Hail Hail
2006年12月31日(日)
7時30分起床。
相変わらず痛い足を引きずり中2階のシャワールームでシャワーを浴びる。お湯の量はGood!
ゆっくり出発の準備をしながらテレビを流していると8時30分からMatch of the Dayの再放送が始まった。
司会はいつものリネカーとアラン・ハンセン(元リバプールキャプテン、スコットランド代表)さらに驚きだったのが、昨シーズン現役を引退したアランシアラーがコメンテーターとして出ていた。
番組を1時間ほど見てからチェックアウトして出発。歩いてキングスクロス駅へ。
本日の予定は元旦のリバプール x ボルトン(昨年ボルトンで見た試合と同じだが舞台はアンフィールド)観戦のため、前日入りして、翌日朝一にスタジアムに行き念願のKOP End(世界的に有名なリバプールのゴール裏)のチケットを探しに行こうと思っていた。
10時発のエジンバラ行きに乗り、ヨークで乗り換えてリーズ、マンチェスターを経由してリバプールに行くつもり。
列車の中では日記を書いていたが、車内のケータリングが来たので水とジュース、サンドイッチを頼んだらサンドイッチは有料だった。えー、ファーストクラスなのにぃ?
当初の予定を変更して早めにリバプールに入ろうと11時にドンカスターで途中下車。
11時15分ドンカスター発 → 13時5分マンチェスターピカデリー着
すれ違いでリバプールライムストリート行きを逃してしまう。
次は1時間後なので一旦駅を出てセインズベリーズでお買い物。
14時7分マンチェスターピカデリー発→14時50分 リバプールライムストリート着
まずは、去年泊まったリージェントホテルへ行くとマスターが出てきて「今日は満室だよ」とのこと。
さらに坂を登って行って左手にある3軒のB&Bも全てNo Vacancy(満室)。。。
右手のYMCAもホステルで泊まれるのだが、やはり満室とさすがに大晦日の観光都市は宿泊者多数。
さらに粘ってみてアルバートドック近くのホテルにも20分かけて行ってみたが、ここら辺もフルで、リバプールでの宿泊は難しそう。
仕方なく駅に戻って次の行き先を考える。
①マンチェスターに宿泊して、朝一(列車が運行していれば)リバプールに行く。
②プレストン、ウィガン、カーライルに行って宿泊し、近場で試合観戦
③グラスゴーまで行ってしまい、スコットランドで試合観戦か再びイングランドに戻るか
この時本命だったのは①ではなく③。昨年ハーツとセルティックの試合を見逃しているし せっかくここまで来て2年連続でセルティックの試合を見ないのは来た意味がないので、確実に見るためにもスコットランドへ早めに行ってしまおうと考えていた。
16時18分 リバプールライムストリート → 16時50分 クルー
17時30分 クルー → 19時30分 カーライル
クルーでグラスゴーセントラル行き、ヴァージンレイルの特急に乗り換え、一路北へ。
グラスゴーの宿泊混雑状況がわからないのでなんとも言えないが、オールドファーム前日でもない限り、大丈夫じゃないかとちょっとたかをくくっていた。
列車は一路プレストン、ランカスター、オクセンホルムとひた走り、イングランド西北の端カーライルに到着したのが19時20分、このままならグラスゴー到着は21時かなと思っていた矢先になんとカーライルで列車は運行を終了!
え、なんで?列車トラブル?意味わからず下される。
次のグラスゴーセントラルは1時間ごの20時20分にあるが、運行するかどうか怪しい。
こーなったら、カーライルに泊まるしかないと早々にグラスゴー行きは見切りをつけてホテルを探しに駅の外へ。
なんと外は台風か?ってほどの西風が吹いている。強風よりもトップに近く、台風の時のようにまともに歩けない時もしばしば。ただその中でも今日は大晦日、各所パーティやホグマニーのお祭りが行われるので、カーライルのような小さな町でも超うすぎのドレスを着た恰幅のいいオネーチャン達が、強風にキャーキャー言いながらも、アゲアゲのテンションでパーティ会場のホテル等にタクシーで乗り付けている。
というか、この強風、寒風でめちゃめちゃ寒いんですけど((((;゚Д゚)))))))
そんなのを物ともせず、6〜7月ぐらいの陽気のような格好で外をうろつくイングランド人て何?というぐらいの薄着ぷりに唖然とする。
自分は自分で重いバックパックを担いでいるので、風にあおられバランスを崩しそうで危険、よろめきながらも駅近くのホテルへ。有名ホテルチェーンのIbisへ行くが1泊£65(約¥15,000)はさすがにパス。
他にないか聞くと、もう一軒のホテルを教えてもらい行ってみる。
1泊£45は微妙なラインだが、他に安いホテルはないか聞いたところ「Ibisは行った?」と言われ他にはないらしい。
これ以上遅くまで探し回るのはさすがにリスキーだと思い、チェックイン。背に腹は変えられない。
部屋は4階、エレベーターで3階まで上がり、(なぜか3階までしか上がれない)階段を上がって4階へ。
しかもこのエレベーターが特殊で、ドアを手動で押して開けるがエレベーターが来ていないと開けない。
ドアを押して中に入り行きたい階のボタンを押すと中の内扉が閉まって上昇を始めるという見たことのないタイプ。
部屋の中に入るとセミダブルベッドにTV、ドライヤー、しかもバスタブ付き!これは儲けもん。
まだ20時なので、早速着替えて洗濯を開始、一通り洗って干したところで買い物に行く。
ピザ屋でチキンとチップスを購入£3.20。相変わらず外はとんでもない強風。
チキンは美味かったがチップスはなんとフレンチフライ。ほくほくの厚切りチップスが食べたかったのに残念。
テレビを見ていたらニュースをやっていて、なんとロンドンのカウントダウンフェスティバル以外はイングランドの他の都市やスコットランドのホグマニーも荒天で中止だとか!
エジンバラからの実況はまさに日本での台風中継のようだった。
やはり、カーライルで諦めて正解だったようだ、おそらく次の列車もカーライル止まり。
カーライル ⇆ グラスゴー間は、雄大な丘陵地帯を走行するのだが、北へ走る列車に西から猛烈な風が吹くと脱線する可能性が高いので運休した模様。
しかも丘陵地帯なので森林などは少なく完全なオープンスペース、風を遮るものなどほとんどない。
その後BBC スコットランドのフットボール選手、監督のモノマネ番組を見ながら過ごし、
(この番組、「It’s only an Excuse」毎年必ず大晦日に放送されるスコットランドフットボールのコメディ、カーライルはイングランドの北の果てなのでBBCスコットランドが放映されている)
風呂に入ってから再び洗濯をする。そんなこんなでイングランド最果ての地でまたもやおとなしい年明けを迎えるのであった。
次の日へ続く。