Hail Hail
5月24日(日) その2
試合開始とともにセルティック攻勢。
最終節の相手は、先月国内3冠を目指してスコティッシュカップ準決勝に臨むも、敗れた相手、インヴァネス。
早くも5分でセットプレイの折り返しを久々登場FWスケポビッチがゴールを決めセルティック先制!\(^o^)/
もうこの時点でスタジアムはお祭りムード。
フラッグがあちらこちらで振られ、歓声はやまず、チャントは大音量で響き渡る。
今回初体験のセクション111周りは結構独特。
Green Brigadeのチャントに合わせるファンも多数だが、一切リアクションしないファンもいる。
自分の隣にいた若いファンはとにかく試合観戦に集中し、応援は一切加わらない。かといって、アンチなわけでもなく、紙吹雪やフラッグを列ごとに手渡ししている時は強力はするけど自分で使うことはなかったり。
と思えばGreen Brigadeのチャントよりも自分たちでチャントを歌い出す若いファンもいてみんながみんなウルトラスにあわせているのではなく、自分の好きに応援しているところを見て感心した。
いいよねー、
みんながみんな右にならえじゃなく、あくまで自分の応援したいように応援する雰囲気って、気持ちいいよねー。( ´ ▽ ` )ノ
ハーフタイムでは、この週の誕生日を迎えたファンを紹介されていたが、友達のガリーが出ていたのを後で知ったが、残念ながらトイレに行っていて見逃してしまった。ごめん。(´Д` )
後半になると風が強くなり、空は明るいが、日本の冬並みの寒さがこたえるので売店で買ったホットティーを飲みながら観戦。試合は一方的で、後半もスケポビッチの2得点目、グリフィス、コモンズと3得点で、終わってみたら5-0の最終節を飾るにはふさわしい圧勝でシーズンを締めくくった。
試合終了直前にはスコティッシュプレミア名物のヘリコプターも飛んできていた。
(スコットランドはかつてセルティックとレンジャーズの2強だったため、リーグ最終節で、どちらかの優勝が決まる場合、優勝トロフィーを運んだヘリコプターがスタジアムに飛んでくるので「ヘリコプターサンデー」(だいたい最終節は日曜日に行われるので)と呼ばれていた。
試合終了後は普段ならさっさとスタジアムを出るところだが、今日はもちろんセレモニーがあるので、席に残る。
今シーズンも終わってみれば余裕の4連覇だったが、3連覇で勇退したニールレノンの後を受けてやってきたノルウェーからの新監督、ロニーデイラがチーム構築に時間がかかりチャンピオンズリーグも本戦進出できずリーグも低速発進。ロニーへの批判も出る中、年末に近づくにかけて調子を取り戻し、1月の移籍期間でダンディーユナイテッドからやってきた2人もすぐにフィットし、リーグカップを制覇。
2位アバディーンとのつばぜり合いが最後まで続くかと思った矢先にアバディーンがこけてあっさり優勝という幕切れだった。と、フットボールブログらしいことをちょっと書いてみる。( ̄ー ̄)
ーーー
セレモニーはただただ感動。せっかくだからと、持ってきたフラッグをゲートの入り口の上部に掲げさせてもらう。
風が強かったので、たびたびめくれるが周りのファンが手伝ってくれて親子で来ていたファンの男の子も一緒にフラッグを持ってくれる。奇をてらったものでもすごい演出があるわけでもないけど、なんとも言えないセルティックパーク全体が幸せに包まれる感じがたまらない。
老若男女みんなの笑顔があふれて心からお祝いしているのがそこかしこで見られる。
選手や家族がスタジアムを一周している間もずーーっと笑顔が溢れながら(ニヤニヤしながら)( ̄▽ ̄)セレモニーを眺めていた。
場内一周が終わり、観客が退場していく。。。あー、今回の旅も終わったなー、
感慨にふけながらなかなかスタンドから立ち去れない。
ピッチレベルで写真を撮ってもらった後も、しばらくピッチやスタンドを眺めて感傷に浸る。
さて、次はいつこれるだろうか、と。スタンドを出てまっすぐポールとの待ち合わせの正面玄関へ歩く。途中ATMがあったので並んでいると見知らぬファンからも声をかけられる。ポールとも無事再会し、いろいろ彼の友達を紹介される。
さて、実質セルティックでは初めての出待ち。
念願の「彼ら」には果たして会うことができるだろうか。(セレモニーでちょっと見かけたけど)
その3へ続く。