Hail Hail
2008年12月28日(日) その1
7時頃起床。
早くに休んだためそれほど二日酔いではない。
8時?出発し、クイーンストリート駅へ。ホステルは今晩まで取ってあるので荷物は置いていく。
エジンバラ行きに乗りウェイバリーからニューカッスルへ。
8時??分 グラスゴークイーンストリート → 9時??分 エジンバラウェイバリー →10時??分 ニューカッスル
前回はメトロでセントジェームシーズへ行ったが今回は試合後の移動も考え歩いてスタジアムへ。
意外に駅前からスタジアムまでの方向が掴みづらい。
駅のほぼ真北に位置しているのだが、直通の一本道はないので、くねくね右へ行ったり左へ行ったりしていると方向を見失いがち。
ウェストゲートロードから途中でショートカットしようと右に折れ、弧を描くように右に曲がる道を歩く。
見覚えのある坂道を左に曲がるとスタジアムが見えてくるのだが、ちょっとこれだと遠回りか。
ちなみに見覚えのある坂道の名前はグラスゴーと一緒で「ギャロウゲート」だった。
スタジアムには11時すぎに到着、まだファンもまばら。4年ぶりの訪問にあたりをうろうろしながら観察。
クラブショップのディスプレイがレアルマドリッドから移籍してきたマイケルオーウェンに変わっていたが、オーウェンといえば今日相手のリバプールなので、なんか変な感じ。
今シーズンのニューカッスルはゴタゴタ続き、シーズン初めのケビンキーガン元監督解任騒動で、ファンがオーナーのマイクアシュリーに断固抵抗し、スタジアムがガラガラの状況が続いた。(ケビンキーガンはニューカッスルでもレジェンド)
後継にコーチのクリスヒュートンが就任し、その後を受けたジョーキニアが就任したことで観客が戻りつつあったが、成績の方はイマイチパッとしないで下位に低迷。
一方のリバプールは近年にないぐらい絶好調、シーズン当初になりもの入りで入団したロビーキーンが、ずっこけて半年で古巣のスパーズにレンタルで出されたが、トーレス、カイト、ジェラードのトライアングルが機能してなんとこの時点で宿敵マンチェスターユナイテッドを抑えてトップを走っている。
まずはチケット確保のためにチケットオフィスに行くが当日券の販売はなし。さすがに年末のリバプール戦はチケットの売れ行きもいいようだ。
それでも、5万人を超えるキャパシティのスタジアム、余裕で見つかるだろうと踏んでいる。
次にダフ屋がいるであろうメトロのセントジェームシーズパーク駅からの階段付近に行くと、いた。一人だが明らかにダフ屋。気づかぬふりをして前を横切ると「チケットいらねーか?」と声をかけてくる。
振り返り「How much?」と言って交渉スタート。
最初200からスタートしたので「ここはロンドンか!」と心でツッコミを入れながら、「冗談でしょ」というとすぐに150と下がり、120まではあっさり下げてきたが、全く話にならないというジェスチャーをすると、定番の「いくらならいいんだ?」と聞いてくるので「40かな」と返すと、「フザケンナ!」と返される。
じゃあいいや、と行こうとすると、引き止められ「じゃあ、100でいいよ」と言い寄ってくるが、100なんて高すぎると言って40しかない!と言い張る。
まだキックオフになるまで時間はあるのでダフ屋も100からは一切下げず交渉は決裂しその場を離れる。
まあまたそのうちくるよ、とチケットオフィス周りに戻ってみると、家族連れの父親がチケットを片手に持ち上に掲げて見せている。間違いなくあまりチケットを持ったファンなのですぐに声をかけ、定価プラス£5=£40であっさり交渉成立。もちろんチケットも本物だった。
その後、15分ぐらいしてから再度ダフ屋に近づいてみたら、声もかけられなくなっていた!!
そんな邪険にすることないのに。。。
スタジアム近くの有名なパブ「Strawberry’s」で飲もうかとも思ったが、早めにスタジアム中へ。
なんと席はメインスタンド最上階の3階席の上段!! 反対側のバックスタンドの屋根や遠くニューカッスルの駅まで見えちゃうんじゃないかってぐらいの高さ。(見えませんけど)
ちょっと高いとこ好きだけど真下を見るとさすがに少しくらくらする。
今日はいつも通りかなり寒いはずなのだが、ポロシャツ一枚のファンが座って喋っている。しかも巨漢系ではなく瘦せ型のにーちゃん。
どういう皮膚感覚なんだろうか。。。
昨日たくさん飲んだはずなのだが、コンコースで試合前に一杯、さすがニューカッスル、スタジアムの売店でも売っているのはおなじみのご当地ニューカッスルブラウンエール。これが破格の値段で飲めるんだから羨ましい。(ビールだけ)
スタジアムは9割ほどの入り、左手のゴール裏3階席にはリバプールファンが陣取る、あそこもどんだけ高いんだ(今いるところと高さ一緒なんだけど)
この日トーレスは怪我のためカイトと並ぶのはバベル、他はシャビアロンソもベンチ。
ニューカッスルはオーウェンが古巣相手に先発するも1トップで脇にダフとエヌゾグビア、コマ不足感は否めない。前線より後ろの方が有名な選手が多い。
試合開始からどっちがホームだかわからない展開、やはり好調なリバプールとの差は歴然とする。ニューカッスルはホームなのに引き気味で前線のカウンター狙い。そのため押し込まれ放題でゴール前に選手が張り付いていてギヴン、コロッチーニを中心に守備を固めている。
なかなか先制点が生まれなかったが中央が固ければサイドを崩すの定石通り、前半30分サイドをベナユンが突破し
ジェラードへグラウンダーの折り返し、それをダイレクトにジェラードがけり込みリバプールが先制。
アウェーゴール裏3階席だけが異常に盛り上がる。
さらにジェラードのコーナーキックはドンピシャでヒーピアの頭に合い数分で追加点。前半を0-2で終了する。
オーナー交代後迷走を続けるニューカッスル、かつてのサーボビーロブソン時代の面影は全くなくなり、北部の名門は中位どころか下位にも低迷している始末。それでもこれだけのファンが集まるのだからすごいんだけど。
後半は早々にニューカッスルがコーナーキックを地元出身のエドガーが決めて1-2と盛り返しにわかにスタジアムが活気付く。
しかしそのあとはリバプールの大虐殺ショーの始まりで、1点差に追いついたのもつかの間、すぐさまバベルにこぼれ球を押し込まれ1-3、15分後、DFラインで回していたボールからロングスルーパスでジェラードが抜け出しゴールで1-4、さらに10分後、危うくヒーローになりかけたエドガーがエヌゴグを倒してPK、それをアロンソがきっちり決めて後半30分で1-5となってしまった。
さすがにこれでニューカッスルファンの心も折れ、次々とスタジアムを後にして35分にはスタジアムには半分の客もいなくなっていた。
この試合のダイジェストはこちらから
自分のカメラで撮った5点目のシャビアロンソのPK動画
自分も次のハートリプール移動があるのでその時点でスタジアムを出る。あちらこちらにファンが足早で立ち去る中、駅の方へ急いで歩く。
ここできた時と同じルートで行けばよかったもののギャロウゲートの坂を下りたところで右に曲がらずまっすぐ行ってしまい道に迷ってしまった!せっかく間に合う時間に出たのに、駅に着いた頃は14時30分をとうに過ぎており、ハートリプールへ行くのは絶望的となった。
ああ、がっくり。
仕方ないので、スコットランドに戻ることに。
その2に続く。
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