Hail Hail

さて、ついに始めてしまった、記念すべき第1回目の旅行記、今回は出発前までの背景について簡単に?振り返ってみた。

 

2001年当時(たぶん)のテムズ川、

1) 旅行期間のなぜ?

2001年の12月19日から25日までと、微妙に中途半端な期間に旅をしているのであるが、これには仕事上の理由から。

その前月の11月に大きなイベントがあり、部署のなかで結構な大役を任されて涙目になりながら、徹夜をかさねてやりきったこともあり、結構な充実感とちょっとした喪失感を感じていた。

そのリフレッシュもかねてその間取れなかった有給を使って行ってきた、というのが背景としてある。年末年始でもよかったんだけど、その前の方が混んでないし、割安だろうと踏んだたためでもあった。しかも、ありがたいことに部署では有給消化に寛大だった。

2)フットボールの背景、あと趣味も

90年代はセリエAブームで猫も杓子もミランだローマだユーベだと盛り上がっていたが、こちとら80年代から見てるんでぃ!とトヨタカップの第1回から見てるUK寄りだった。
もちろんダイヤモンドサッカー世代。
そしたら飛んで行く先はミラノじゃなくてロンドンヒースローでしょう。

あとは、読書や映画もなぜかUK寄り、高校から聞いてたパンクもUKパンク中心とアメリカやヨーロッパよりもGreat Britainに対する憧れは強かった。

3)一本の映画

それより何より、きっかけは一本の映画だった。その年の夏に新宿で見た一本の映画にやられて思いたったのだった。

これ

「シーズンチケット」(DVD)
原題は「Purely Belter」(意味は「マジすげー!」とか「超すげー!」とかのジョーディー(ニューカッスル周辺の地域の名称)スラング。
映画はニューカッスルユナイテッドFCファンの少年二人が、愛するニューカッスルのシーズンチケット(年間パス)をゲットするために奮闘するストーリー。
プレミアファンなら必見。ご購入はAmazonでどうぞ。

これを見終わった後に、ふと、「あ、イングランドにサッカー観に行こうかなー」と思い立ったのだった。

その時当然、

パスポート持ってない (´Д` )
英語できない     (´Д` )
いつどこで何の試合があるのかもわからない (´Д` )
成田空港行ったことない  (´Д` )
ロンドンまで何時間かかるかしらない  (´Д` )
etc…

なんて不安は実は一切考えなかった!

1)で書いた大きなイベントが終わるまで一切手をつけられなかったが、

気がついたら、定番の「~歩き方」を買っていて、
気がついたら、大手旅行代理店に電話していて
気がついたら、新宿(当時都内在住)にパスポート取りに行って
気がついたら、上野でバックパックを買っていて
気がついたら写ルンです。(懐かしい)をたくさん買っていた。
(もちろん買う時はどれにしよーかなーとか悩んだけど)

もちろんツアーも考えたが、集団行動が苦手&割高、なのでいろいろ検討した結果、ホテルと航空券+旅行会社経由で手配したリバプール x アーセナルのチケットを頼むことにした。

当時のプレミアリーグは92年の設立以来、地道にイメージチェンジを図り、99年にマンチェスターユナイテッドがチャンピオンズカップを優勝し、安全で快適なスタジアムでスーパースターのプレイが観れるということで、チケットバブルが起きていて、ビッグマッチを中心にチケット確保が非常に難しい!という「噂」が流れていた。

その「噂」にこのUKフットボール初心者は、すっかり信じ込み、定価£28(5,000円弱)のチケットを4万5千円!!!で購入したのである。
(後にも先にもこんな値段で買ったのはこれだけ、でもこの初期投資のおかげで今やすっかり元以上の恩恵はいただいた)
 

さらには、そうはいってもロンドンは世界有数の大都市だし、英語は話せなくてもちょっとは読める、(はず)だし、もし本当に嫌になったら、飛行機でトンボ帰りすればいいし!!

アフリカや中東、南米の未開の地にでも送られる訳でもないだろうと、思い立ったら(今思い返すとだけど)あまり悩まずに行動していた。

そしてなぜだかは覚えていないけど、一冊の小さいノートを持参し、ほぼ毎日旅行記を疲れていても、落ち込んだ時でも書いていたのであった。

偉いな、自分!!!とこれだけは褒めてあげたい。

いよいよ次回から、衝撃?の旅行記公開!!!