※スマホでご覧の方は画面を右にスワイプ(スライド)するとメニューが見れます。
Hail Hail
2005年12月29日(木) その2
16:00にユーストン到着。
事前に調べた情報によると、セルティックサポーターが集まるパブ、いわゆるセルティックパブがユーストンの近くにあるとのことなので、行ってみることに。
駅沿いを北に歩く事数分、目的の店はすぐに見つかった。
このパブは、ロンドン最大級のセルティックサポーターズクラブ、「London No.1 CSC」のホームパブなのである。他にも複数のセルティックサポーターズクラブが本拠地としているパブ。
なのだけど、見た目はお世辞にも栄えてそうなパブという雰囲気はしない。
しばらく外から店の様子を観察しようとあれこれ試してみたが、なかなかのぞき込めるところがないので、思い切って中に入ってみる。
するとカウンターを中心に10人ぐらいの入り。
カウンターでまずはギネスを注文する。 £2.5。
ちびちびカウンターで飲み始めると、カウンターの端に座っているおっさんが、首に巻いている緑のスカーフを見つけて、それはどこで買ったんだと聞いてきた。
「グラスゴーだよ」と答えると、
グラスゴーに行ったことがあるのか?と言うようなことを聞かれたのだが、訛っていて聞き取れず、適当に「No」と言ってしまい、なんだこいつは話通じないのか、みたいなリアクションされその後口をきいてくれなくなった。
しまった。間違えた。。。
なんだかそのやりとりに気まづくなり、カウンターに座っていたのだが、端にあるボックスに移って暫く一人で飲んでいた。
飲みながら、せっかくここまで来たのに、ちょっとやりとりを間違えたぐらいで萎縮しては来た意味がないと、思い直し、再びカウンターに座りなおしたところ、隣に座っているおじいちゃんの服の胸のあたりに、セルティックのクレストである四葉のクローバーが見えたので、やはりここはセルティックパブなんだなと確信する。
ただ、いきなり何を話しかけていいのかもわからなかったので、家からプリントアウトしてきたLondon No.1 CSCのページをカウンターの店員に見せると、隣の部屋へ来い、と言われる。
店内は、普通のアイリッシュパブでカウンターの後ろにもテレビがあり、きっとここで試合を見るんだろうな、と思っていたのだが、さにあらず、隣はプールバーになっていて、壁には2台のモニタが!さらには馴染みのあるセルティックのポートレートや写真が飾られているではないか!
ここで、セルティックの試合は放映されCSCのメンバーはここで試合を応援するとのこと。多い時には200人ものサポーターが集まると教えてもらう。200人と言ったら相当な人数だなーと感心。
ひとしきり写真を撮らせてもらってカウンターに戻ると隣のおじいちゃんに話しかけられる。
彼の名前はミック、グラスゴーに住んでいたが、子供の家族がロンドンにいるとのことで引っ越してきたらしい。
普段はロンドンNo1 CSCではなく、ロバートエメットCSCのメンバーで、サザークにあるパブに集まるらしい。
この冬の移籍シーズンでマンチェスターユナイテッドを退団し、子供の頃からファンだったセルティックに入団したロイキーンのデビュー戦となるスコティッシュカップのクライド戦が、1/7から8日に変更になったことを教えくれた。滞在最終日でギリギリここで試合が観れるはずだったのだが、1日ずれてしまい残念ながら観れなくなってしまった。。。
彼の話はアクセントが聞き取りづらく半分も理解できなかったが、それでも拙いながらも共通のネタで色々コミュニケートさせてもらい、さらにはお互いのアドレスも交換し合った。
一つの共通の話題で仲良くなれる、初日からすごくいい経験をさせてもらった。
そのあとも色々話したのだが、そろそろ時間になったので、店を出ることに。
ミックは話しながらも喘息ぽく咳き込んでいて、ちょっと心配になったが、別れ際に「元気でね」と言って握手をし、店を出て駅へ向かった。
その3へ続く。