Hail Hail

2006年 12月30日 (土)

6時半起床、足が痛い。。。
暗闇の中1時間かけてゴソゴソと出発の支度。
出かける前に忘れ物の確認のためちょっとだけ電気をつけたら、別のベッドで寝ていたバカ面が何語かわからない言葉で文句を言ってきたが無視。通じてると思ってんのか。

部屋を出てダイニングへ行きチェックアウト。

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朝の市場、まだ暗いけど7時すぎ。

朝もやの中準備中の青果市場を覗きながらニューストリート駅へ。
駅で時刻表を確認するとエジンバラ行きがシェフィールド経由なのでそれに乗車。

7時??分 バーミンガムニューストリート発 9時??分 シェフィールド着

今日の予定はお昼のキックオフでバーンズリーの後、夜の試合でシェフィールドユナイテッドとアーセナルの試合観戦。

シェフィールドで荷物を預けようかと思ったが、試合後の移動はリスキーなので、前回にも泊まった ドンカスターに行くことにする。

9時??分 シェフィールド発 10時10分ドンカスター着。

シティセンターにあるセインズベリーズでお買い物。煙草を買うか悩んだがまだ手持ちで1本残っているので我慢する。
前回泊まったB&Bに行ってみるが、なんと朝からNo Vacancy! 念のためベルを鳴らして確認するもあっさり断られる。

仕方なく引き返し、InfoでB&Bを教えてもらうも、一番安いので£35なのでドンカスターを諦める。
バックパックをどこにも置けないままシェフィールドに引き返す。

シェフィールド駅到着後、コーチステーションのコインロッカーに行き荷物を入れていく。

再びシェフィールド駅に戻ってきたらなんとバーンズリー行きが発車してしまい、次の列車は12時40分発!!
これでは「また」キックオフに間に合わない。。。

今回の旅は初っ端からこんなことばかり。。

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坂の下に見えるスタジアム、オークウェル

12時40分発の列車にはほぼファンは皆無。シェフィールドウェンズデーのファンが一人のみ。

13時10分バーンズリーインターチェンジ到着、駅には騎馬警官がずらり。急いで踏切を渡り坂を登っていく。
結構な勾配の坂を登りきると下り坂の先にスタジアムが見えてくる。ローカルダービらしくスタンドは大入り満員に近い入り。

急いでチケットショップに行くが、窓口はクローズド。グッズショップも閉店。プログラム売りさえ一人もいない。

数人のファンがゲートの隙間から覗き込んでいるが、チケットを持っていそうな人は一人も見当たらない。

近くにいたセキュリティのおっちゃんに「今日はAll Ticket(完売)だ」と言われる。。

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柵から少しでも、と写してみるけど。。。

あ〜〜〜、がっくり( ;´Д`) これで通算2試合目の観戦失敗だ。。。

と思っていたら、スタジアムから大歓声!!! アウェーのウェンズデーが先制。

このまま外にいてもしょーがないので諦めてシェフィールドに戻ることに。

元来た道をとぼとぼ歩き坂を下りて踏切前のガードをくぐるところでどう見てもカタギに見えないチンピラ風のにーちゃんたちに声をかけられる。

「Do you have a ticket?」(チケット持ってるか?)

「No、 do you have a spare?」(いいや、余ったチケットを持ってるのか?)

と聞くと持っているとのこと。

なんと捨てる神あれば拾う神ありとはこのことか!*\(^o^)/*
しかも一枚£5!でいいという。

冷静を装いながらも心臓ばくばくしてしまい、冷静な判断ができない。
£5ならいいやと財布を取り出すと、たまたま下ろしたてで現金を持っていたので、いきなり£10に値を吊り上げてきたがはねつけ、£7で手を打つ。

ともかくもチケットをゲット!!!

急いでスタジアムに戻る。 走り去りぎわ彼らに何か言われたが、何を言われたのかは聞き取れなかった。

やってきた勢いのままゲートのセキュリティにチケットを見せると何か気づいたようだが、チケットの半券をもいでくれて中に入れてもらう。*\(^o^)/*

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さっきの柵の向こう側はローカルダービーの素晴らしい雰囲気

やったーともかくゲートを突破できた。こうなればあとはこっちのもの。

しばらくスタンドとスタンドの間で試合を見る。

反対側のゴール裏とメインスタンドの一部がアウェーのシェフィールドウェンズデーファンで埋まる。さすがヨークシャーでもリーズユナイテッドに次ぐファンベースを持つだけのことはある。

ずっと立ちっぱなしで注意されるわけにはいかないので、チケットの書かれている席に行ってみる。ちなみにゴール裏中段。

しかしそこには別の客が座っていた。ヨークシャー訛りのきっついにーちゃん3人組。

運良くその隣が空いていたのでそこに座って観戦しているときっついヨークシャー訛りで話しかけられそこはお前の席かと聞かれたので、チケットに書いてあるのはお前が座っている席だよというと、スペアチケットを買ったのか、と聞かれたのでそうだと答えたらなんとそのにーちゃんもスペアチケットを買っていた。

やつのチケットを見せてもらうとなんと同じ席番!!!

この時点でやっと気づく。コピーの完全な偽チケットだったと。よーく見るとチケットの半券に偽造防止用のホログラムが付いていない。

まあそれでも払ったの£7だし、入場できてるし、空いてる席にも座れて試合が見れている。

30:12:2006BarnsleyWednesday

よく見るとチケット左側にホログラムの切れ端がない。

結果オーライ、なんの問題もなし! ( ゚∀゚)o彡゚

 

試合は0-1で推移していたが自力の差は明らかで、バーンズリーの拙攻が目立つ。それでも前半はそのまま終了。
ハーフタイム中には雨がポツポツ落ちてきた。

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アウェーのウェンズデーファン、大量リードに超のりのり

後半はさらにウェンズデーに押し込まれ、15分に2点目、25分に3点目で勝負あり。アウェーでの3点差での大量リードに反対側のウェンズデーファンはこれ以上ないぐらい盛り上がる。
一方のバーンズリーファンは静まり返るどころかピッチに向かって不満をぶちまけている。

そんな中3点目が入った後にゴール裏の反対サイド最前列で何かトラブル発生!

何とバーンズリーのエンドにウェンズデーのファンが潜り込んでいて3点目が入った時に思わず喜びを爆発させちゃったもんんだから、周りのバーンズリーファンに取り囲まれる事態に。
セキュリティが中に入ってウェンズデーファンはスタンドからピッチに連れ出され連行されていく。

その彼に向かって不満をぶつける容赦ないヤジが飛び交っていた。

観戦していると左側に座っているバーンズリーのファンに話しかけられる。どこから来たとかどこのファンだとか。オウルズ(ウェンズデー)のファンじゃないことは確かだと言っておいたら、よく日本からバーンズリーに試合を見に来てくれたなと、バーンズリーのマスコット、「トビータイク」のピンバッジをもらった!

「ありがとう!」とお礼を言うと「絶対にオウルズは応援するんじゃないぞ」と言われたので、「もちろん絶対に!」と答えといた。

試合はアディショナルタイムに入ったところで席を立ち終了のホイッスルを聞くまでスタンドの間で立ち見をして結果を見届けたが、4点目が入りそうな勢いだった。

昨日痛めた足を引きずりつつ駅へと急ぐ。ちょうど駅に着くぐらいに列車が止まっていたが間一髪でアウト。次の列車を待つことに。。。

バーンズリーインターチェンジ駅でシェフィールド行きの列車を待っているとウェンズデーファンが続々とやってきて試合の勝利の勢いそのままにチャントを大合唱している。
反対側のホームにいるバーンズリーファンを挑発し、同じウェンズデーファンが反対のホームに来るとチャントの交換をして盛り上がる。

警官が同行しているので騒ぎやトラブルは起こらないとは思うが、あまり一緒に同乗したくない感じ。
やってきた列車に乗車し車両の一番後ろの席で身を隠していると、徐々に騒ぎは収まり事なきを得た。

その2へ続く