オールドファーム事前特集、レジェンドからの提言

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Hail Hail

日曜日のレンジャース戦を前にあの！世界的レジェンドが一言物申す！

とまあ、日曜日の朝にやってるワイドショー風な始まり方ですが、今度の日曜日は何度も言いますが、1年ぶりのレンジャースとの対戦です。

それを前に数日前から各メディアではひっきりなしに取り上げられてますが、（ちなみに日本のレジェンドが某Football関連Youtube番組でFKスペシャリストの5指に入ったなんて話題は「誰も」してませんよー。）

ここで、両チームにゆかりの深いあのレジェンドがBBCのインタビューに答えてました。

そう、「King Kenny」元セルティック、リバプールのケニーダルグリッシュです。

キングケニー、ケニーダルグリッシュ。子供の頃ファンでした。

ダルグリッシュといえばリバプール全盛期の立役者、選手でも監督でもリーグ優勝経験を持ちチャンピオンズカップも3度獲得していますが、リバプールに当時移籍金最高金額で移る前は9年間セルティックで活躍していましたし、少年時代はレンジャースの大ファンだったことでも有名です。

そんなダルグリッシュが、BBCのインタビューにオールドファームについてこう語っています。

原文はこちら
タイトルはズバリ、

「レンジャース x セルティック、ダルグリッシュはオールドファームの対戦が戻ってきたのを心待ちにしている。」

グラスゴーの両ライバルは日曜日のカップ戦準決勝で激突するが、それに先んじて先週レンジャースはチャンピオンシップ（2部）を優勝した。ダルグリッシュはリーグでのダービーが来シーズンから復活したことを喜んでいる。

「4年前レンジャースが破産、消滅したことで多くの人＝セルティックファンをはじめとする、はとても満足したが、フットボール的にはそうじゃなかったよね。」

「カレンダーにオールドファームの試合がスケジュールされるのはとても素晴らしいことだよ」

来年（来シーズン）には対戦は4試合になる、スコティッシュフットボールとセルティック、レンジャース双方のファンにとってはその対戦こそ全てだと思うよ。

レンジャースにとっては魅力的なテスト

昨シーズンのリーグカップ準決勝で対戦した時はセルティックが余裕でレンジャースを退けた。

「昨年の対戦ではレンジャースは2-0と打ちのめされたね」と1968年から77年までセルティックでプレイし、その後リバプールで栄光を謳歌したダルグリッシュは語る。

「でも、レンジャースは今シーズン素晴らしいクオリティでプレイし良いシーズンを送ったよね、右サイドのジェームズ タバニアは二桁得点をあげたし」

「マークワーバートン（レンジャース監督）のもと良い戦術でプレイしてたよ。ただ、セルティック相手にそれが通用するかは見てみないとね。」

「レンジャースはリーグカップでセントジョンストン（プレミア）相手に3-1で負けたけどスコティッシュカップはダンディー（同じくプレミア）に4-0で勝った。ただその相手のダンディーは一週間前にセルティック相手に0-0の引き分けを演じてるからね。チャンスはないことはないんじゃないかな。」

「プレミアシップ最強のセルティック相手にレンジャースがどんな試合をするか面白そうだね。」

オールドファームのプレッシャー

セルティックはリーグ5連覇に向かってタイトルレースをリードしているが、監督のロニーデイラはすっきりしない国内の戦いとヨーロッパでの貧素な結果で監督の座を秤にかけられている。

ダルグリッシュは「ロニーデイラにとっても重要な試合になるだろうね。ただ彼はこの試合を軽く見てはいないはずだよ」とハンプデンパークでの記者会見で語った。

「デイラは昨シーズンこの対戦を経験しているし、2年ほどセルティックの指揮をとってこの対戦の意味やセルティックがこの対戦に持つものを理解しているはずだよ。」

「オールドファームの対戦は誰にとってもプレッシャーがかかるものなんだ」

「たとえ、選手が自分たちはレンジャースだ、チャンピオンシップ（2部）のクラブだからプレッシャーなんて微塵もないぜ、といったところで何の利益にもならないよね。」
（その時の立場やクラブの状況なんて一切関係ないし勝敗によってのみオールドファームは判断されるから舌戦なんて何の意味も持たないよ、という意味）

「プレッシャーに感じているかサポーターに聞いてごらん。セルティックだって同じさ、勝ちたいのはセルティックも一緒で彼らもプレッシャーを感じてるんだから。」

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さすが、キングケニー、含蓄あるお言葉です。 感涙

セルティックファンにとってもレンジャースファンにとっても、一度勝つと次に負けるまで喜びが続き、一度負けると次にリベンジを果たすまで負けを引きずる。そんな試合が「オールドファーム」なんです。

だから万が一負けた時のショックがでかすぎて通常生活に支障をきたすほどですが、勝つと何があってもハッピーな毎日を送れるジェットコースターのようなダービーマッチなのです。

だから現在の位置がどうであれチームの調子がどおであれ文字どおり「絶対に勝たなきゃいけない相手」がこの対戦。そんな珠玉の対戦を日本国内で見れるのがこちらの二カ所だけ！