Hail Hail
2007年12月29日(土) その2
14時50分にグラスゴークイーンストリート駅到着、駅で荷物を預け、タクシーに飛び乗る。
「セルティックパークまで!」
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タクシーの中では、ラジオが流れている。今日はマッチデーなので、生放送でファンの試合予想やチーム、リーグに対する意見を求める番組を流したり、試合前の各スタジアムの様子を中継している。
タクシーは、UK特有の一方通行路を右往左往して、イーストエンドへ車を走らせている。
途中、信号につかまったりして15時をゆうに過ぎてしまい、セルティック x グレトナ(現在はクラブ消滅)のキックオフには間に合わなかった。
それでも向かっていると、ラジオからセルティックの試合ではなくファーパークでのマザウェル x ダンディーユナイテッドの中継が流れていた。
ドライバーはマザウェルファンか?相変わらずスコットランド訛りの中継はよく聞き取れない。
タクシーなら15分しないで行けると予想していたが、意外に時間がかかり15時20分にセルティックパーク到着。
前半の半分は見逃した。
チケットオフィスに急ぎ当日券を買おうとするが、未だすごい行列!40〜50人ぐらい並んでるのでさらに15分ぐらいかかりそう。列で並んでいるファンもちょっとイライラしている。
オフィス内にはモニタがあり試合を流してくれているので、それを見ながら列で並んでいると、スコットマクドナルドがゴールを決めてセルティックが先制。
チケットオフィス内もちょっと歓声に包まれるが、喜ぶより早くチケット手に入れたい。余りまくってるチケットなのに、すぐに入れないなんて。。。
やっと自分の番が来て、ノーススタンドの2階席を選択、どちらかというとジョックステインスタンドより。
£25。チケットを持ってターンスタイルに急ぎ、入場。チケットははっきりとノーススタンドなんだけど、実際は、ジョックステインスタンドの端だった。
試合はすでに前半40分と、ほぼハーフタイム 涙。 しかもこの試合の相手は最下位のグレトナだけに、スタンドは5万人も入っていない感じの寂しい雰囲気。ピッチからボールの蹴る音が聞こえてきそうなぐらい静か。
前半は1-0で終了しハーフタイム。
この試合に来ているであろうスコッツと日本人の友人に電話するも混線して繋がらず。
午後4時近くなりもう外は暗くなり始めている。さすがUKの年末は日が落ちるのが早い。
後半は、スコットブラウンがミドルを決めて追加点、さらにエイダンマクギーディのシュートがDFに当たってオウンゴールと、危なげない内容で3-0で勝利。格の違いを見せつけた。
後半途中には、スコッツの友人マーティンと連絡がつながり、試合終了後メインエントランスのウォルフリード宣教師の銅像前で待ち合わせをすることに。
3-0になると次々とファンがスタジアムを後にする、ストラカン時代になってこんな感じが多い、前任のマーティンオニール時代は、全試合見れなかったので重要な対戦のみだが常に満員のイメージがあった。
セルティックだけじゃなくイングランドでもファンが席を立つのが早いと感じることがある。(自分もそれで何点も見逃しているので人のことは言えないんだけど)
これもスカイスポーツなどの影響で気軽に試合が見れるようになったからなのか。
試合終了後、だいぶお客さんがはけるまでスタンドにいて様子を眺めていた。できることならここにずっといたいんだけどねー、まあ、まだもう1試合あるからと、待ち合わせしているウォルフリード宣教師の像へと向かう。
早足で立ち去るファンと一緒に歩を進め、ウォルフリード宣教師の像に近づくと、いた! マーティンとグラスゴーでの再会!普段は都内であっているので、喜びもひとしお。
無事にお互いの再会を喜びハグ、よく見ると彼はグラスゴーに戻って頭をツルツルに剃っていた。一緒にいた彼の兄弟とも挨拶し、日本人のCさん夫妻に連絡を再度撮ってみる。
なんとかやっと連絡が取れるとスーパーストア(オフィシャルショプ)にいるというので、スーパーストアの入り口で待ち合わせして無事再会。
4人でマーティンが載っている車の駐車場に行くが、そこはなんとスーパーストアのスタッフルームを抜けていける従業員用の駐車場だった。彼のオネーさんの旦那は、セルティックのショップの販売責任者だそう。身近にセルティック関係者がいるところも、地元ならでは。
車でシティセンターへ行き、屋外の駐車場に車を停めアーケード内のショッピングモールにあるチェーンのパブ「O’Neills」で4人で食事。 Cさん夫妻はこの日到着したばかりで時差ぼけのため眠そう。
店内ではアーセナル x エバートンの中継で盛り上がっている。
アイリッシュシチューを頼み、ビールと一緒に食事、最近はエクストラコールドのビールが流行りらしく、ギネスでもエクストラコールドが売られていた。
食事をした後Cさん夫婦をホテルへ送り、その後サンダーランドへ行っていたかもちゃんから連絡が入ってグラスゴーに戻ってくるらしい。彼をピックアップするまでの間、マーティンとギャロウゲートのベアーズバーにいく。
マーティンはギャロウゲートのパブがあまり好きじゃないらしい。車できているのもあってテンションは低め。
それとは御構い無しに飲んでいたら、仲良くなったセルティックファンがBar67へ行こうと誘うのでマーティンと一緒に移動する。
時間もそれなりに過ぎたのでパブを後にしてセントラル駅でかもちゃんをピックアップ。2人ともまだ今夜の宿を決めてなかったので、グラスゴー郊外にあるマーティンが滞在しているお姉さんの家に泊めさせてもらうことに。
車で30分、マーティンの滞在先に到着。
結構大きめの家で、家具や室内も非常に洗練されている。家にはシャワーだけじゃなくバスタブもある。
かもちゃんは長距離移動で疲れたのか、早々に就寝。
マーティンとテレビを見ながらしばらく飲んでいたが、途中で寝てしまいそのままソファーで就寝。
この時はまだ、この旅最大の出来事がもう起こっていたことに気づいてはいなかったのであった。
次の日へ続く。
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