Hail Hail
2016年12月29日(木) その1
朝、7時ごろ起床、着替えて荷造りして8時すぎに出発しチェックアウト。
階段を上るのも辛いが重い荷物を持って降りるのもなかなか辛い。
セントラルステーションで時刻表を確認、9時のユーストン行きに乗車。
今日の目的はバーミンガムだが、夜の試合なので、予てから行きたかった路線に乗車するため、イングランド最北部の町カーラーイルへ。
10時30分カーライル着。
ここからヨークシャーデイルズ国立公園内を通る、セトル・カーライル鉄道に乗ってリーズまで行き、リーズからバーミンガムへ入る予定。
カーライルの駅に2009年以来?ぶりに降りるとアーマスウエイト行きがバス代行となっている。アーマスウェイトからアップルビーまで鉄道、アップルビーで別の列車に乗り換えてセトルを通ってリーズまで全行程3時間半ほどの旅。
時刻表を見ると途中の駅で時刻が切れているようにも見えるが、リーズまではここから行けると駅員に確認したので、信じてバスに乗車する。
10時50分にバスはカーライルを発車。数年前はこんなに栄えてたっけ?という駅前の通りを抜けて田舎道に入る。
今日のイングランドも雲はあるものの日差しもさしていい天気、バスは農村地帯を抜け30分ほどでアーマスウェイトに到着。
ほとんど何もない無人駅に他の客と待っていると数分で折り返しの列車が到着。
11時30分ごろ乗客を乗せて発車。
列車での景色もなかなかだが、ついつい進行方向右側は、メインラインのロンドン↔︎グラスゴー線が走ってると思って、反対側の左側を見るものの、絶景の景色は右側に広がってたりする。
じゃあ右側、といって席を移動すると、今度は左側と、まあお約束の外しプレイ。
12時ちょっと過ぎに二つ目の到着地、アップルビーに到着。ここで全員降ろされ、12時36分発のリーズ行きをまつ。
まあ、駅前は何もないど田舎。駅近くに1軒だけパブ兼B&Bがあるので、トイレを借りに入って一杯頼んでトイレへ直行。30分しかないのに15分近くもトイレで過ごしてしまい、残り15ふんで急いで飲む。
もちろん昼食などないのでクリスプも一緒に頼めばよかったか、と思ったがゆっくりもしてられない。ビールは結構美味しいエール系。
飲み終えて店主に挨拶して駅へ向かう。
空腹の昼ビールにちょいと酔いが進んでしまったので、駅員に確認すると発車する列車は、歩道橋を渡った反対側のホームに停車中。
またも重い荷物をえっちらおっちら持って歩道橋を渡り反対側ホームの列車に滑りこむ。車内は結構混んでいた。
左側のボックス席が空いていないので渋々右側に座り、車窓を眺めている。さすがにローカル線で、Wifiの環境も悪くなかなか繋がらない。
小さな町をいくつも通り過ぎ、有名な陸橋なども通ったようだが、車内にいるとそれも何やらようわからない。
肝心のセトル駅(何があるわけでもないが)も普通に停車して何事もなく発車。その繰り返しの2時間の旅、(でも景色は良かった)
リーズが近づいてくるとさすがに住宅街が広がってくる、14時30分にリーズ着。
5年ぶりのリーズ。今回は駅だけだけど。
一旦改札を出て昼飯を買おうと駅舎内のショップへ。KFCでハンバーガーと何ちゃらロールを購入、改札前の椅子に座って遅めの昼食。
昼食を食べながらこれからでかける家族連れを眺めている。
15時30発のペンザンス行きでバーミンガムへ。リーズ駅発車後はお約束のエランドロード近くを通る。
列車は結構な乗車率、車内では暮れ行く夕日を見たり、フェイスブックのチェックをしたりして過ごす。
17時30分、約2時間でバーミンガムニューストリート到着。ここには7年ぶりか?降りてみてびっくり、駅が完全に一新!全く別の駅に生まれ変わっていた。
おなじみのわかりにくい駅前は相変わらずだけど、駅舎の壁に巨大なスクリーンが埋め込まれ、駅の場所が外からでも一目瞭然になったし、さらに駅の出口も今まで一箇所しかなかったのが、3か所にも増えた。
駅構内も2階部分はレストランなどの商業テナントが入っており、次の列車を待つ間や、出発までの時間を過ごせるようになっている。日本食系もYo-SushiとWasabiの2店舗が出店していた。
あまりの変わりように唖然としながらも過去の記憶を頼りに今までの出方と同じルートでも出れたので、なんかちょっとほっとした。
でも、この日の宿は駅の出口の反対側。
今出た出口からだと大きく迂回しなければいけそうにないので、タクシーレーンの脇を通り、(すぐ左手は道なのだが、数メートル下なのでどこからか降りないといけない)一旦駅構内に再度入ってそのまままっすぐ行くと、別の出口に出れた。
だいたいこういう時は行き止まりになっていて迂回するか全く別の方向にある出口を探すか、というのがおきまりのパターンなのだが、新しい駅舎はどの方向にも出れるよう設計にも配慮がされていた。珍しいな。
階段、は使いたくなかったので、リフトで降りてホテルのある方向に歩いていく。いつもはだいたいの方向をチェックしておいて後はなんとなくで進むため、方向を間違ったり進む道を間違ったり(先日のリバプールもそう)して時間をロスするのだが、今回はちょっと慎重にちょっと進んでは調べてなんども確認しながらホテルを探した。
駅を出て15分ほどでホテル発見、地図がないと結構分かりにくい。マンションの建物の奥まったところにホテルの受付があり、看板も見えにくいし夜なのに点灯していない。
受付でチェックインしてキーをもらう。
部屋はイングランドでは珍しく、ビジネスホテル風というかカプセルホテル風な狭さ。ベッド以外のスペースが部屋にほとんどない。
でも、部屋は清潔だしシャワーもついているし、寝るだけのためのホテルなのでこれぐらいでも十分、安くてもボロくて無駄に広いよりは全然マシ。
すぐさま、今日の目的地のヴィラパークへ向かうため準備してホテルを後にするのであった。
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その2に続く