Hail Hail

 

2016年3月10日(木)その3

 

ホテルチェックイン後、外へ散策。

まずは、ドイツ最大の繁華街、というか風俗街であるリーパーバーンをぶらぶら。
まずは看板があからさま。いたるところにセックスの文字が並んでいる。
大事なとこだけちょこっと隠しているだけのおねーちゃんの看板やサインも多い。

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読んで字のごとくなお店

ただ、歌舞伎町と違ってそれほど店数が多いわけではなく、2,3件風俗関係があると、その間にレストランやバーや土産物店がちょいちょい営業している。
メインのストリートと横道に店が立ち並ぶけど、さらに離れるとすぐに普通のパブやホテルの通りになるので、意外と健全な感じ。しかし、ストリートで商売している女性やホームレスなども多い。

通りの全長は500mないぐらいか、10分も歩くと賑やかな通りは終了するので、道の反対側に渡って戻ってみる。
途中、バーガーキングがあったので、久しぶりにハンバーガーを買い店内で食べる。警察も近いので夜で一人で食べてても危ない感じはしない。

店の外にはストリートで商売に励むおねーちゃんが何人もいるが、さすがにアジア人顔の観光客には声もかけてくれない。ドイツ語で話しかけられても全くわかんないので困るんだけど。(本当はちょっと寂しい)

とりあえず全体をぐるっと一周して、近くのコンビニで水とオレンジジュースを買い一度ホテルに置いてから、今度は飲みに行くことに。

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FCサンパウリのクレストになっているドクロの海賊旗、ジョリーロジャー

事前情報で、サンパウリのコアなファンが集まるパブがあるらしい、その名も「Jolly Roger」(ジョリーロジャー=海賊旗)というまさにそのまんまな名前。そこにまず行って見てどんな雰囲気だか調査することに。
ザンクトパウリの駅手前を左に曲がると大きな交差点に出るが、地図上だと真北にちかい方向なので、まっすぐ行くことに。U-Barnも下を通ってるだろうと思って歩いてるとなんだか怪しい雰囲気。

大きな通りを歩いてるはずなのに外灯も少なくくらいし人通りも車の通りも少ない。左手は何やら遊園地?的なアトラクションがあり、観覧車なども見えるけど、営業していないかのような雑然とした感じ。

それでもとりあえず道は真っ直ぐなのでそのまま歩いていくと明るい交差点に出る。

寒空の中ちょっとこれ以上勘で進むとどえらいことになりそうなので、地図で確認。どうやら目的地より右へそれてしまっていたらしい、、、ということは、駅近くの交差点をまっすぐ来たが左に曲がる方が正解だったってこと?

今いる場所からだと交差点を左に曲がってさらに左に曲がると目的地に着くようなので、交差点を左折し今度は結構明るい通りを歩いていく。

途中、右手にアイリッシュパブを発見!名前はシャムロック。あとで行ってみよう。

さらに進むとU-Barnの駅を発見、やはり道路の真下を通らず少し左へずれていた。
駅から先に300mぐらいいったところで交差点の信号が見える。あそこを曲がるんだなと思いながら歩いていると左手にショートカットできそうな区画が。

いつもなら敷地内通ってショートカットしようとするのだが、気が乗らずそのまま歩道を歩いていたら、やはりショートカットはできないようで、下の歩道に戻るのも入ってきたところまで戻らないといけない感じでホッとする。

交差点を左に曲がりホテルの方向に戻る感じで進んでいくと右手に何軒かのバーが見える。その先にコンビニと並んで、ジョリーロジャーを発見!外から中の様子は見れないので早速重い扉を開けて入ってみる。

店内入り口入るとすぐに正面にバーカウンターで左手にボックス席が2つ、右側を抜けるとオープンスペースと端に足場が高い場所にDJブースがある。オープンスペースの左手にもスタンディングテーブルやボックス席があって、8割ぐらいの混み具合でたくさんの客が飲んでいる。ほぼ100%サンパウリファンでさすがに木曜日はセルティックファンはいない。

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扉から壁から天井から無数のステッカーやフットボールのスカーフが全面貼られている

カウンターには3人の女性バーテンが切り盛りしているがうち2人はもろパンクな格好。着てるTシャツやタトゥーもRefugees Welcome(難民歓迎)やサンパウリとパンクを合わせたような感じ。

客層も色々でほぼみんな何かしらサンパウリのグッズを身につけているものの普通の青年ぽい客や、完全なパンクス、両腕タトゥーだらけとか、女性客もまあまあいる。

店内にはDJのチョイスによるパンク、Oi等の曲がかかり、TVモニターではフットボール、壁じゅうはいろんなフットボールクラブのスカーフとともに、無数のステッカーが貼ってあり、パブというより新宿のライブハウスに近い雰囲気。

あっけにとられて周りを眺めていると年齢不詳な痩せた顔色の悪そうな女性客に声をかけられる。
最初ドイツ語で話しかけられたが、ドイツ語分からないよと英語で答えると、どこから来たのか的な質問、自分はセルティックファンだというと、オー、セルティックー、と友好的に返してくれるが、その後は何言ってるかよくわからず、彼女と別れる。(ジャンキーかと思ったけどそうじゃないみたい)

カウンターでビールを頼む、ASTRAというラガービールで、€2。そんなにまずくはなく普通のラガービールだが、このビールを4日間も飲むことになろうとはその時は知る由もない。

ビールをちびちび飲みながら、店内をウロウロするが、なかなか雰囲気に入り込めない。大音量の音楽も長旅してきたものにはちょっと辛い。テレビモニターを見ながら、時折、スマホで何枚も画像を撮るが暗くてうまく写らない。

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カウンターの左側

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カウンターの右側

 

 

 

 

 

最初はフラッシュなしで撮っていたが、写りが暗いので、フラッシュ付きで何枚か撮ってると、店員のねーちゃんの一人に注意される。「他の客に撮るのをやめろと言われる前に、やめときな、ここの客には撮られると困る客もいるんだから、トラブルになる前にやめて撮ったのを消去しな」と言われる。

オーケーオーケーと言って撮るのをやめて、とりあえず今まで撮った画像を消去する。
ただ何枚かは残しておいた。

なんかせっかく友好的に交流を図りたかったのになかなか雰囲気にも馴染めずケチもついたので、そそくさと店を出ることに。

元来た道を戻り、先ほどチェックしていたアイリッシュパブに行ってみる。

こちらも店内はすごい客数でほぼ満員、しかもこの日はクイズナイト(グループ対抗戦で司会者が出すいろんなジャンルの問題をグループで回答を出して一番正解の多いグループが優勝で賞品がもらえるというパブでよくやるイベント)で盛り上がっている。

ギネスのパイントを頼んだが、3/4グラスでのパイントでしかも日本と変わらない€7(1,000円)。輸入ビールは高いのね。クイズナイトの内容にも耳を傾けつつ、テレビでやっているヨーロッパリーグのリバプール x マンチェスターユナイテッド戦を観戦する。リバプールがリード。

しかし、先ほどのジョリーロジャーもここも、ものすごくタバコ臭い!みんなビール飲みながらガンガンタバコを吸って店内煙いは臭いは。

外は3℃ぐらいの気温なのに煙すぎて扉を開けて換気しないといけないレベル。さすがにスモーカーの客も外に吸いに行く客も多かった。

まったりとはできず立ってギネスを飲み干し、試合の行方が気になるものの外へ出ることに。

なんだか初日の2軒は、ちょっと期待外れな感じでとにかくタバコ臭さに辟易してしまった。

その後はまっすぐホテルまで戻り、ホテル近くのケバブ屋さんでケバブを買って部屋に戻る。
シャワーを浴びて1時ごろ就寝。