Hail Hail
苦手のアウェーで3得点無失点の快挙! 貴重な勝ち点3を奪取!
前節喫した記録的大敗の悪夢も冷めやらぬ中、その2週間後にセルティックが過去ほとんどの試合で苦杯をなめてきたアウェーでのゲームをベルギーのブリュッセルで迎えました。相手はベルギーチャンピオンのアンデルレヒト。
しかし、今シーズンアンデルレヒトは国内リーグで8試合終えて7位と低迷中。国内とヨーロッパの試合のパフォーマンスはあまりリンクしないことが多いのですが、国内無敗を誇るセルティックに有利な流れとなるのでしょうか。
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この試合のメンバーは以下の通り。
GK:ゴードン、DF:ルスティグ、シムノビッチ、ボヤタ、ティアニー
MF:ブラウン(ビトン) 、ヌチャム、ロギッチ(マクレガー)
FW:ロバーツ(フォレスト)、グリフィス、シンクレア
サブ;デブリース、デンベレ、アームストロング、ヘイズ
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それでは、ハイライトをどうぞ。
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おまけでブリュッセルでのセルティックファン
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両チームともオープンなプレイで、PSGほど前半のプレッシャーはきつくない。
これが、セルティックのポゼッションを高めさせ、良い攻撃の形を作ります。
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先制点はこの日MOTM級の活躍をしたヌチャムから生まれます。
KT(ティアニー)への絶妙なスルーボールに、完全にアンデルレヒトのDFは、裏を取られなすすべがありません。
KTのグラウンダーのクロスも完璧でしたしゴールを決めたグリフィスも素晴らしいフリーランからの押し込みでした。
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アウェーで予想だにしなかった前半での先制点に勝ち点獲得の期待が膨らみます。
この試合のポイントは、やはりアウェーでは特に重要になる守備陣。
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危ないシュートも打たれましたが、戻ってきた二人のセンターバックと、何より潰し役、そしてそこからの起点として、フィジカルを十分に生かしたプレイで存在感を放っていたヌチャムが、効いてました。
まるで、2013年当時のビクター・ワニャマのよう。
中盤でのボール奪取能力が上がったおかげで、今までアウェーの試合では、ディフェンスラインにばかり負担をかけてましたが、バランスを保ちながら守備ができるようになり、さらに攻撃への展開が早くなりました。
今までのヨーロッパ、特にアウェーでの戦いは、耐えて耐えて耐えきれなくて失点、と言うおきまりのパターンでしたが、それがかなり改善されたようです。
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後半はホームで意地を見せたいアンデルレヒトが積極的に仕掛け、スワーブがかかったミドルシュートにゴードンが胸でボールを当て、前にこぼれたところを詰められましたが、これはオフサイド。
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その後、アンデルレヒトに手痛いミス、ディフェンスラインでのパス回しをミスしてボールはロバーツへ。
ゴール前に詰め寄ってそのままシュートは、DFにあたりながらもゴールマウスに吸い込まれます。
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思いがけないごっつあんゴールに、思わず試合を見ていた某所のお店で声でました!
アウェーでの2-0、油断はできないもののほぼ勝ち点獲得は間違いなしです。
さらに後半アディショナルにはシンクレアがだめ押しを決めて3-0と完璧な勝利。
グループBで3位に浮上しました。得失点差も改善され-2に。
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ちなみにこの試合のスタッツは以下の通り。
アウェーなのにポゼッションが上回っているのが特徴的。ブレンダン・ロジャース監督になってからと他の監督時代の大きな差がこれですよね。(まあ、バルサやPSG相手だと80%とかキープされちゃいますが)
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ポゼッションが全てではないのは当然ですが、国内好調なのもポゼッションを高めてパスをつないでつないで攻撃しているセルティックの伝統が守られているからだと思います。
(もともと歴史的にセルティックは小さい選手が多かったので、レンジャーズのようなフィジカル重視のフットボールに対して、パスをつないで相手をかわしてゴールするのが伝統でした)
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同じグループでは、PSGがバイエルンに3-0と言うこれまたびっくりな試合結果。
PSGの強さもそうですが、何と言ってもバイエルンがグループリーグで0-3で負けたのって記憶にないぐらいのスコアですよね。ノイアーが欠場しているのが何よりも大きいかな。
後半最後の方は寝落ちしてしまい、生では見れませんでしたが、快勝に気分は最高です。
やはり、先週の2試合のトレーニングマッチ(ダンディー戦とレンジャーズ戦)が、この試合に功を奏した感じですかね。
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今週末は、注目のニール・レノン率いるハイバーニアンとの一戦。セルティックパークに帰ってくるレノンに注目が集まります。ストークスやエフェもいますしね。
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しばらくはこの勝利の余韻に浸っていたいと思います。
Mon the Hoops!
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