Hail Hail
【断言】セルティック DF キーラン・ティアニーは、シーズンオフに移籍しません。
巷で今、セルティックの話題といえば、セルティックの次期監督選びとこの話題です。
昨シーズンにデビューを果たし、今シーズンは30試合以上も出場、ヨーロッパリーグでも4試合をプレーし、さらにスコットランド代表としてもデビューを果たして最優秀若手選手にも選ばれた18歳、キーラン・ティアニー選手をアーセナル、リバプール、マンチェスターシティ等が£10Mで狙っているというニュースです。
あえて断言させてもらいますけど、まず間違いなく少◯趣味のベンゲルが狙おうが、クロップが欲しがろうが、アラブの石油王が札束を積もうが、半ばセルティック化してる南の聖者が欲しがろうが、セルティックはティアニーを移籍させることは、まず数年はありませんので悪しからず。 😛
理由 その1 キーランと彼の家族にとって夢のクラブこそがセルティック
スコットランドの新聞「スコッツマン」 に掲載されたティアニーのインタビューを意訳してみました。
彼がいかに今、セルティックで幸せを感じているか、どれだけ夢を実現させたかを彼自身が語っています。
I’m loving every minute of it. I tend not to look at stories about me too much, although sometimes you cannot avoid it. I’ve been linked with big clubs but it’s just Celtic for me.
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意訳:「セルティックは、僕が入団して11年間、サポーターとして選手として過ごしている自分にとって夢のクラブなんだ。今が最高に幸せだよ。ビッグクラブからのオファーは避けられない時もあるけど、自分はそういう話にはあまり気にしてないよ。セルティックが全てさ。」
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何度も繰り返してるけど、これは僕にとって夢だったんだよ、特に今シーズンはトップチームでプレーするようになったしね。」
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Obviously, I am miles off that just now because my career has only just started. I just hope I can keep on playing for Celtic. That’s all I want.
「トップチームでプレーできてることはなんてラッキーなんだ、ともっと自覚する必要があるし、毎日全てを捧げられることに感謝してるよ。」
「小さい子供の時から、大きくなったらセルティックのレジェンドになりたいんだって思ってたんだから。
「もちろん、レジェンドにはまだまた程遠いと思ってるよ、だって僕のキャリアはまだ始まったばかりだからね。僕の望んでいることはセルティックでプレーし続けること、それだけさ。」
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これを読めば彼が単なるキャリアの一つとしてセルティックを捉えてるのではなく、幼い時からの夢をセルティックで実現し、さらにゆくゆくはセルティックのレジェンドになるという究極的な夢を持っていることから、本人が望むはずはないことが見て取れるのではないでしょうか。
当然のことながら彼の両親、家族もセルティックファンです。
先日の最終戦の後のセレモニーには7歳からセルティックのジュニアチームにキーランが通うのをサポートし続けた両親もスタジアムに呼んで一緒に記念撮影をしました。
セルティックは、「More than just a club」と言っているほど、クラブと選手、ファン、家族が密接に関わっているクラブなのです。
世界最高峰のリーグで戦いたいとか、もっとお金を稼ぎたい、チャンピオンズリーグで優勝したい、というモチベーションもフットボール選手なら持っている人も多いのかもしれませんが、それらを超越した価値観がセルティックに限らず存在するのです。
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さらには、彼はこんなことも語っています。(ソース不明)
「僕が小さいころいつもセルティックパークの外にいたんだ。その頃のヒーローだったヘンリク・ラーションやボボ・バルデからサインや写真を撮ってもらおうと待ち構えてね。」
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「いつもお父さんに文句を言われながらも選手たちが外に出てきそうだったから待たせてたんだ。
それで今度は夢が叶って自分がサインを上げる立場になったんだ。だからいつもファンが何かを求めたら必ず立ち止まるよ。」
彼のセルティックやセルティックファンに対する思いが伺えるのではないでしょうか。
理由その2 エミリオイザギレの退団とセルティックの次期監督が決まっていない。
別のブログでも書きますが、ロニーデイラ監督退任後、次期監督候補の選定が続いています。
候補者は後ほどあげますが、いろいろな憶測が飛び交うもののまだ決定していません。
ただ、今、ブックメーカー等で挙がっている次期監督候補者のほとんどがセルティックの元選手並びにセルティックファンです。
ロニーデイラの失敗した理由は、ヨーロッパでの低迷とカップ戦とりわけレンジャース戦の敗退ですが、
さらには、チームの求心力のなさが挙げられます。
その失敗を踏まえ次期監督は実力ももちろんながら、セルティックの背景を理解しているとともに、セルティックファミリーの中から選ばれるだろうと言われています。
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つまりセルティックの歴史や背景や過去の栄光を知っている人が次期監督に就任した時に、7歳から11年間セルティックで過ごした有望な若手=家族の一員を売ることは絶対にありえないと思います。(確信)
さらには、先日退団を表明したセルティック1のアイドル、エミリオイザギレの去就もMLSへの移籍で決まりそうです。
同じシーズンに、同じポジションの選手を二人も失うことはどう考えてもありえません。
(余談) ティアニーのアイドルは俊輔ではなくロベルトカルロス!
以上の2つの理由だけでセルティックがキーランを売らない理由として十分だと思います。
もう、今まで散々言われてきたことですが、枕詞化されていることを覆すような動画をこの度セルティックTVで更新されました。
長いので英語の翻訳しませんが、彼の生い立ちや日常生活についてインタビューされています。
11分20秒ぐらいから女性インタビュアーのサマー・ハールが、キーランのヒーローはロベルトカルロスじゃないの?と聞くと「そうだ」と答えてます。
万が一、売るとしたら彼こそがキーラン・ティアニーです。重宝すると思いますよ。バック宙もうまいし。
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