Hail Hail

 

後半勝ち越すも審判の「悪意」によるPKとレッドカードで、勝ち点2を失う。

 

この試合の「主役」主審のドン・ロバートソン

(ボールを持っている方)

 

日本では、審判の判定に批判や文句をいうことはよしとしない文化というか慣習のようなものが、不思議とありますが、スコットランドではそうではありません。
誤審は真っ向から批判しますし、どちらかのチームに偏ったジャッジも直接審判に矛先が向かいます。
さらに、セルティックは昔からプロテスタントの審判に偏ったジャッジをされて重要な試合を落としたり、引き分けたりしている歴史がありますので(スコットランドの審判の多くがプロテスタント)、ことさら神経質に過敏に反応します。
個人的にはたまに過剰に反応しすぎだろ、と思うことも多少あるのですが、基本はチート(ズル)が嫌いで正々堂々と戦うことをこのむスコットランドの人々に習い、当ブログでも審判への批判はこれからも行います。
そして、昨日の判定は明らかにひどすぎます。

ハイライトに行く前にこの試合のメンバーはこちら。


GK:ゴードン、DF:フォレスト、(ガンボア)シムノビッチ、スヴィアチェンコ、ティアニー
MF:ブラウン、アームストロング、マクレガー、ロギッチ(ロバーツ)、シンクレア
FW:デンベレ(グリフィス)

まず、驚きなのが、3−5−2の変形というか、ほぼ、2-4-3-1のような形。フォレストが右サイドバックに近いウィングバックのポジションで、シムノビッチ、スヴィアチェンコ、ティアニーで3バックなのですが、ティアニーもガンガン上がっているので、ほぼ2バックに近かったです。

その分ミッドフィールドに人が多すぎてデンベレのポジションがセンターに固定され常にマンマークをつけられ活躍する場があまりありませんでした。


右サイドバックならガンボアがいるのになんでこのフォーメーションにしたのか謎です。
それではハイライトをどうぞ。

ハイクオリティのSPFL公式の動画はこちら

 

この試合もホームなのに完全に引いて守るロスカウンティ相手にボールは保持するもののなかなか崩せないセルティックといういつもの展開です。ここ数試合は、前半になかなかチャンスを作れないことが多く、この試合でも苦労するのですが、ティアニーのスタニングゴールで先制します。

ティアニーのスーパーミドル。もっと前目のポジションでやってもいいですよね。

しかし、後半の立ち上がりにパスミスでボールを保持できないセルティックは、ロスカウンティに同点に追いつかれます。左サイドからのクロスに、スヴィアチェンコの頭を超えたボールをヘダーで決められ1-1に。

スヴィアチェンコの高さへの弱さが浮き彫りになった失点でした。(スヴィアチェンコは176cm)
しかし、同点に追いつかれてから立て続けの交代でまたしても活路を見出します。

交代で入ったロバーツが個人技を生かして突破しそのまま勝ち越しゴール!!!これでほぼ試合は決まった、とスタジアムにいた誰もが思ってました。
だがしかし!!!
ピッチの中で唯一試合を捨てていない人がいたのです、それはロスカウンティの選手、ではなく主審のロバートソンでした。

そして問題のシーンの動画をご覧ください。


ね、笑っちゃうぐらいひどいでしょう?
これ見てこれがPKだという人がいたら、フットボールを見るの金輪際やめたほうがいいと思います。(いないと思いますが)

これは誤審でもなんでもなく、悪意ですよね。スヴィアチェンコは全くコンタクトしていないし、倒れたシャルクだってPKもらえると思って倒れてないでしょうから。あんなダイブして恥ずかしくないのかしら。
こんなことがママ起こりうるのがスコットランドリーグなんです。
さらに、失点後のブラウンのタックルで一発レッド。これは百歩譲って失点の怒りによる得点したリアム・ボイスへの報復行為と取れなくもないですが、レッドをもらうタックルではありませんよね。(報復行為なら一発レッドだけど)
と、まあ試合終了間際にいろいろとやってくれました。
しかし、セルティックの無敗記録は更新中ですし、レッドカードをもらったスコット・ブラウンもSFAの裁定まで時間がかかるので今週末のスコティッシュカップには出場できるので、そこは安心しました。
後味の悪い試合でしたが、気持ちを切り替えて週末からのレンジャーズ戦2連戦に準備して欲しいです。
MON THE HOOPS!!!