Hail Hail

 

2017年1月3日(火)

 
朝、6時起床、シャワーを浴びて着替える。

さすがに31、1、2と3日間、多くの時間を寝て過ごしたので風邪は完全には治ってないもののだいぶ復活。

7時ごろホテルをチェックアウト。これでグラスゴーとはお別れ。
セントラル駅へ行くと、エジンバラ行きがあるので、当初クイーンストリート駅から乗ろうかと思っていたが、ここから乗ることする。

実に4日ぶりの列車の旅。これだけ一都市に長く滞在したのは初回のロンドン以来かも。

途中、マザウェルにも通るので、マザウェルのホームグラウンド、ファーパークにでも行こうかなと思ったが、まだ外は真っ暗。スタジアムも何も見えたもんじゃないと諦める。

8時前にエジンバラウェイバリー到着、8時発で各駅停車だがダンディー行きがある。ダンディー到着は9時半。
駅員に確認すると、このダンディー行きが一番早いとのことで乗車する。
エジンバラ→ダンディー間も、文化遺産にもなっているフォースブリッジを通ったり、河口沿いを走ったりと好きな路線の一つ。しかしフォースブリッジの上を通るので、フォースブリッジ自体は見ること叶わず。

 

向こうに見えるのが自動車用の橋、写しているこの場所こそフォースブリッジ上なんだけどわかるわけないです。

ここを通るのも何年ぶりかなーなんて思いながら景色を眺めての一時間半で9時半にダンディー着。

 

エジンバラ⇆ダンディー間の車窓動画。(最後に映るのはラグビーの聖地マレーフィールド)

 

 
初めて降りるダンディー、駅前は何にもなく、シティセンターから離れている。
地図で確認したら、そう離れている感じがしなかったので歩いて行ってみることするが、これが、そういつものパターンの痛い目にあうことに。

ダンディーの街、空の色と一緒でどんよりした感じ。静かな街。

直線距離だと1.6kmなのだが、もちろんまっすぐ一直線に行けるわけなく蛇行蛇行の連続、さらに、ずー〜〜〜っと、かなりハードな上り坂! 病み上がり&キャリーバッグもちは辛い。
車輪になんでモーターとかついてねえんだよ!とか本気で思いながら、ヒイコラヒイコラ押して坂を登っていく。

こんなん30分もあれば余裕で着くんじゃね?とタカをくくっていたが、1時間近く経ってようやく4機の照明塔が見えてきた。

そう、向かっていたのはもちろんダンディー市内にある2チーム、ダンディーFCとダンディーユナイテッドのスタジアムなのであった。
このスタジアムは、道を挟んで反対側に位置する非常に近接したスタジアムということでも有名。

他に近いのは、アルゼンチンのブエノスアイレス、セルティックと1967年のヨーロッパ、サウスアメリカカップを戦ったラシンクラブとインディペンデディエンテのスタジアムも同じぐらい短い距離に立地しているが、ヨーロッパでここまで近いスタジアムはここだけだと思う。

病み上がりなのにさらに大汗をかいてようやくたどり着いたダンディーの2スタジアムだが、どちらも外観だけで、中を見る隙間は全然開いていない。
うーん残念、さすがに中を見るのはダンディーのデンズパークのコーナ側にちょこっとスタンドが見えるだけで、ユナイテッドのタナダイスはほとんどなかった。

それぞれ外観を写真に収めて、駅に戻ることにする。10時半ぐらいには駅に戻っているだろうと思っていたが、今この時点で10時半。

右手の白いトタンの壁がダンディーユナイテッドのタナダイス、左手の青い三角屋根で照明塔が見えるのがダンディーのデンズパーク

今シーズンは2部で奮闘中、昨シーズンは川島も居たんだけどね。

 

立場が逆転したダンディー、監督は元セルティックのポールハートリー。すっかり顔が丸くなりました。

バス通りまで出てバスを待っていると一本先の道路からバスが出てくる。
ああ、やっぱり一つ先のバス停で待てばよかったと歩き出すと、今度は待っていたバス停にバスが到着し、追い抜いていく、という相変わらずなんともな展開。
タクシーも反対車線を通ることが多く捕まえられない。


ようやくバスに乗れたもののシティセンターまでしか行かないのでシティセンターまで行ってから、再度タクシーを捕まえて駅まで行く。(シティセンターからも10分以上歩くので)
11時10分ぐらいに駅に到着すると今度は超グッドタイミングで、ロンドンキングスクロス行きが11時15分発でやってくる。これならエジンバラで乗り換える必要もなくそのままロンドンへ直行できる。ラッキー。

車内は大分混んでいてエジンバラで降りる人も多いがそ

乗ったのはこの列車じゃないけど、アバディーンからロンドンまでの直通特急があるのが便利。ちなみにこの写真の列車はアバディーンから南西の端ペンザンスまでの特急

の後ロンドン方面へ乗ってくる人も多いみたい。
こういう時1st.クラスのパスが有効なんだけど1st.クラスもかなり混んでいる。なんとか予約の入っていないシートを見つけそこに腰を下ろす。

後はロンドンまで約5時間、朝からなんにも食べてないので食事がしたかったがエジンバラ以降でないと食事のサービスは始まらない。
車内ではパソコンでひたすら日記を書いている。熱にうなされた分結構記憶も飛んでいるようで執筆に苦戦。

 

数年前まで(少なくとも2013年まで)は、キングスクロス→エジンバラ→アバディーンのイーストコーストメインラインは、コーチ(長距離バス)の最大手、ナショナルエキスプレスが所有、運行していたが、いつからかウェストと同じくヴァージンがこの路線をも所有、運行している。

さらに、キングスクロス→ハルやキングスクロス→リーズの路線もヴァージンになり、ロンドン以北のメインラインはほぼヴァージンに独占されてしまっている。

エジンバラからの食事はラムシチューをオーダー。ちょっと少ないと思ったが、食べ終えると満足。もう一回ぐらい頼めたがやめておいた。

汁気の少ないラムシチューとマッシュポテト。

列車はイングランドに入り、ニューカッスル、ダーリントンと停まり、次のヨークを過ぎると、ロンドン北部のピーターバラまで停まらない。
これがかなり功を奏し、ロンドンキングスクロスに着いたのは午後5時ちょっと前だった。

もっと遅くなるかと思ったけど、意外に早く着いてラッキー。

 

キングスクロスから地下鉄に乗り換え、ヴィクトリアへ。今日と明日お世話になるマークとサンドラがヴィクトリア駅で待っているという。
マークとサンドラと初めて会ったのは去年のラスベガス。
その後今年のハンブルグでも再会し、今回が3度目。
後々教えてもらうことになるのだが、日本人に対して相当な親近感を持っていてラスベガスでも自分を見つけるとすぐさま声をかけてくれて、滞在中ずっと一緒にいてくれた。

ヴィクトリア駅には5時15分ぐらいちゃく、夕方の帰宅ラッシュで駅は大混雑している。

かつて深夜バスを待っていた時に喧嘩が起こった駅構内のエスカレーターで登ったパブに行くとサンドラを発見、さらにマークもビール片手にいた。
二人とハグをして再会を祝う。

ヴィクトリア駅構内、結構帰りのラッシュで混んでいる。

ここでは特に飲まず3人で早速マークの家へ。家はクリスタルパレスにあるそう。ヴィクトリアから30分程度。
この日のヴィクトリア発の列車はエンジニアリングの影響で軒並み遅延。何度も発車する時刻が変更になる中、クリスタルパレス行きに乗り発車、車内は結構混んでいる。


今日は、プレミアリーグのクリスタルパレスとスウォンジーの試合に行きたいと言ってあるのだが、マークが先日スマホをなくしてしまい、代替え機を購入したものの、なんとなくしたスマホが見つかったらしく、それが届けられるのを待たないと外にでられないとのことなので、届けられるのを待ってていいよと付き合う。

今回はフットボールは二の次でいいやと途中からなっているので、見れなくても構わないかな。今シーズンは低迷して監督も首になった両チームの対戦だけど、スタジアムのセルハーストパークが小さいのでこの試合もオールチケット(売り切れ)になっているだろう。

あまりチケットを手に入れられるかはわからないし、今回はイングランドでの試合観戦がことごとくうまくいってないしね。

 

マークの携帯が届けられたのは試合開始ちょっと前だったのでこの日はセルハーストパークに行くのは無しになった。

3人でマッシュポテト、ハム、ザワークラフトの食事を食べ、テレビを見ながら雑談。サンドラのスマホでプレミアリーグの試合が見れるので、ボーンマス x アーセナルを見せてもらう。
なんとボーンマスが前半で0-3と大量リードにびっくり。

その後なんとアーセナルが3点を取り返し、同点に追いついて引き分けで終了したのだが、アーセナルの選手の喜びようったら、まるで優勝したかのよう。
これで、彼らは4位を維持しただけなんだけどね。

マークの仕事が朝6時半出発なので早めに就寝、サンドラは8時すぎまでいるらしいので安心。シャワーや冷蔵庫を教えてもらい好きに使っていいよーと言ってもらう。

オープンすぎて面喰らうがありがとうと言っておく。

二人は10時すぎには自分たちの寝室に行ってしまい自分はリビングのソファがベッド代わり。シャワーを使わせてもらいスッキリしてから23時ごろ就寝。

 

次の日に続く。