Hail Hail
3月9日（火）
6時起床、部屋で朝食をとり、7時半出発。水曜日にまた戻ってくるので、「See you tomorrow」と行ってチェックアウト。
ノースイーストといえば川！ニューカッスルを流れるタイン川
昨日はクローズしていたメトロの駅が開いている。
メトロでモニュメント駅まで行き乗り換えてニューカッスルユナイテッドのホーム、セントジェームシーズパークへ。（セントジェームスパークと呼んでいるのは日本人と日本のテレビ局だけ)
聖ジェームズさんの公園なのであって聖ジェームさんの公園ではない
9時頃到着、駅はニューカッスルユナイテッド一色、スタジアムのために創られた専用駅のようだ。
駅にクレストが使用されている。
チケットオフィスに行き木曜日のマジョルカ戦のチケットを購入。前売りで£20。席種は選べるので、バックスタンドの真ん中近くをセレクト。
メトロでセントラル駅へ、10時発のミドルズブラ行きに乗車。
路線沿線の車窓では各スタジアムが堪能できる、ニューカッスル発車後は、ローカルチームのゲーツヘッドのスタジアム、サンダーランド到着手前にはスタジアムオブライト、ミドルズブラ手前のハートリプールでは、ハートリプールユナイテッドのヴィクトリアパーク、ミドルズブラの駅からもリバーサイドスタジアムが望める。
11時20分ミドルズブラ到着。
駅の東側は何もなく、20分ほど一本道を歩いてスタジアムへ。
周りは何もないミドルズブラのリバーサイドスタジアム
チケットオフィスで今日の試合のチケットを購入£22。
駅に戻ってインフォでB&B探し、バスでちょっと言ったところに£20のB＆Bがあるとのこと。
バスの運転手に目印であるボルチモアホテル、と言うがまた通じず。。。地図を見せて、ここ！というとようやく分かってもらえた。
うーん、英語に対する自信が揺らいでいく。。。
バスで10分行ったところにB&Bはあり、宿の主人は若いにーちゃん。事前に部屋を見せてもらいOKしてチェックイン。今日ミドルズブラの試合を見に来たというと、ゲストブックを見せてくれて、先月にも東京に住む日本人が宿に泊まったらしい。
ちょっと駅から距離があるが、部屋は広いし、共同のシャワールームにはバスタブもあり今夜は風呂に入れそう♪
宿を出て駅へ戻ると駅前にはそこそこのショッピングセンターが2つあり、前回の旅で発見したフランチャイズのパン屋「Greggs」でパンを購入。
ここのパンは値段もリーズナブルで美味い。
まだ時間はお昼過ぎ、先ほど来る途中に見えたハートリプールのスタジアムを見に行くことに。
超キュートな老夫婦。
ニューカッスル行きに乗って来た時と同じルートで行くとばっかり思っていたが、なんと別ルート！ハートリプールが遠ざかる。。。
列車は海沿いではなく内地を走ってダーラム方面へ。
ダーラム空港の脇を通り、ダーリントン到着直前に真新しいスタジアムがポツンと建っている。
地元のダーリントンFCの新しいスタジアムのようだが駅からは遠そうだ。
とりあえず、ダーリントンの駅で降りて新しいスタジアムに行けるかどうかちょっと行ってみようかなと駅のスロープを歩いていると、すれ違った地元の少年の集団の一人にすれ違いざま何か言われる！
ノースイースト訛りで全く聞き取れなかったが、なにか馬鹿にされたのかな。
駅近くにダーリントンFCの旧スタジアムを発見！今はもう使われていないようだが中に入ってみる。
新しいスタジアムにも行ってみようとしばらく歩くが、帰りのことが心配になり、引き返してしまう。
（昨日のニューカッスルで帰り道迷ったのが効いている）なお、ダーリントンFCは残念ながら2012年に財政破綻でクラブは消滅。現在は新チームが9部でプレイしているようだ。（2004年当時は4部）
ダーリントンから特急でニューカッスルに戻り、再度ミドルズブラ行きに乗車。約45分でハートリプール到着、線路沿いなので迷わず歩いてスタジアム到着。スタジアムの搬入口に車が停まっていたので、中にいた人に声をかけて写真を撮らせてくれないかというとあっさりOK。
ピッチには入らずにスタンド、ピッチの写真を撮って、お礼を言って外へ。こじんまりとした綺麗なスタジアムだった。
ハートリプールユナイテッドのヴィクトリアパーク
駅に戻り再度ミドルズブラへ。
18時にミドルズブラ到着、スタジアムに行く前に買い物を、と思ってショッピングセンターに行って愕然とする。
なんとほとんどの店が夕方5時で閉店！！！！(◎_◎;)
開いているコンビニも周りには見当たらない。あきらめてスタジアムに行こうと思うが、多くのファンはスタジアムに向かわずパブに寄っていくので、一緒にパブに入ってみる。
思えばこれが、サポーターの集まるパブの初体験だった。
中はすごいごった返している。もちろんホームファンオンリーだが、自分はどちらでもないので入店できた。
頼むのに10分以上待たされ、隅っこでパイントをちびりと飲んでいると、途中スパーズファンが一人入ってくる。まじか？と思ったらその後に警官も二人入ってきた。飲み終えてスタジアムへ。日が落ちると結構寒くなってきた。
クラブショップでスカーフとプログラムを購入し、スタジアム内に入る。
ゴール裏から撮ったスタジアム。
席はコーナー側の後ろから2列目でちょっと見やすい場所ではない。幸い最前列がメインスタンドと繋がっているので、あとで移動しようと思えばできそうだ。
ウォームアップしているロビーキーンを撮りたかったが、なかなか上手くシャッターが切れない。。。
当時のミドルズブラは史上最強のチーム、プレミアでは最高位の7位となり、
リーグカップ優勝、翌年UEFA CUPは16強とノースイーストNo2の位置を保っていた。
セルティックでも1年プレーした元ブラジル代表ジュニーニョを初めとして、
元イングランド代表キャプテン、サウスゲートと右サイドバックのダニーミルズ、
オーストラリア代表GK シュウォーツァーと元バレンシアのメンディエタ、
元ウェストハムのダウニングなど小さな街のクラブには似つかわしくない豪華なメンバー、
さらに当時若手で今ウェストブロムの不動の10番、スコットランド代表の
ジェームズモリソンもここのユース出身で当時在籍。
一方のスパーズといえば、リーズから移籍してきたロビーキーンが
超注目選手あとウェストハムから移籍のジャーメイン・デフォー。
他は2年前の初観戦の時とメンバーあまり変わらず。
ミドルズブラとスパーズの試合は、ボロ（ミドルズブラの愛称）が、リーグカップ優勝後のなってからの初めてのプレミアリーグの試合、スタジアムは８分の入りで祝勝ムード。カップ決勝の時にかかっていた曲に合わせ大合唱が始まる。
前半は互いにチャンスを作れず、シュートまで持っていけない、スパーズが一本クロスバーに当たるシュートを打ったが、得点には至らず。このスタジアムの一番不便なことに一切の経過表示が見当たらない。
自分の時計で確認しないと今何分なのかがわからない。
前半途中からかなりの客が席を立つ、自分の隣にいたおっさんも35分ぐらいに席を立って何処かへ行ってしまった。
前半の途中から試合がつまらないので、どこか移動できる席はないかなーと物色を始める。
センターサークル近くにごっそり一列空いている列を発見し、後半試合開始を待つ。
多くがトイレやアルコールで席を離れているので、後半開始後も戻ってこなければ、空いているとみて移動するつもり。
後半開始後も戻ってこないと判断して移動を開始するが、移動している間に、なんとその席にファンが戻ってきてしまった！
他に空いてる席を見つけようと思ったがあまりウロウロしても怪しまれるので、一旦ここは引き下がろうと階段を降りていったらあろうことに足を滑らせて、
踊り場のところで、
スッテーン！！！(＞人＜;)
と尻餅をついてしまった！！！
それを多くのファンに見られてしまい、あるオヤジにはなんか揶揄されたセリフを吐かれてそれを聞いた多くのファンがドッと爆笑！！！
ちょーーー恥ずかしい！( ；´Д｀)
急いでその場を離れて別の空いているであろうとチェックしていたブロックに座り直すと、今度はそこに親子連れがもどってきてしまい、
「そこをどけ！！！」と言われてしまう！顔をさらに真っ赤にしながら急いで退散！
さらに別の席に移動したが今度はやっと大丈夫だった。。。
あまりの恥ずかしさに試合どころではなかったが、後半、ミドルズブラにPKのチャンスもスパーズのキーパー、ケラーに止められ得点ならず。
そろそろ0-0で終わるかと思い始めた76分ごろ、ようやくミドルズブラが先制！スロバキア代表のネメスが中盤を抜け出し、DFガードナーもかわしてGKと1対１、さらにかわしてゴールに流し込んだ！
これが決勝点となりミドルズブラが勝利にスパーズファンと自分はがっくり。
試合終了後帰りを急ぐが、中々スタジアムから出れないし、出れても線路を渡る歩道橋の手前で足止め、さらには、バスも終わっているので１時間近く歩いてホテルまでなんとか辿り着くが、その間空いている店が一切ないので、水すら買えない。。。
23:00 ホテル到着。 さあ早速風呂だ、とお湯をためて入浴する。
さて、体を洗おうとシャワーをひねるがなぜかお湯が出ない！！！
いろいろ蛇口やらなんやら動かしてみてもダメ、このままでは風邪を引いてしまうと風呂を飛び出て体を拭く。
その後チャンピオンズリーグのハイライトをテレビで見る。
勝ち抜けるだろうと思っていたマンチェスターユナイテッドがポルト相手にまさかの敗退！チェルシーもシュツットガルト相手に勝ち抜いたがホームで引き分け。（ポルトはこのシーズン、ヨーロッパ制覇）
しかも、イングランド勢の相手の2チームは昨シーズンセルティックが対戦した相手。セルティックはLast16にふさわしい実力を持っていたことが証明された。
日付が変わった0時半就寝。
踏んだり蹴ったりの1日が終わった。
