Hail Hail

 

2016年12月27日(火) その1

 

 

何度かトイレに目が覚め、6時頃からまんじりと過ごす。時差ぼけ特有の症状。

この日の行動計画を考えてみたが、

当初計画していたダービー x バーミンガムも数日前にチケットはソールドアウト。他に試合があるのは南のブライトンだが、こちらもチームが好調のため、チケットは早々に売り切れている。

ダービーもブライトンもおそらくダフ屋はいないだろう。
余らせたチケットを持ってるファンを探さないといけない。エジンバラではハーツx キルマーノックもあるが、スコットランドは28日以降に行くからイングランドでもう1試合見たいと思っていた。

リバプールに行くなら朝一でもう出たいところなんだけど(リターンチケット狙い)さすがにB&Bではないので、ろくに挨拶もせずすぐに出て行くわけにもいかない。

・・・

 

8時近くにロビンが起きてきたので、ドアを開けて挨拶。紅茶を淹れてもらう。
リビングはオール電化。この部屋には9月から住んでいるとのことで、まだまだ全然新しい。

いろいろな経緯があったみたいだが、かなり運良くしかも格安で住めることになったらしい。

 

今日の予定を聞かれたので、迷ってるけどリバプールに行くかも、と話すと、ロビンもダービーよりもリバプールの方がいい(これは本人の好みなんだと思うが)と言って気持ちはリバプールに大きくかたむく。

そのうち彼女も起きてきたので、3人でお茶を飲みながらしばし日本の話などで歓談し、ロビンにマンションの屋上に連れて行ってもらう。
14階の屋上には住人であればキーカードで入れる。

 

屋上にはくつろげるようベンチも置いてあり、住人に開放しているのがわかる。

 

ロンドンは今日も快晴。朝からキーンとした冷たい空気だが、清々しい。

遠くに見えるセントラルロンドン。ロンドンも高層ビルが増えました。

屋上から外を見渡すとすぐ近くにオリンピックスタジアムだったウェストハムの新スタジアムが見える。
完全ドーム型でまるで東京ドームのよう。フットボールスタジアムとは外観上はなかなか思えない。

その向こうにセントラルロンドンが広がる、遠くにロンドンブリッジやミレニアムアイ(観覧車)が僅かながら見えた。

まだまだ周りは開発中、全くもってロンドンらしからぬ景色。 いったいどこ?

しばらく寒い中で話しながら外を眺めて部屋に戻る。

ちなみに彼らの部屋は土足厳禁ではないが、二人とも玄関で靴を脱いで生活している。
出発する前に、今回エアーB&Bに泊まろうかとも考え色々見てたのだが、多くの部屋で土足厳禁というのを目にしたことを彼らに話す。

ロビンは日本に来たこともあるから、この手の話はよくわかると思う。
時間は9時を過ぎていたので、名残惜しい気もあるが、出かけることにする。

別れ際に二人にバッジを渡しロビンは駅まで一緒に行ってくれる。

地下鉄の駅よりも近くにブリットレールの駅があり、ロンドンセントパンクラスまで一駅で行ける。(ユーロスターやドーヴァー行きの列車が運行している路線)

駅でブリットレールパスをバリデーションしようと思ったが何人か窓口で並んでいたので、諦めてオイスターカードで入ることにする。(オイスターカードだと半額らしい)
最初にオイスターカードが出てからずっと持ってるよ、というとロビンも日本で手に入れたパスモを未だに持っているらしい。

 

また年明けにロンドン戻る時に連絡するよ、と言って別れてホームへ。(ごめん、結局連絡できなかった)

列車はすぐ来ると思われたがそれは反対方面で、ロンドン行きは10分以上待ってから来た。

 

10時15分ぐらいにロンドンセントパンクラス到着。

すっかり綺麗になったセントパンクラス駅、構内はショップも充実

ユーロスターとは乗り場やホームが違うようだ。今回が初のセントパンクラス利用。ダービーやノッティンガム行きもキングスクロスからではなくセントパンクラスから出ている。

大混雑した駅構内を抜けてユーストンロードへ出て右折、ユーストン駅へ。

やっぱりロンドンらしい雰囲気といえばこう言う建物でしょう。 これはセントパンクラスホテル

勝手知ったるユーストンロード、もう何回ここを往復したことか。
日本の街並みに馴染みがある場所が海外にあるという不思議な感覚を覚えながら歩く。

ロンドンユーストン駅。渋谷駅より詳しいかも。

ユーストン駅は相変わらず。ヴァージンの窓口へ行くと長蛇の列。それでも人の流れは悪くなく10分ほどで窓口に行けバリデーション。
使用期間を職員は入れてくれずスタンプだけ押して自分で日付を入れろと言われた。

なんなら10日間ぐらい書いちゃおうか、と思ったけど、自分で書いて没収されても、と思い正直に8日間を記入。

その後、いつものセインズベリーズで買い物をしてタイムテーブルで確認。
ホテルをマンチェスターの定宿、駅近くにあるヴィクトリアホテルにしようと思っていたので、まずはマンチェスターに行ってチェックイン、荷物を置いてからリバプールに行こうと考えていた。

タイムテーブルではちょうど5分後に出るマンチェスターピカデリー行きがあるので、小走りで急ぐ。

ホームに着くとすでに発車間際になっていて改札での検札もパスで急いで飛び乗って事なきを得た。
車内は結構混んでいるが、ファーストクラスの車両に移動するとこちらもさすがに混んでいる。

 

そんな中でも空いてる席を見つけて座り、電源を取り出して充電しながら、SNSのチェック。さらにパソコンで今回初の試みの同時進行ブログを書き始める。

ワードプレスを開いているだけで通信料がかかるので、ワードに下書きして一話分できたらコピペで上げていくことにする。

出発すると右手にウェンブリースタジアムが見えてくる。

お約束のウェンブリースタジアムを横目で見ながら、ひたすらブログを書きながら、列車内で時間を過ごしていると、ミルトンキーンズをすぎた頃から運行状況が怪しくなってくる。

普段ならマンチェスターまで2時間半で行ける距離なんだけど、まるで、初UK時リバプール行きで大遅延の悪夢がよみがえるぐらいののろのろ運転。

それでも、試合開始は5時なので、まだまだ余裕だと思いつつも一抹の不安がよぎる。

何と言ってもブリットレール、ありえないぐらいの遅延をいつも平気で起こすことで今でも悪名を轟かせている。
それでも、のろのろ運転をしながらも30分遅れの13時30分にマンチェスターピカデリーに到着。

ここでチェックインして2時に出れれば全然余裕だろうと思っていた。
まず、ここで一つ目の誤算。

ピカデリー駅構内はかなりの混雑。人の波をかき分けて駅の外へ出る。
駅前のスロープを降りて、折り返しの坂道を歩いていくが、見慣れた建物が見つからない。

 

間違いなくそこにあったであろう場所には、新築の新たなホテルが建っていて一泊69ポンドからと書いてある。過去何回もマンチェスターピカデリー駅近くの格安ホテルとして重宝してきただけになくなったのは非常に残念。

ここで、次の選択に迷う。
時間はまだ13時半すぎ、マンチェスターでホテルを探すかリバプールに行くか。
(今思い出しながら書いているが、それでもかなり思い出すのが辛い)
携帯のアプリでマンチェスターに5,000円台のホテルを見つけるが、駅から1.6kmとちょっと離れている。

一方リバプールでは5,000円以下で駅から500m程度のところに一軒見つかる。リバプールでこの値段ではほぼほぼ期待できないし、地図で示している場所の土地勘がないが、マンチェスターで時間を使うより、リバプールに早くたどり着いて時間を確保したいと思い、リバプールのホテルを予約して、駅に戻る。

 

駅の掲示板で、リバプール行きを確認しに行く。相変わらず駅が混んでいて、思うように歩けないぐらい。
Aから始まる掲示板でリバプール行きを確認するとBUSの表記が!理由はわからないけど、エンジニアリングでバス代行となっているらしい。

マンチェスター、リバプール間は約50km。

今まで、バス代行にいい思い出なし
必ず時間はかかる、行きたい時間に間に合わない、などなどがすぐに思い出され、表示を見た時点で選択肢から即刻外していた。

次にどこ経由で行くか、と思った時に、マンチェスターといえばストークオントレント、リバプールといえば「クルー」がロンドンから来た場合手前の駅(それぞれの駅に着いたら20分ぐらいで目的地到着)というイメージが強かったので、じゃあクルーに行ければリバプールに早いだろうと「勘違い」して、クルー行きを探すと2時ちょうどの列車がある!

 

なんとかそれに飛び乗って一安心!(^o^)/

 

と、思ったのが、これが地獄行きへの始まりだったとは。
(正解はどうすればよかったのかは後ほど)

 

その2へ続く。