Hail Hail

2月15日(土)    その1

 

St.Mary's スタジアム

サウサンプトンのSt.Mary’s スタジアム

 

5:30起床。

悪い夢見とヒーターつけっぱなし、さらには時差ぼけでよく眠れず。起きてもしばらくまんじりと過ごす。

8:00に朝食、久し振りのイングリッシュブレックファースト。ここの朝食はまあまあ上出来な味で満足。
9:00にホテルをチェックアウトし、ユーストン駅へ。1年振りのユーストン駅の荷物預かり(ロンドンにコインロッカーはない)に荷物を預ける。

ここで英語の超初歩的ミスをおかす。

預ける時にスタッフから、「No weapon? No guns?」と聞かれて、

思わず、

「Yes」と答えてしまう。(´Д` )

(いうまでもないけど、No? と聞かれて肯定する場合は同じくNoとこたえませう。)
日本語的回答をしてしまい、慌てて否定するも念入りにチェックされてしまった。。。


荷物を預けてTubeでウォータールー駅まで移動。

ウォータールー駅で今回初めて購入したブリットレールパスをバリデーションしてもらう。これで今日から翌週の土曜日まで使用可能。

10:15分発のサウサンプトンセントラル行きに乗車、車内ではイングリッシュの若者二人が朝からクリスプ(ポテチ)と合成着色料ばりばりのドリンクを満喫中。こっちの人はこの手のスナックが本当に好きだなー、だから太るんだろーなー、と思いながら眺めていた。

サウサンプトンセントラルには11:30に到着。

まだ、試合までには時間があるので、観光、の代わりに旧スタジアム巡りを実施。
(90年代後半から2000年代、ヒルズボロの悲劇 の後に出されたテイラーリポートにより、かなりのスタジアムが立ち見席撤去、全席椅子席化、を余儀なくされスタンド改修、もしくは新築するクラブが増えた。よって、旧スタジアムと新スタジアムが一時期同時に存在したり、跡地が旧スタジアム名をそのまま残して再開発されたりしたので、跡地、旧跡探訪するのを一つの目的としていた)

サウサンプトンも2001年に現在のSt. Mary’sがオープンする前は、「The Dell」という旧スタジアムでプレーしていた。そのThe Dellを目指して行ってみる。

駅の北側を歩くこと15分ぐらい、なんとなくの場所は駅前の地図で把握していたが、見つからない。うろうろしているとパーキングメーターをチェックしているおっさんがいたので聞いてみると、先ほど通ったところで工事現場になっていてクレーン車があるところらしい。

 

旧スタジアムはすっかり取り壊されていた

旧スタジアムはすっかり取り壊されていた

 

なんと、すでに旧スタジアムは取り壊されていて、同じ名前のマンションが建設中だった。取り敢えず記念にと、写真を撮ってその場を後にする。

建設予定のマンションの看板、名前もそのまま「The Dell」

建設予定のマンションの看板、名前もそのまま「The Dell」

まだ時間は余裕があるものの、特に観光するところもチェックしていないのでスタジアムへ。キックオフ2時間前なのでまだ人もまばら。チケットオフィスへ行ってみると、なんと、今日はAll Ticket!!!(チケット完売のこと)

日本で公式サイトを見た時はまだ一般販売していたし、プレミアリーグのハイライトショーを見ても満員になったのを見たことなかったから余裕だろうとたかをくくってたのが、裏目に出た!( ;´Д`)

仕方なく、ダフ屋、もしくはチケットを余っている人を探すことに。

しかし、うろうろするが、ダフ屋らしき人(でも、当時どういうのがダフ屋らしいかはよくわかってなかった)は見つからない。

スタジアム外周をぐるっと一周するがそれらしき人が見つからないので、小休憩でオフィシャルショップでスカーフを購入。
クラブショップ周りでうろうろしていると、何やら人だかりが。

サウサンプトンの選手が到着し、ファンがサインをもらったり写真を撮ってもらったりしている。この時点でサウサンプトンの選手で知っているのはFWのビーティぐらいなので、写真を撮っておく。

 

元イングランド代表のビーティ

元イングランド代表のビーティ、この頃は一番人気。 引退前にはレンジャースでもプレイしたがダメダメ

 

(実は、他には元ボルトンで中田と一緒にプレーしたケヴィン・デイビスとか、
元チェルシーでジョンテリーに彼女を寝取られたDF
ウェイン・ブリッジ
ストーク時代に超ロングスローで一世を風靡した
ロリー・デラップ
”ラトビアのオーウェン”として騒がれた
マリアン・パハルス
セルティックでは、中村と同時期にプレイし”最悪の右サイドバック”、
と言われた
ポールテルファーが在籍し、監督はゴードン・ストラカンだった)


試合開始1時間前になり、続々と駅方面から、さらにはコーチに乗って、ファンが集まってくる。再度、ぐるぐる廻ってダフ屋を探すも、見つからない。途中日本人の4人組に遭遇したので、チケット余ってないか聞いてみるが、
余ってない。事前購入だが、結構長い時間並んで入手したらしい。

ダフ屋を探してるんだと言うと、いつもはスタジアム手前の橋の近くにいると教えてもらう。お礼を言って早速橋の近くへ。しかしながら、今日に限ってか、全くいない。。・゜・(ノД`)・゜・。

困った。。。

一人一人聞いて回るほど英語力達者じゃないので、橋から離れて人通りのないごみ捨て場でダンボールを拾い、

表に

SELL TICKET (原文まま)( ;´Д`)

裏に

NEED TICKET (原文まま)( ^ω^ )

と書いて、意を決して橋まで戻る。

このまま何もしないよりは玉砕覚悟で橋の手前で歩いてくるファンに見せていると、

みんなニヤニヤ( ̄ー ̄ )ニヤニヤ( ̄ー ̄ )しながら、通り過ぎていく。(; ̄ェ ̄)

心臓ばくばく、半ば諦め気味で立ち始めて、5分が20分ぐらいにも30分ぐらいにも感じられて顔も引きつり始めた頃、、、、

「Buy or Sell?」

と何人かのグループで来ているファンのうちの一人が声をかけてきた。

え、!

と一瞬頭が真っ白になったが、(予想してなかったので)ためらわず、

「SELL」( ;´Д`)

というと、じゃあ違うや、と向こうへ行きそうになったので、

はっ!間違えた∑(゚Д゚)

と慌てて

「I want to buy!」と言ったら立ち止まった。ε-(´∀`; )

「How much?」と聞いてきたので、

「40?」と答えたら、

なんとアッサリ交渉成立。ヽ(;▽;)ノ

チケットGetに小躍り!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

ゲットしたチケットはアウェーのノリッチ側のチケットだった。観戦4試合目にして初のアウェーでの観戦となる。

脇汗かきまくり、心臓ばくばく、顔赤面しまくりの引きつりまくりだが、やってみるもんだ。せっかくサウサンプトンまで来て試合の歓声を外で聞いてうなだれて帰るなんてしたくなかったので喜びもひとしお。

キックオフも近いので急いで踵を返してスタジアムに向かう。

その2へ続く。