Hail Hail

 

2008年1月3日(木)

 

5時起床、短い睡眠時間だがそれほど眠くはない。
5時30分を回ったところで部屋を出てロビーへ、45分ぐらいに二人が降りてきたので出発。

真っ暗ななか歩いてライムストリート駅へ。

P1010307

朝はまだ暗い。

6時4分 リバプールライムストリート → ウィガン 6時54分
7時10分 ウィガン → グラスゴーセントラル 10時20分

列車は定刻通り発車し、ウィガンへ。ウィガンでグラスゴー行きの特急に乗り換える。
今回は二人と別にファーストクラスに座らせてもらう。車内で紅茶を飲んだり少し寝たり、マーティンに電話をかけて定刻通りにつきそうだと伝えたり。

列車はほぼ定刻通りにグラスゴーセントラルに到着、二人はホテルをチェックアウトしてから来るというので、自分は先に待ち合わせ場所のユーロホステルへ。

マーティンが、兄弟を連れて玄関前で待っていてくれてた。車3台で分乗していく予定。
まだ、他のメンバーは来てなかったが、ダブリンに行ってたかもちゃんや他のメンバーが程なくして集まってきた。

先ほどの二人を待つため自分はマーティンと一緒に残り他のメンバーは先にセルティックパークへ向かってもらう。

15分ぐらいして二人が走ってやってきた。さすがにまだまだ若い。

11時すぎにセルティックパーク到着。

フィル・オドネル選手の追悼のために置かれた数々

フィル・オドネル選手の追悼のために置かれた数々

メインスタンド正面玄関近くのウォルフリード宣教師の銅像の前には、先日亡くなったマザウェル所属のフィル・オドネルへの追悼のスカーフやメッセージ、献花などがたくさん置かれている。

先ほどの車内でもマーティンが地元の新聞を見せてくれ、そこには、マザウェルのファーパークに追悼に行ったメンバーの写真が掲載されていた。スコットランドでは連日彼の死を追悼する記事が報道されているようだ。

11時30分からスタジアムツアースタート。自分たちの他にも参加者はいる。

トロフィールームで説明を受けるときにマーティンに言われ同時通訳を引き受けることに。
かなり綺麗な発音なのでそれほど難しくはないが、時折、スコティッシュの独特なフレーズが出ると、マーティンが英語で補足してくれる。

1967年のチャンピオンズカップの話を中心に、1953年に行われたエリザベス二世女王の戴冠を祝して行われたコロネーションカップ。イングランドとスコットランドのクラブがそれぞれ4クラブずつトーナメントで戦い、決勝はハンプデンパークで112,000人!もの観客を集めてセルティックとハイバーニアンが対戦し、セルティックが優勝したという大会のカップの説明など、(ちなみに他にはマンチェスターユナイテッド、アーセナル、ニューカッスル、トットナム、レンジャース、アバディーンが出場)さすがに知らないカップの話は通訳が難しかった。

トロフィールームで熱心に説明を聞く

トロフィールームで熱心に説明を聞く

他、スコティッシュカップやリーグトロフィーなどトロフィールームには、燦然と輝くトロフィーやメダルの数々が、並んでいる。
説明後は思い思いに写真を撮ったり近くで見たり堪能する。

次に、メディアカンファレンスルームで、ビデオ鑑賞をし、記念撮影や見学。壁には歴代のセルティックの選手のストリップが飾ってある。カンファレンスルームの記者会見席に座って写真を撮ったり。

移動中には中村俊輔のマンチェスターユナイテッド戦アウェイで決めたフリーキックのゴール後歓喜にわく写真がパネルで飾られていた。

そしていよいよセルティックパーク内に入っていく。まずはメインスタンドで、永久シーズンチケットホルダーのロッドスチュワート、ビリーコノリーの席を見学、彼らの席の背もたれにはプレートで「a seat for life to Billy Connoly」とある。

誰もいない(自分たち以外)セルティックパーク。緑のシートで統一されたスタンド、改めて隅から隅まで見渡して見ると惚れ惚れする。ピッチレベルで見るとやはりスタンドの壁に囲まれている感じを受ける。

P1010408

セルティックパークでの集合写真、

個人的にはずーーっと見ていたいが、お約束のベンチで集合写真を撮ったり、コンコースから選手のように出てくるパフォーマンスをやったりしてあっという間に時間は過ぎていった。

スタジアムツアーは無料で見れる物だけでいいやと思っていたが、やはりセルティックパークを筆頭に、有名スタジアムはそれなりに価値があるんだと実感する。ウェンブリー、ハンプデンパーク、アンフィールドはそのうち行ってみたい。

ツアーが終了しマーティンが試合のチケットの払い戻しにチケットオフィスへ行っている間ウォルフリード宣教師の像の前で待っていたが、時折雪がちらつくほど外は寒い。
外で待っているのは辛いのでスーパーストアに行ってそれぞれ買い物してきてもらう。

マーティンのいるチケットオフィスに行きそのことを伝えると、チケットの払い戻しはチケットオフィスではなく、仲介してくれたサポーター団体経由で行われるのことだった。

1時間ほど買い物している間にマーティンの兄弟は帰ってもらい、マーティンの車一台だけに。具合の悪いメンバー優先で車で移動してもらい、後はバスかタクシーでシティセンターに戻ることに。

バス停で待っていると一台のタクシーが来たので半分乗ってもらい、またしばらくして別のタクシーでシティセンターに戻る。

さようならセルティックパーク、またね!

さようならセルティックパーク、またね!

再合流に手間取ったが、なんとか無事合流し、セントラル駅近くのパブで全員では最初で最後の食事。
2品頼んで£7.99のオファーがあったので頼んでみたが、とても食い切れる量じゃないことを実感(この頃からやってしまう)

小一時間食事した後は解散。また東京で会おうと言って、お互いの無事帰国を願ってそれぞれのルートで移動する。

自分とかもちゃんはロンドンからの帰国のため、ロンドンへ移動しようとするが、ニュースでコベントリーとラグビーの間で大規模な工事をしていると聞いていたので、エジンバラ→ロンドンキングスクロスの路線で戻ることにする。

マーティンにエジンバラ経由で帰るよ、というとエジンバラまで車で送ってくれることに。
ホステルでかもちゃんの荷物をピックアップしてマーティンの運転で一路エジンバラへ。

グラスゴーを出るときにも雪は降っていたが、高速に乗ってしばらくすると降雪が激しくなってきた。
途中一回トイレ休憩を挟み1時間ほどで17時15分エジンバラに到着。今度はマーティン道を間違えず。

荷物を取り出し、マーティンとハグし本当にこの旅では世話になったことを伝える。また、日本で会おう。

マーティンと別れて駅へ。ちょっと列車に乗る前に一服と思っているとなんとキングスクロス行きがちょうど入線中で17時30分発!急いで二人でホームへ行きなんとか列車に飛び乗った。

乗車後は二人ともぐったり、しかもなぜか一時物凄い悪寒に襲われ震えが止まらなくなる。風邪をうつされたか?しかも自分だけじゃなくかもちゃんも寒気がするという。
車内サービスの紅茶をポットごともらい、なんとかお湯、お茶を飲んで温まりぐったり寝て過ごす。
急な体温低下だったからなのか、お茶を飲んで暖かくして休んでいたら大分良くはなった。

宿泊先確保のため21時台にはロンドンについていたかったが、意外にも停車駅が多く22時20分にロンドンキングスクロスに到着。スコットランドに比べれば幾分暖かいの救い。

いつものB&B街で半ば定宿にしているHotel Montanaに行ってみると部屋は空いていたが、£5値上げして£35になっていた。

チェックイン後どうするかかもちゃんに尋ねると汁物が食べたいという。自分は元気も取り戻したのでCock Tavernへ行きたいと思ったので別々に行動することに。

歩いて20分でCock Tavernに到着し、ドアを開けてカウンターでギネスを頼んでいると、オーナーぽいおっさんにいきなり「出てけ!」と言われドアまで連れてかれる。

なんのことやら分からず、「何でだ?」と聞くが、「うるさいお前には飲ませない、出てけ!」と一点張り。
「いやいや俺単に観光客だし、セルティックファンだし、ここに何度も来たことあるし」というと、「お前はこの前xxxした中国人だろう!」「いや違うって!俺ジャパニーズだし」なあんていう押し問答がしばらく続いたが、なんとか誤解が解けて店に入れてもらった。

残念ながら遅い時間だったのでミックやテリーはいなかったが、その後カウンターで飲んでいるとジャスティンと名乗るバーテンのお兄ちゃんと話す。リーズ出身で片親がアイリッシュ、この時たまたましていたリーズ/セルティックのスカーフを気に入ったらしく彼もリーズ/セルティックのファンだとか。
今度ビジネスで日本に行く予定なので、連絡先を交換しあった。(結局何も連絡は来なかったが)

深夜0時近くになったので、店を出てホテルへ戻る。
部屋でしばらくテレビを見て1時ごろ就寝。

次の日に続く。