【動画あり】アバディーン x レンジャーズ戦ハイライト

Hail Hail

アバディーン終了間際のフリーキックで、劇的勝利で2位浮上！レンジャーズは2敗目で7位転落！！

勝越しのフリーキックのシーンは映像乱れて見れなかったんですが、涙。

昨シーズン2位のアバディーンと昇格してきたレンジャーズとの対戦、この組み合わせは1980年代、アレックスファーガソンが、アバディーンを率いてスコティッシュフットボールとヨーロッパを席巻していた時、（アバディーンはカップウィナーズカップ、ヨーロッパスーパーカップも獲得しています）スコットランドで一番嫌い合っていたのがレンジャーズでした。

当時は、UK国内中にフーリガニズムが蔓延していた頃、グラスゴーもアバディーンも工業都市(アバディーンは北海油田採掘の拠点）なので、サッチャー政権の政策をまともに影響を受けたため、両都市のサポーターは生活の不満をフットボールにぶつけてました。

強いアバディーンに勝てないレンジャーズの構図が、レンジャーズファンを苛立たせグラスゴーやアバディーンで度々衝突を繰り返してました。90年代以降はアバディーンの勢いが衰えたため、相手にされなくなりましたが、今でもアバディーンのピトオドリースタジアムの階段には、レンジャーズファンを揶揄するイラストが描かれています。

そして、ここ数シーズン、上位に食い込むようになったアバディーンと、昇格して本当の実力が試されるレンジャーズの一戦は、セルティック戦以来満員のスタジアムで行われました。

アバディーンはヘイエズとルーニー（ウェインではない）の2トップ、元セルティックの北アイルランド代表マギンも先発です。レンジャーズは、バートン（出場停止）、クラニチャール、センデロス、ケニーミラー（ベンチ）と、ベテランを外し年齢若目でメンバーを組んでいます。未だ昇格チームなので数人、右サイドバックのタバディア、キャプテンのリー・ウォレス、ゲームメーカーのマッケイ、イングランド人ストライカーのワグホーンぐらいしか名前を知りません。

2011年まではベンチメンバーまでも知ってたんですけどね。

まずはハイライトをどうぞ。

ハイライトでは映っていませんが、試合は序盤からレンジャーズがボールを支配します。ただ、ホームなのに引き気味のアバディーンの守備を崩せません。
一方のアバディーンも、過去のトラウマからか慎重になりすぎているきらいが見受けられ積極的にボール奪取ができず、ゴテゴテな印象。

前半は、拮抗した状況が続き0-0で折り返しますが、後半はいってすぐにアバディーンが先制点を挙げます。ヘイエズのスピードを生かした裏への抜け出しでゴール。しかし、これでアバディーンさらにラインが下がりレンジャーズにいいようにボールを持たれます。

このままではいかないだろうなーと思っていた頃、先制点を挙げたヘイエズがレンジャーズのリー・ウォレスを倒してしまいPK。これをきっちり決められ同点に追いつかれます。

このまま終了かと思われたアディショナルタイム直前に、ペナルティエリア近くで得たファウルからのフリーキックをアバディーンのマディソンが蹴り、ポストを叩きながらもゴールに叩き込んでアバディーンが土壇場でレンジャーズをうっちゃりました。

これでアバディーンは、勝ち点12として、ハーツを抜いて2位に浮上、敗れたレンジャーズは今シーズン早くも2敗目で順位を7位まで落とし、現状では優勝やヨーロッパ圏内はおろか、スコティッシュプレミア独自のスプリット（33節終わった時点で上位6チームと下位6チームに分かれて残り5戦を戦う方式）でも、下位グループに回る位置にまで来ました。

さらに、レンジャーズは、今後、次節はホームでパーティックシスルとのグラスゴーダービーなので、これは勝利が硬そうですが、その後の3試合はインヴァネス（アウェイ）、ハーツ（アウェイ）、セルティック（カップ）と、下手すると3連敗もあり得る日程。

監督のワーバートンの首も早くも危うくなってきましたが、今の戦力では監督を代えたところであまり効果はないようにも思いますが、果たしてどうなるか。

ここまで来てやっと本題です。

この試合を取り上げたのはもちろん、この結果を受けて反応している多数のセルティックファンがいます。この2チームは昔から相手が引き分けたり負けようものなら、鬼の首を取ったかのように喜びます。
昨日も自分も含めてたくさんのセルティックファンがこの試合に注目し、レンジャーズの負けが決まると同時にたくさんの画像やメッセージが飛び交いました。

その幾つかをご紹介。

まずは、リーグテーブル（順位表）