歌声」?的な音が聞こえて来る。
はっきりとした歌詞を歌っているのではなく鼻歌的な感じ。

こんな時間からご機嫌な宿泊客でもいるのだろうか。

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夜のノースブリッジ。他の国の繁華街に比べてオーストラリアだからか、いかがわしさ薄め。

シャワーでスッキリした後、出かける準備をして18時すぎに出発。ロージーまでは便利なCATバスはないので歩いてく。

パース駅の手前から駅を横断しノースブリッジの区画へ。週末金曜日なので通りも賑やか。
昼間のピザがまだ効いているのか食欲はないので飯は食わずにロージーへ向かう。

ロージーのドアを開けるとすでに何人ものセルティックファンが飲んでいる。面識、交流のあるシドニーシティCSCのメンバーはまだ来てないようだ。

そんな中去年のラスベガスで仲良くなったパース在住のアンディと1年ぶりの再会した。彼はフェイスブックやSNSをやってないので,ラスベガスであった後は音信不通になっていた。

アンディと飲んでるとシドニーの面々もやってきた。メルボルン在住の”兄弟”、韓国人のトム、ラスベガスでもグラスゴーでも有名人のブライアン、そしてシドニーシティCSCのプレジデントのジム他、トム以外は1年ぶりの再会。

彼らと飲んでいると一人の初老の男性に声をかけられる。彼の名はトニー。何年も前から東京CSCのバッジを作ってもらっているバッジ職人。他のCSCのバッジも作っていてデザインから請け負ってくれる。先月ぐらいからメールでやりとりしていたが今回は条件が合わずだったのだが、パースに行くので挨拶しようということになっていた。

今回の作成の件や今後のことなどしばらく話していると、トムもトニーに興味があり、交流のある上海CSCに紹介したいと言っていた。

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ロージーの2階はパーフェクトなセルティックパブ!

そうこうしていると時間になったので店内にある階段を登り2階に上がる。

ロージーの1階は普通のアイリッシュパブでテーブル席もあり料理も出るしモニターも複数台あるのでここでスポーツ中継も見ることができる。当然のことながら店内禁煙、喫煙者は店舗の外にあるテラス(オーストラリアは店舗の敷地外での飲酒は違法)で飲みながら喫煙できる。さらにテラスにはヒーターも完備。

しかしセルティックの試合、およびパースCSCの集まりは1階ではなく2階と、1階と建屋を別にした

ステージ付きの大ホール。

この日のウェルカムパーティは2階で行った。一つのパブでこれだけの設備が整っていてそれが全てセルティックファンだけのための施設だなんてすばらしすぎる。

オーストラリア最大のセルティックコミュニティを持つシドニーで最大のパブ「Cheers Bar」だってセルティックファン専用スペースはなく、パブではリバプールやエヴァートンの試合も行われる。

今まで行ったセルティックバーの中でここまでの施設、設備を持ったパブはグラスゴーにもダブリンにもロンドンにもない。

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壁にはたくさんのレジェンドの写真やレプリカが所狭しと飾られている。

2階に上がると1階のトラディショナルなアイリッシュパブの様相とは打って変わり一面緑の壁、さらには所狭しと飾られたレプリカや写真の数々、ジミーションストン、トミーバーンズ、などのレジェンドの巨大レリーフもあるし空いている柱には様々なメッセージが書き込まれている。

まさにセルティックファンのためのスペースとしか言いようがない。

壁面のモニターではスライドショーで色々なイベントの写真が映し出されているが、その中には自分もラスベガスの時に写してもらった写真も出ていた。

上でもさっそく乾杯ししばし歓談。メルボルンCSCのメンバーが持ってきた自分たちのバナー(フラッグを)ステージ近くに掲げてたのを見て羨ましくなり、5年前から度々持ってきているフラッグを取り出すと周りの反応が色めく。

さっそくフラッグを持って撮影会開催。アンディやブライアン、ジムは去年のラスベガスでもバナーを見ているが日の丸の中にセルティックのクレストをトレースしたのは見ていないので、お披露目。よりセルティックのバナーぽくなったでしょ?自分でトレースしたんだぜーとプチ自慢。

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チャーリー アンド ザ ボーイズと記念撮影。

トムに相談して壁のどこかにバナーを貼りたいんだけどテープかなんかないかな?というと気を利かせてくれて下のカウンターで貼り付け用のゴム(チューインガム的な感じ)をもらってきてくれたので階段からほど近い壁にバナーを貼り付ける。

明日のメインのチャーリー アンド ザボーイズのメンバーも来ていて彼らと交流があるトムから紹介してもらい、それぞれとあいさつした後バナーの前で記念撮影。さらに元セルティックの選手で今回のイベントにわざわざパースまで夫婦で参加してくれたジョージ・マクラウスキともあいさつし記念撮影。

去年のラスベガスでもあってるんだけど、実は1980年代の選手なのであんまりプレーとか知らないんだよね。

本当はもともともう一人リスボンライオンのレジェンド、個人的にも大好きなバーティオールドが来るはずだったんど、高齢でちょっと前まで体調も思わしくなかったらしく今回は残念ながら不参加。(現在は元気みたい)

そんな中ウェルカムパーティの前半のライブが始まる。

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ビリーマクニール、ジミージョンストン、トミーバーンズの写真をバックにセルティクソング、レベルソングを披露。

プロのミュージシャンではないがパースCSCのメンバーで十分ライブもできるメンバーが、いつものアイリッシュレベルソングやセルティックソングを演奏していく。

2階の会場にはすでに100人近く集まっている。

ライブもいい感じに盛り上がって曲に合わせて思い思いに大合唱し満喫し1時間ほどで前半のライブは終了。

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各CSCによるクイズ大会

続いてオーストラリア各CSC対抗によるセルティッククイズ大会。シドニーシティ、メルボルン、パース、ブリスベン?そしてパース近郊の町マンジュラにあるマンジュラCSCで行った。自分一人で参加しているのでクイズには参加していないが、さすがに半分ぐらいかな、問題も理解できて答えもわかったのは。

クイズの回答集計の間にパースCSCのチェアマンから今回のイベントに対する協力と参加に対する感謝のメッセージが話され、さらにそれぞれ協力、参加してくれたマクラウスキやチャーリーアンド ザ ボーイズ、他CSCの代表にパースCSCから感謝と記念の盾が贈られた。

初日から素晴らしい準備とホスピタリティに感心しきりで、ライブやゲストの手配やイベントの準備、チケッティングなどSNSなどを活用して円滑に行われていて素晴らしいなあ、さらにこんな仲間への感謝も忘れない、さすがだなー、なんて思ってたら、「次は、今回わざわざオーストラリアの外から参加してくれてセルティックのサポートはワールドワイドだということを改めて感じさせてくれたことに敬意と感謝を表して東京CSCにも盾を贈ります!」

えーーーー?!Σ(゚д゚lll)

まじっすか?

何にも聞かされてなかったし、ただリーズナブルなチケットが取れたので友達会いに行くついでにフラフラ遊びに来ただけなのに。

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ありがたくいただきました。感謝。

そしたらなんと満場の拍手!!!

照れくさいやらありがたいやら。もちろんせっかくなのでありがたくいただきました。とても嬉しかったのは言うまでもない。

記念に盾を持ってバナーの前でも記念撮影してもらった。

クイズ大会はシドニーシティCSCが見事優勝し、何かのチケットをもらったようだ。

後半またライブで盛り上がり、いい感じに酔って盛り上がってしまったのでついつマイクの前に立ってしまいチャントを歌ってしまうという相変わらずのノリを見せてしまう。ライブ終了後もマンジュラCSCのケビンが中心となりセルティックチャントやセルティックソングを大合唱。

念願だった新監督ブレンダンロジャースのチャントも録画できたし思う存分歌うことができて満足。

宴は深夜近くまで続いてライブ終了後も多くが残っていたが、昼間の疲れもあっておいとますることに。壁に貼り付けたバナーは外して持ち帰ると目立つのでそのままにして立ち去る。まあ、誰も獲って行かないだろうし、明日店に来て持って帰ればいいやぐらいのゆるさ。万が一無くなってもまた別のを作ればいいし。

深夜になり少し冷える街中を歩いてホテルへ戻る。夕方シャワー浴びたからいいやとそのまま就寝。

1時近かったかな。

次に日に続く。