Hail Hail

 

2016年6月10日(金) その2

 

食事を終え再びシティセンターへ。この時間帯になると雲も切れ始め青空と日差しが覗いてくるように。
こうなると秋というより初夏の日差しになる。T-シャツ1枚でOKなぐらい。

食事の後にSNSのチェックをしていたら今回のロージー、オグレイディの他に「フィニアンバー」といういかにもなアイリッシュパブがあるという。15分ほど歩いてフィニアンバーへ。
外見だけ確認して川の方面に坂を下りていく。

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川沿いから見たシティセンター、更地に一面の芝生って日本人にとってワクワクさせられるものがあるような。

シティセンターを縦断するようにまっすぐ歩くと、湖にも見えるようなスワン川にたどり着くのだが、川岸は一面の芝生、今は平日の昼間でほとんど誰もいないが、めっちゃ春、夏とか気持ちよさそう!

この川はおそらく汽水域(海水が入り込んでくる川のこと、海の魚も川の中で泳いでいる)なんだろう。
たまーに魚らしきライズや、鳥が水面をつついたりしている。

川沿いを歩いていくとバスターミナルに出たので、次の目的地であった動物園へはどうやったらいけるのかを調べに行く。

バスターミナルに行って時刻表やら路線図を見るが、いまいちよく分からない。

動物園は近そうだが、どのバス?電車?でいくの?逆に水族館へは?
どうやら水族館は明日行く予定にしているフリーマントル近くにあるらしい。
いろいろな路線図とにらめっこしていたら、お腹が痛くなってきた。

オーストラリアのトイレはどこも無料、しかも綺麗と日本みたい。さらにトイレットペーパーも日本並みに上質なので、時差もないし、こりゃあワーホリとかで人気が出るのもわかるよねー。

なあんて、呑気なことをぼんやり思い浮かべながら、用を足して水を流して個室を出るとちょっとした、いや、明らかな違和感。。。。

え、入るトイレ間違った!!!(>人<;)

もう、これ以上は言うますまい、運良く見つからなかったから、気づかれなかったからよかったものの、ええ、この歳にして犯罪を犯してしまいました。パースの皆さんゴメンなさい。

しかし、なぜ気づかなかったのか全く不明。 平日の昼間の人の少ない時間帯で本当によかった!!!
(このネタが事実か創作かは皆さんの想像にお任せします)

ともあれすぐさまここを離れようとそそくさと建物から出て別の通りへ。。。

いやあ、冷や汗かきまくりのひとときだった。

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うーん、結局電車、バスの移動はよくわからん、ということになり、天気もこれ以上崩れることはないと思うので、もう一つのオススメだった歩いていけるキングスパークへ行くことに。
バスターミナルの脇の道を歩き街路樹の紅葉が綺麗なのでカメラに収め急勾配の坂を登ること15分ぐらい。

キングスパークの入り口に到着、時間はちょうど15時ぐらい。

入り口からドーーーンと、巨木が脇に立ち並び聞いたことないような野鳥の鳴き声がそこかしこにこだましている。
さすが独自の生態系。

 

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どんだけーって、ほど枝分かれした木、根っことかすごそう。

 

 

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10mぐらいはありそうな高い松。

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どこからか移植してきた珍しい木

 

ヤシの木はもちろん白樺ぽいが、表皮がツルツルの白い木やアホみたいに高くてでかい松の木など、決して木マニア(なんているのか?)じゃないけど、ヨセミテのジャイアントセコイアなんて目じゃないぐらいの巨木たちが、市街地からちょっと行った公園で観れるという贅沢。

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公園からスワン川の向こうまで見渡せる。

立地的に高台にある公園なので、いくつか見晴らしのいいビューポイントがあり、観光客や地元の人たちがそれぞれ自撮りしたり、写真を撮ったりしている。

ここからだと、スワン川と市街地、さらに川向こうの半島とをつなぐ橋も見えてなかなかいい景色。

さらには、公園内にいくつも第1次、第2次大戦の記念碑などが建てられている。
第2次大戦では敵国だった日本人からするとなんとも複雑な気分ではあるが。。。

30分ほどかけて入り口からの直線道路を歩いてレストランや土産物屋、駐車場がある一角へ。ここにも第一次大戦の戦没者を追悼するモニュメントが建てられている。

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第1次大戦のモニュメント。アンザックデーも第1次大戦の追悼のための記念日。

ここで一息、芝生にでも寝転んで休憩、、、と行きたかったが、あいにく曇ってきて風が吹いてきて肌寒くなってきたので付近をうろうろすることに。

ほど近いビューポイントで橋の方面を眺めていると、何やら水面を割ったような水しぶきが見えた気が。。。
確かに近くに鳥が集まってきており、水面にベイトとなる小魚がいる雰囲気はある。
よくよく凝らして見るとだんだんその鳥群れは橋のたもとに近づいていくる。

しかも、水面を割った魚らしき姿は背びれを出して、鳥の下をぐるぐる回って捕食しているように見える。
数度、全身を出してその姿を捉えたが、おそらくイルカの群れ。
こんなところまで餌を求めてくるなんて、大都市近郊しかも徒歩圏でイルカの群れを見ることができた。

気づいた近くにいた観光客と一緒に眺めていたが数分で鳥もいなくなりイルカも川奥へ移動してしまった。

一緒に眺めていたイングランド人らしき(アクセントが)グループが、さらに川沿いに進んでいくので、気になって後をついていく。
しばらく歩いていたら三叉路でアッパーとローウォークと別れ彼らがアッパーを通って行ったので、ロウワーを進んでみることに。

これが、いつもよくやるドツボパターンの始まり。
ローウォークをしばらく歩いていると、さらに先にビューポイントがあるとの標識が、距離900m。

1Kmないから平気だろうと思って歩き始めたが、なかなかアップダウンがあり、しかも周りには誰もいなくなってしまった。

朝から意外と歩きづくめ、最近の運動不足がたたってか足が痛くなってくる。
あー、やばいこれはドツボにはまったなー、と思いながらも進んでいる手前引き返すわけにもいかず、痛い足を引きずりながら進んでいく。

先ほどのイルカを見てたところから20分以上かけて展望スポットに到着したが、すでにふらふら。。。
舗装されているので歩きにくくはないものの、汗もびっしょり。

しかも、たどり着いた展望スポットから見る景色は先ほどとさして変わらないという、とほほな感じ。

迷走が始まったルートはこちら。

 

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1km以上歩いてたどり着いた景色はさして変わらず。

帰りはさすがに、舗装された道をと思い、車道を歩いていく。

時間はすでに16時を過ぎた。

Wifiをオフにしていたが、オンにしてみるとすでにメルボルンやシドニーからパース入りしている友人たちから連絡が入っている。

さすがに今日も昼から飲むのは辛いので会うのは夜になってからでいいが、疲れたし汗で服は汚れたので一度ホテルに戻ってシャワーを浴びたい。

車道を通ってもまあ同じぐらいの時間はかかり16時半頃にやっと入り口近くまで戻ってこれた。

始発のバスが待っていたが、だいたいこういう時は目の前で発車するんだよと思ってたら、まさにあとちょっと急げばというところで発車されてしまった。

まあ、想定の範囲内なのでよしとする。

とにかく変なところに迷い込まなくてよかった。

その3へ続く。