Hail Hail

3月7日(日)   その3

 

スタジアムから見えるグラスゴー市街、この日は緑と白で埋め尽くされた。

ラーションのゴールでオールドファームダービーに完勝し、意気揚々と引き上げる大勢のセルティックファンと一緒にスタジアムを後にする。

ブリッジトンの駅から帰ろうと思ったが、リスボンライオンズスタンドからはレンジャースファンとの衝突を避けるために急造されたフェンスがあるので大回りしないと行けない。
そのため、朝来たギャロゲート沿いのバス停に行くことにしたのだが、途中でフェンスに向かって誇らしげにアイリッシュフラッグを掲げるファンがいたり、露天では早くも2003-04シーズンチャンピオンのスカーフ(買っておけばよかった。。。)を売っていたりしている。

We shall not be moved~♪

 

超でっかいアイリッシュフラッグをフェンスで仕切られた レンジャースファンに向かって誇示

バス停では2台ほど満員で乗れなかったが、3台目で予約乗車。

道はこれでもかというほど、車とコーチとバスで溢れかえっている。

バスに乗ったはいいが、歩くよりもノロノロ運転、、、交差点では全く動かず、運転手がたまらず交通整理している警官に聞くと、交差する道が優先でしばらく動かないとのこと。

たまらず、運転手、このままじゃ進めないから降りて交差点の先にいるバスを捕まえてくれ、
みたいなことを言ったので、他の乗客とともにぞろぞろ降りて歩くことに。

交差点を渡って、少し歩いていたらなんと、降りたバスが追いついてきた!!

運転手もバス停じゃないけど停まってくれ、みんな苦笑いしながら再び乗車した。乗り込んだときに運転手もおもわず苦笑いしていた。

再びバスはノロノロ運転ながらゆっくりとシティセンターへ。

途中のセルティックファンの集まるパブはファンで溢れかえり、入場制限がかかっているパブも多数ある。

その先の市場にもセルティックファンだらけ、負けたレンジャースファンはほとんど見ない。

30分以上かかってようやくシティセンターに到着してバスを降りる。

シティセンターもセルティックファンだらけ、

オールドファームダービーが行われた日はどうやら勝ったチームのカラーでグラスゴーは埋め尽くされるようだ。

昼食がまだなので、TESCOでデカイハンバーガーとオレンジジュースを購入し、気持ちいので街中にあるベンチで食べていると、自分のしている緑のスカーフを見て、親指を立ててきたり微笑んできたりする人がいる。

さらには、親子に試合結果を聞かれセルティックが勝ったというと、ゴールは誰が決めた? ラーションというと、Good!!と言って一緒に喜んでくれたりする。(≧∇≦)

正直デカイだけでかなりまずいハンバーガーを食べた後は、なんとここで不可解な行動に出る!(´Д` )

そう、せっかくだからとスカーフを首から外し、ショップの袋をしまい、地下鉄に乗車したのである。着いた先はそう、レンジャースのホームアイブロックス!!!である。

やめとけ、昔の俺!!そんなとこ行く必要なんてない! 危ないからやめろ!!と、今の自分なら言うのだが、このころはまだまだ本当の関係性を分かっていなかったので、かなーり気軽な気持ちでスタジアム見学をしに行ったのである。

駅から降りると周りはパブが一軒あるだけでかなり寂しい荒れた感じの雰囲気。

歩いてものの2,3分でスタジアムに到着。ファンは誰一人歩いていない。

とりあえずスタジアムを半周し、写真を撮る。

ま、これはサイズちっちゃめでいいね。

スタジアムの隣にはフットボールグラウンドがあり、少年たちがボールを追っかけている。

アイブロックスそばのグラウンド

いつかはここで観戦もしてみたいとか、少年たちにとってはこの環境は素晴らしいとか、当時は書いたようだが、、、(以下略)

ラッキーなことに変なトラブルには合わず、無事にシティセンターに戻ってきた。

セントラル駅で荷物をピックアップし、もう一つの駅、クイーンストリート駅へ歩く。

今ではすっかりおなじみジョージスクエア、 左手にクイーンストリート駅がある。

この2駅の位置関係がうまく理解できず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、5分ぐらいの距離なのに15分ぐらいかけて到着する。

17時、前回も利用したエジンバラウェイバリー行きに乗車。
17時50分着。

グラスゴー、エジンバラ間の景色は結構好き

終着駅一つ手前のヘイマーケット駅すぐに、スコットランドラグビーの聖地、マレーフィールドが見えてくる。こちらも5万人収容の巨大スタジアム。

前回は駅の北側のニュータウンをちょっと歩いたが、今回はエジンバラ城側のオールドタウンを歩く。石畳の道がなかなか歩きにくい。さらに坂がキツくて大変。

エジンバラ到着したらもう暗くなってた。

ホテルが多いハイストリートでホステルを発見!聞いてみるとドミトリーで£12と格安!初のホステル利用だが、経験のために泊まってみることに。

部屋は2段ベッドが4組あり、最大8人まで泊まれる。荷物を置いて早速シャワーを浴びる。なんとお湯が豊富でしかも十分温かい!!!

シャワーの湯量だけで感動できるなんて思ってもいなかった。。。

シャワーから戻ってしばらくすると同部屋の宿泊者が何人か戻ってきたので挨拶する。

一人目はサムというカナダ人で仕事をしながら各地を旅行中、ケベック出身で英語、仏語のバイリンガル、ホッケー好きで明るくフレンドリー。

もう一人はインド系のLA出身の学生、ロンドンで6ヶ月留学した後現在旅行中、なんかすごい真面目で礼儀正しいタイプ。

さらには、ドイツ系のアメリカ人の若者でヤンキースファン、ちょうど松井がいたので、松井の話で盛り上がる。
日本食が大好きで週に一度は日本食だとか。

自分はグラスゴーから来て今日オールドファームダービーを見てきたと話すと、サムが猛烈にF wordを連発しながら羨ましがる!UKにきてる旅行者はやはりフットボールファンも多いようだ。

ひとしきり話しあと、サムはバイトへ他の二人は食事に行ったので、ロビーにあるインターネットをやりに行く。

その後、部屋に戻ってベッドで横になりながら日記を書いているとすぐに眠くなり、22時過ぎには就寝。この日のドミトリー体験は結構貴重な体験だった。その後部屋には出入りもあったと思うが、耳栓をしていたので気付かずぐっすり熟睡。

長い1日が終わった。

~すげーな俺、こんな日なのに、酒を一滴も飲んでないなんて!