Hail Hail
かくいうスコットランドでも、年末年始の風物詩、といえば、
年末に行われるレンジャースとのオールドファームダービー!
(年末に組まれない時代も結構ありましたが、2011年までは7~8年連続)
ただ、もうかれこれ4シーズン行われてないのですがね。
まあ、表向きは、レンジャースが破産して、新しいチームとなり、4~2部でもがいている姿は痛快で超笑えるのですが、いかんせん、セルティックファンとしては、リーグに刺激と緊張感が無さ過ぎです!(>_<)
さらには、年4~6回(リーグカップ、スコティッシュカップを含めた場合)対戦していた、一番盛り上がる相手がいないことは集客的にも盛り上がりにもかけ、レベル的にもヨーロッパでの大会にもセルティックにとって悪影響を及ぼしています。
(まあ、でも一部には2013年にレンジャースがリーグにいなくてもバルセロナに勝ってCL Last16に進出したじゃないか、という理論もわかるけど、それ以外のシーズンはCLにすらでれなくなってるし)
いやーー、でも、勝った時の喜びは筆舌しがたいものがあるけど負けた時のショックも筆舌しがたいものがあるこの試合、特にねー負けたり優勝かっさらわれたりした時には、1週間は誰とも口聞きたくなくなるもんなぁーー。
それだけ、やはりスコットランドではこの試合が多くを占めていて、(=スコットランドフットボールの歴史そのものといってもいいかも。)オールドファームダービーがないスコットランドリーグというのはタコの入ってないたこ焼き、カツカレーのカレー抜きのようなもんです。
今シーズンもなんとかスコティッシュカップでの対戦、(リーグカップはレンジャースがセントジョンストンにぼろ負けしたので)は実現してほしいところではあります。
・・・と、ちょっと郷愁めいたことを書いたんですが、お約束の「レンジャースいじり」をしとかないと、、
ちなみにそのレンジャースさん、
セルティックが絶対、間違いなく1%も取れないレアなカップ戦のタイトル
に挑むので、多くのセルティックファンは悔しくて嫉妬でほぞを噛んでいます。
それは、、、
PETROFAC TRAINING CUP!!!(PETROFACは冠スポンサー)
先日ハンプデンパークでの決勝を前に記者を集めて取材が行われ、決勝に進んだ両チーム(レンジャースと、3部ピーターヘッド)の選手がカップを前に記念撮影した記事が載ってました。
・・・PETROFAC TRAINING CUP???
ええと、おさらいですが、スコティッシュリーグの国内3冠といえば、
・スコティッシュプレミアリーグ
・ウィリアムヒル スコティッシュカップ(ウィリアムヒルはスポンサー)
・Utilita スコティッシュリーグカップ (Utilitaはスポンサー)
のはず。
どこにも、PETROFAC TRAINING CUPなんて名前出てきません。。。(´・_・`)
そう、PETROFAC TRAINING CUPとは、
スコティッシュプレミアリーグの12チームを除く、
2~4部のチームだけで行われるチャレンジカップなのです!(・ω・)ノ
国内3冠は、ほぼプレミアリーグのチームで占められるため、2部以下のチームにはほとんどカップを獲得するチャンスは限られてきます。(もちろんたまに2部のクラブがカップ戦の決勝に進んだり、優勝したりは、ままありますよ)
そこで、イングランドもスコットランドも下位リーグにカップ戴冠のチャンスを与えるべく下位リーグ所属限定のカップ戦が毎年行われてるんです。
ちなみにイングランドは3部(リーグ1)と4部(リーグ2)所属のクラブだけが参加出来るJohnstone’s Paint Trophy(Johnstone’s Paintはスポンサー名)が行われており、決勝はイングランドフットボールの聖地、ウェンブリースタジアムで行われます。
ということで、セルティックにとって永久にNo ChanceなPETROFAC TRAINING CUPにレンジャースとピーターヘッドが決勝で対戦することを受けて、現地のレンジャース系の新聞は、(スコットランドの新聞は、昔から多くがレンジャース寄りの偏向報道、とセルティックファンからは言われている)
「PETORFACカップに優勝することは最上位のUEFAの大会の決勝と(同等)の価値であろう」
と、意味不明なことをおっしゃってます。( ;´Д`)
スコットランドの新聞は、他の地域には売られないことを見越して、よくこう言う冗談を流すんですねー。
レンジャースのみなさーん、下位リーグのカップ戦決勝でせいぜい盛り上がってください~。
万が一負けた場合は、大いに笑ってあげますねー。(≧∇≦)