Hail Hail

 

レンジャーズ監督マーク・ワーバートン成績不振を理由に辞任、後任はなんとセルティックファン!笑

 

アブラカタブラ、マジックハットで庭師にしてくれー。

と、ここまで書いてちょっと放置してました。。。笑

理由は、先週末の辞任報道から内容が二転三転して本当かどうか確証が持てなかったんです。

しかし、昨日のスコティッシュカップ、グリーノック・モートン戦では、ジュニアのコーチだった、グレアム・マーティがケアテーカー(暫定)監督として指揮したようなので、辞任は本当みたいです。

もう一つは、過去のスチュアート・マッコールやアリー・マコイストの時のように、現地のセルティックファンが大騒ぎにならなかったので信憑性をちょっと疑ってました。

話の経緯をざっくりまとめると。。。

55度目(と彼らは言うけど、過去54回は旧レンジャーズでの優勝)の優勝を狙っていたが、
セルティックには3連敗、勝ち点も27離されて絶望的。


・2位の座でさえ確保できずアバディーンとつばぜり合い、さらには先週にハーツには1-4と大敗。

「やっぱイングランド帰りたいなー」と思ったかどうかはわかりませんが(ワーバートンはイングランド人)、たまたま成績不振により、2部チャンピオンシップで苦戦する古豪「ノッティンガムフォレスト」の監督フィリップ・モンタニエがクビ、どおやら水面下でワーバートンにオファーをしていた模様。


・これにチャンスとばかり、監督のワーバートン、コーチのデビッド・ウィアとフランク・マクパーランドがこぞってレンジャーズを辞めると言い出した。その動きを知っていたのと、最近の体たらくで解任も考えていたレンジャーズの経営陣もこれを了承。

しかし、次の就職先として考えていたノッティンガム・フォレストが急転直下、「やっぱやーめたww」と手のひらを返し、新監督を置かず、今シーズンいっぱいはケアテーカーマネージャーとしてギャリー・ブラジルを就任させた。

・再就職先が決まるつもりでレンジャーズを引き払う準備をしていた(であろう)ワーバートン以下3人は(ノッティンガム・フォレストでも3人でやるつもりだったらしい)再就職先がなくなり、

慌てて「ちょ、まてよ!まだレンジャーズを辞めてないし、」と否定したものの、レンジャーズの経営陣はこれを認めず辞任決定。オワタ。(一部推測あり)

 

で、新しくユースのコーチからケアテーカー(暫定)監督に就任したグレアム・マーティにスコティッシュカップの指揮をとらせたというわけです。

暫定監督のマーティ

ちなみにこのマーティ、イングランド生まれのスコットランド人でスコットランド代表経験もありますが、キャリアのほとんどをチャールトンとレディングで過ごしています。
ヨークシティの選手だった時にレディングに誘ってくれたのは、セルティックのレジェンド、故トミー・バーンズが監督だった時でした。

父親がスコットランド人でセルティックファン、さらに祖母はアイルランドの出身であるマーティはレディングに加入した初年度に活躍できなかったのですが、トミー・バーンズの人柄とサポートに励まされ、以後レディングの主力として活躍しました。

2008年にはレディングがゴードンストラカン時代のセルティックとマジェスキスタジアムでテスティモニアルマッチ(記念試合)を行う話が出た時には、インタビューで自分の父親がライフロング(一生)セルティックファンで家族もセルティックと深いつながりを持っていることを明かし、もし実現したらこんな嬉しいことはない。と話していました。(実際はレディングの選抜メンバーと旧在籍メンバーの間で行われセルティックとの試合は実現しなかったようです)

そんなマーティはおそらく長くても今シーズンいっぱいまで、現在ではそのノッティンガムフォレストで長く監督を務め、現役時代はレンジャーズでキャリアを始めたビリー・デイビスが候補に上がってます。

他はアバディーンで2シーズン連続2位、今シーズンも2位につけているデレク・マキネス(こいつも元レンジャーズ)セントジョンストンの監督のトミー・ライト、さらにはデブール兄弟とか、出戻りのアレックス・マクリーシュ、そして元ブレーダーブレーメン監督、トーマス・シャーフなんて名前も挙がっています。

まあ、現役のマキネスやライト、フランクデブールなんかはほぼ可能性ないでしょうね。ビリー・デイビスかエック(マクリーシュ)の復帰が現実的かな、なんて個人的には思っています。

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そして最後に、なぜワーバートンが「マジックハット」をかぶっているかは、以下のチャントがレンジャーズファンの間で歌われていたためです。
そんなマジックハットも2部チャンピオンシップの弱小チーム相手には通じても、セルティック相手には何も通じなかったようです。

 

レンジャーズファンの間でもう歌われることはないと思いますので、記念に掲載しておきます。

(歌詞の最後に出てくる「55」は勝ち点55のことを言ってるんでしょう。セルティックはすでに70を超えてますがねww)

 

Oh, Warburton is Magic,
He wears a Magic Hat,
He could’ve stayed in England,
But he said ‘no f*ck that’,
His Assistant is Sir Davie,
He’s Rangers till he d*es,
And when we gain promotion we’ll go for 55…

おー、ワーバントンはマジックだ、
マジックハットをかぶってるぜ
イングランドにいることもできたのに、
彼は「ノーだ」って言ったんだ。
彼のアシスタントはデビッドウィアだ(元レンジャーズのキャプテン)
彼は根っからのレンジャーズファンだ。
プロモーション(昇格)を勝ち取って55を目指すぜ!
(歌われ始めたのがチャンピオンシップにいた時なのでw)