Hail Hail
5月21日(木) その2
さて、マウントフロリダ駅に到着し、友人のポールに合流するべく、集合場所を探す。メッセージでやりとりしてるとNo.10 Hotelにいるらしい。うろうろして少し行き過ぎたりしながら高架を渡ったところにホテル発見!
きっとセルティックサポーターが、何10人も大挙していて盛り上がってるんだろうと思いながらホテルに近づいたら、こじんまりとしたホテルで、静かな雰囲気。
あれ?
間違えた?
と思いつつも、窓からポール発見!
手招きするので中に入りポールと久しぶりの再会。
なにやら食事中だったようで、ポールと一緒にちょっとお年を召した4人がテーブルを囲んでいる。一人づつ挨拶されるが、ごめん、名前を覚えられない。彼らを紹介され話を聞いているとポール以外の4人はトミー、ジョン、ジム、チャーリーで、なんとジョンはセルティックの元選手!!!
後で調べたところジョンことJohn Fallonは、伝説のリスボンライオンズ(1967年チャンピオンズカップ制覇したメンバーの愛称)の一員で優勝当時はサブのGK。しかも、チャンピオンズカップを勝ったメンバーで唯一1試合もプレーしないで優勝メンバーになったという偉業の持ち主!!!(当時、交代要員としてベンチ入り出来るのはサブのGKだけだったため)
さらにはアルゼンチンのラシンクラブとの間で行われたインターコンチネンタルカップでも、正GKのロニーシンプソンに代わり2試合(2nd レグとさらに行われたプレーオフ)プレイし大活躍した選手!というまさに伝説的な選手だった。(もちろんあとで調べたんだけど)
でも、全然知らなかったよーーー∑(゚Д゚)
さすがに知ったかぶりもできず、へーー、そーー、と聞いているばかり。ジョン以外の3人もサポーターとして有名だったり、クラブとつながりが深かったりするらしいが、
やっぱり、しらなーーーい。( ;´Д`)
こういう機会で色々な人と出会うとその場ではわからないことだらけで、例えうまくやれなかったとしても、後々身になっていくんだよなー。でも、みんな紳士でユーモアがあって優しい人たちなのでわからないことだらけ
知らないことだらけでもみんなフレンドリーに接してくれるなー。
ポールはまだ20代で若いのに人脈はすごいし、若者からも人気だけど、特に年齢層高めのサポーターから絶大な人気を誇っているよねー。みんなも食事を終え、時間も近くなったのでスタジアムに移動。
なんと、ジョンが自分の車に乗せてくれた。
彼の車は日産車で、ナンバープレートは「1888!」
(もちろんセルティックの設立した年)
さすがレジェンド。。。
スタジアムについて先ほどのメンバーと合流し、入場を待つ。
ポールは他に頼まれたチケットを渡しにあっち行ったりこっち行ったり。そうするとジョンがおもむろに誰かと立ち話を始めた。「ポール・ハートリーじゃん!!!」中村 俊輔とも一緒にプレイしていた元セルティックMFで現ダンディーFC監督。
ハーツとかでもプレイしたが本人はもちろんダイハードセルティックファン。親しげに話すジョンを見て、
「おーーーやっぱりレジェンドなんだー」
と改めて失礼極まりない感想。。。
この試合のチケットは一般販売していなく、クラブ関係者、選手たちの家族やジュニアの選手たちのみ入場可能らしい。セルティック側ももちろんだがレンジャース側も続々観客が集まってくる。さすがにプロではなくユースの試合で家族を見に来ている人も多いので、トラブルを起こす雰囲気はないが、
やはりあの「青いストリップやスカーフ」を見ると「イラっとする」
スタンドはメインスタンドの端のみ開放。右端がセルティックエンド、左端がレンジャースエンド。全部の入場者数は2,000人ぐらいか。
先制はセルティック、NHKの中村俊輔のドキュメンタリーに出演していた、MFキーラン・ティアニーのコーナーキックからゴール前つめてゴール。しかしレンジャースがオウンゴールですぐさま同点にする。
しかしここからセルティックが盛り返し、期待のエイダン・ネズビットが個人技で突き放すナイスゴールを決め、さらにネズビットからのクロスをドネリーが決めて3-1で折り返す。
ユースだろうが、やはり
レンジャース相手に点を決めると非常に嬉しい!!
もちろん周りのセルティックサポーターも同様で、チャンスや得点シーンになるとファーストチームの試合さながらに盛り上がる。ハーフタイムにセルティックエンドの上にある、VIPルームにレンジャースのDFモンスニがいるのをファンが発見。みんなでブーイングや指を立てて挑発したりする。その時、まさか彼の姿が見れるのが最初で最後になるとは思わなかった。
(注)モンスニは5月に行われたマザウェルとの入れ替え戦に合計スコア1-6の大差で敗退し、試合終了後、マザウェルの選手に暴行し退場。SFA(スコットランド協会)からの2年間の出場停止を不服として現役引退をしてしまった。
後半もセルティックのペース。立て続けにエイダン・ネズビットがペナルティを含む2得点で決勝でのハットトリック達成。
1点を返されるも5-2という大差(惜しむらくはもう1点入れて6-2にして欲しかった)で優勝を決めた。優勝セレモニー後、ピッチレベルで選手と写真撮影をするため、ポールとピッチレベルまで降りていき、各選手の写真を撮る。
ポールはユースの選手とも仲良しで一緒に写真を撮ったり、一人一人に声をかけたり忙しい。
これで、レンジャースとの対戦で生観戦した試合は
4勝0分け0敗
またしても自分のラッキーチャームぶりを発揮した試合だった。
( ̄▽ ̄)
その3へ続く。
Pingback: 【セルティック移籍情報】デッドラインデー、移籍期間総括 | セルティック ライフ〜Celtic Life in Japan