Hail Hail

2月20日(木)   その1

マンチェスターからの深夜バスに運良く乗り込め、翌朝7時にエジンバラ到着。暖房の効いたコーチステーションから外に出てみると、

 

「寒い!!!」!(◎_◎;)

 

スコットランドの緯度の高さもあるし、まだまだ2月、今まで経験したことない寒さを感じる。なんかねー、太ももがぎゅっ!!!って掴まれた感じの寒さなんだよねー。(どんな表現だ)景色もイングランドとは違い建物が全体的に白っぽい印象を覚えた。エジンバラの新市街をしばらく歩いてエジンバラウェイバリー駅へ。

 

朝のエジンバラ。見るからに寒そう、いや、寒い!

駅で時刻表をいろいろ確認する。ブリットレールパスを使ってグラスゴー行きの列車に乗車する。7時45分発車。エジンバラ⇄グラスゴー間は1時間弱ぐらい。8時半過ぎにグラスゴークイーンストリート駅に到着。(この路線はそれこそ今後何度もお世話になるんだけどこれが初乗車)

もちろんグラスゴーにも初めてきた。

今はもうすっかりお馴染みのグラスゴー

ガイドブックの地図を見ながらグラスゴーセントラル駅へ移動する。セントラル駅でも時刻表を確認し、「夜行列車」の発車時刻をメモる。23時41分のロンドンユーストン行き。そう、この日の夜は試合後夜行を使ってロンドンへ戻る予定にしているのであった。(これも、事前の情報収集での影響が表れている。目的は旅費削減のため)

駅のチケット売り場に行き、夜行の予約をする。

しかし、、、

窓口の職員のおっさん、

訛りがきつくて何言ってるか全くわからない!!!(>人<;)

1年以上英語頑張って勉強したのに、ある程度自信ついたと思ったのに、そのプラスチックの自信をいとも簡単にぶち壊す、おそるべし、グラスゴーの訛り!!!何度も何度も聞き直しても少しの単語しか聞き取れないが、なんと予約料が£33もかかるらしい!

これじゃあB&Bに泊まらないで夜行にする意味ないじゃん!事前情報ではブリットレールパスを持っていれば、タダで夜行は乗れるってきいてたんだけどなー。でも、聞き返すことも、タダだって聞いてたことも伝えられず、
£33を言われた通りに支払う。まあ、それでも予約は完了。

駅構内の荷物預かりを確認しに行くと、イングランドとは違い、ここはロッカータイプなのだが、自分でコインを入れるのではなく窓口があってそこで職員にお金と荷物を渡すという、仕組みは一緒。ただ、預ける荷物は、まだマンチェスターに置き去りにしている。駅を出て、先ほど通り過ぎたインフォメーションセンターへ移動。

9時を過ぎたのでオープンしていて、窓口には何人もの人が並んでいる。今日セルティックと対戦するドイツのシュツットガルトのファンも来ていてなにか聞いているようだ。

自分の番になるとセルティックパークへの道を聞くと窓口で地図をもらい、バス乗り場を丁寧に教えてもらう。
1日乗車券が£2.1で直接バスで買えるというので、バス乗車時に運転手に言って購入する。

バスに乗って15分ほど、(7番のバスだったか64番のバスだったか)

左手に巨大なスタジアムが見えて来る。

周りには何も建造物がないのとなだらかな坂の先にあるのでひときわ目立っている。

 

ホーム、セルティックパークとの初対面。

ホーム、セルティックパークとの初対面。

これがセルティックパークとの運命の初対面である。バスをちょっと手前で降りてしまい少し歩くことになるが、目はスタジアムに釘付けのまま。

スタジアム右手にあるチケットオフィスに行くと、何人かのファンが並んでいるが、自分の番に来て何の気なしに、「今日のチケットはあるか?」と聞いたら、

なんと、帰って来た答えは

「ある」

キタ━━(☆∀☆)━━! 「超ラッキぃぃぃぃぃーーーー!!!」

発券に5分ぐらいかかるからちょっと待っててと言われ、しばらく待つと、£29でUEFA CUPのチケットをゲット!!!期待してなかったのに定価で手に入れられて思わず嬉しくてガッツポーズ!!!(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ! 

昨日のチャンピオンズリーグと今日のUEFA CUPはダフ屋覚悟だったので、それが2試合とも定価で手に入るなんてかなりのリベンジ達成度!クラブショップに行ってスカーフ、マグカップ、DVDなどを購入する。

再度駅に戻るためバス停に行くが、露店が出ていてこの日の対戦を記念したスカーフなどが売られていたので、一本購入。£5

10時半に再びセントラル駅に舞い戻り、マンチェスターピカデリー行きの時刻表を確認するが、12時までないためそれまで街を探索する。街の繁華街(アーガイルストリート)を歩いていると、続々とシュツットガルトのファンがやってくる。ヨーロッパのカップ戦ならではの雰囲気。

これはヴァージンレコードの前にいたシュツットガルトファン

しばらくブラブラしてKFCでバーガーとチキンを買ってスーパー(TESCOと思われる)で水を購入。グラスゴーはイングランドよりも全然物価が安い。

駅に戻ると直通の前にロンドンユーストン行きの列車が11時45分発であるのでそれに乗って途中のプレストンで乗り換えてマンチェスターに行くことにする。車内ではほぼ爆睡。昨日の移動ではやはりあまり寝つけなかったのが影響している。プレストンには2時着、30分待ってマンチェスターピカデリー行きに乗るが、なんとこれが各駅停車!

途中左手にボルトンワンダラーズのホームスタジアム、リーボックスタジアムが見える。(今はネーミングライツ変更でマクロンスタジアム)

ボルトンのスタジアム、駅から近いので今度行きたいなー、 とこの時は思ってた

 

列車はマンチェスター近郊になるとノロノロ運転、しかも到着時刻も遅れていてやきもきさせる。3時半にマンチェスターピカデリーに到着、ダッシュで荷物を取りに行き、延滞料金を払ってピックアップ、再度グラスゴーセントラル行きのホームへ急ぐ。

滞在時間30分ちょっとだったけど再び来ましたマンチェスター。

ここで、キッツイことにグラスゴー行きの列車がくるホームは一番遠いとこ、重い荷物を担いで早歩きするが、ギリギリ間に合うかどうか。息を切らせてなんとかホーム到着!!でも、列車の姿はない。え、いっちゃった???と思ったが、実は到着が遅れ、4時頃にやっと入線して4時5分頃発車。車内ではひたすら旅行記を書いていた。

真冬に比べてだいぶ日が長くなってはいるが、だんだん暗くなってくる。しかも出発も遅れているので到着も定刻よりも1時間ほど遅れる見込み。

せっかくチケットは手に入れたのに間に合わなくて見れなかったらどおしよー、なんて不安もよぎりながら暗くなった窓の外を見つめて過ごす。

その2へ続く。