Hail Hail

5月19日(火) その2

高速を走りながら思案に暮れる。

 

どおしよっかなー、と思案中のひとこま

どおしよっかなー、と思案中のひとこま

 

このまま高速をずーーっと行くとベルファストにつくが、今夜の宿泊地はベルファストの北西にあるアントリム。夕方になり交通量も増えてきてベルファスト周辺は渋滞するだろうと見越して他にショートカットできないかと考えていたら、標識に見覚えのある地名が、

 

Lurgan (ラーガン)


セルティック
の前監督にして元キャプテンのニールレノンの出身地がこのラーガン


しかも、最近話題になっているセルティックサポーターの少年、ワールドカップではギリシャ代表サマラスとの友情で有名になったジェイ君もラーガンに住んでいる。
これはせっかくなので立ち寄っていこうと高速を降りる。鉄道駅のあるシティセンターに近づくにつれてけっこう渋滞しており時間を食う。

なんせ行き当たりばったりでなにも下調べないので、駅の駐車場でいろいろ調べるもこれといった情報を得られず、ラーガンを後にする。ただ、ベルファストを経由しないでアントリムへ行くルートはわかった。その後、また高速に戻り、リスバーン手前で再び一般道へ。アントリムへ続く幹線道路を10分ほど快調に飛ばしてると、なんとそのさきで、

 

原因不明の大渋滞にはまる!!( ̄◇ ̄;)


幹線道路とはいえ迂回路などあるはずもなく、視界が届く範囲では相当長い渋滞のようだ。
どこから始まっているのか皆目見当がつかないため、渋滞を回避して高速に再び戻りある程度計算が立つベルファスト経由でアントリムへ向かうことにする。

案の定ベルファストでは帰りの渋滞にはまり、抜け出るのに30分ほどかかりよーやく、アントリムのホテルに着いたのは6時30分近く。


当初の計画ではこの後、ゆっくり近くのパブにでも行って滞在を楽しもうと思っていた。

そしたら、東京にいるアイルランド人の友人から連絡をもらい、彼女の家族が経営するベルファストのパブに行って欲しいと言われ、ベルファストに行くことにした。


荷物を部屋に置いてすぐに歩いて出発。
鉄道駅までは歩くと20分以上かかり、6時45分ぐらいに駅到着。次の電車までなんと30分待ち。駅員から往復の切符を買い寒さをしのぎながら電車を待っていると雨上がりで二重の虹が出た。

 
今回の旅ではちょいちょい虹が見れた。

今回の旅ではちょいちょい虹が見れた。

 

フェイスブックに写メをあげるとダブリンにいる友人も同じ虹が見えたとアップされて、リアルタイムでつながっていることにうれしくなった。(⌒▽⌒)

ベルファストまでは片道30分。

8時近くにセントラル駅到着。帰りの電車を調べると最終が10時50分発なので、その15分前ぐらいまでには戻ってこないといけない。

セントラル駅からタクシーを捕まえようとしたがつかまらない。

あからさまに乗車拒否するタクシーもある!

ちょっと(いや、かなり)これにはムカついて通りすぎるタクシーに悪態をつく( *`ω´)凸駅からそんなに遠くはないので、20分ほど歩いてパブの近くまで来る。ここはダブリンのテンプルバーのようにパブが立ち並んでいて
Gobbled Street(石畳の道)はベルファストでも有名な一角らしい。

 

Gobbled Street

Gobbled Street


友人がおしえてくれたのパブはHarp BarDuke of Yorkと2軒あり、両方とも家族が経営しているのでどちらに行っても友人の名前を言えば知っているしおごってくれるらしい。
Gobbled Streetは特徴的な外観をしているので、ひととおり写メにおさめてから、まずはHarp Barへ入ってみる。

 

北アイルランドの有名人がたくさん登場するムーラルもある。

北アイルランドの有名人がたくさん登場するムーラルもある。

 

店内は結構広く、真ん中のバーカウンターで仕切って手前側と奥側の二つのフロアになっている。Barの名前と一緒のHarp Lagerという聞きなれないビールがあったのでそれを頼んだら、エクストラコールドのラガーだった、うひー。(>人<;)
ハープラガー

ハープラガー

Harp Bar 店内(奥側のテーブル席)

Harp Bar 店内(奥側のテーブル席)

冷たすぎて飲めないのでちびちびやってると店のそこかしこにちっちゃいけどセルティックの新聞記事だったり、
ケルト十字のアクセサリーだったりがあるが、ここはニュートラルなパブのはず。結構店内賑やかで店員たちも忙しくて噺家変えるチャンスがなかったが、一人の男性店員に「日本にいる友人から教えてもらってここにきたんだ」と告げると、友人のことをもちろん知っているらしく、彼女はここで働いてたんだよ。と教えてくれた。

その後、話が弾んだわけでもなく、手持ち無沙汰だったのでビールを飲み終えた後は、店を出てもう一軒のDuke of Yorkに行ってみる。こちらは入り口にセキュリティがいたので話しかけると入り口を開けてくれた。Duke of Yorkも1フロアのみだが(2階があったかな?)相当広いパブ。

 
Duke of York店内

Duke of York店内

 

カウンターに座り、ビールを注文し飲んでいるとカウンターの店員に話しかけられる。そこで、日本から来て、友人から家族が経営しているからここに行けと言われてきた。と、つげて彼女の名前を言うと、「!!!」

店のジェネラルマネージャーを連れてきた。


彼の顔を一目見ただけで、友人の兄であることがすぐにわかるぐらい似ていた!!!東京でセルティックサポーターをやっていて彼女ともセルティック、パブつながりで知り合ったこと。今回の旅のスケジュールや彼が日本に行った時の話など、いろいろ話題はつきない。確認したところやはりベルファストのセントラルのパブではグラスゴーの中心地と同じく

No Football Colors
一切、セルティックの緑レンジャースの青も身につけてパブに入ってはいけないらしい。
お兄さんと2ショットの写真を撮り、メッセージで友人に送るとする。
友人のお兄さんと2ショット

友人のお兄さんと2ショット

初めて飲んだエール系のビール。

初めて飲んだエール系のビール。


夜10時なるとアイリッシュフォークのライブも始まり賑やかになるがそろそろ帰らないと。
10時15分には店を出ることを決めてお兄さんに話したら店の外のタクシーを拾ってくれた。入り口まで送ってくれて固い握手を交わす。セキュリティのにいちゃんとも握手してタクシーに乗り駅に向かう。やっぱり、わざわざベルファストまで来た甲斐があった。( ´ ▽ ` )ノもちろん今に始まった事ではないけど、こういう出会いを通じて世界が広がっていく感覚にとても喜びを感じる。
連絡をくれた友人にも感謝のメッセージを写メと一緒にあとで送っておいた。セントラル駅には余裕で到着。

ロビーで列車の到着を待つが、半端なく寒い!!! ((((;゚Д゚)))))))

駅で待っている20分がとてつもなく長く感じる。。。スマホのバッテリーも心細いのであまりFBのチェックもできず、ひたすら時間が経つのを待つ。10時45分ごろようやくアナウンスがあり、定刻に出発。車内で寝そうになるが、寝過ごしたらマジでやばいのでずっと立っていることにする。

11時20分 アントリム着 無事に降りてあとはホテルまでひたすら歩く。11時45分 ホテル着。1階のバーがぎりぎり開いてたので最後の一杯をのんで就寝。寝る前にホテルにあった自動販売機でスナックを買おうと思い
コインを入れたら飲み込まれた!!!

酔ってたし頭きたから思わず自販機どついたのはナイショ。。。