Hail Hail
2016年12月31日(土) その3
試合が終わって余韻を楽しんでいるばかりではいられない。
帰りのバスにたどり着けるか心配になったので、まだ残っていたいところだが早めにスタジアムを出ることにする。
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スタンドを出ての階段でも壁を叩いてチャントを歌って勝利を祝う。
これぞオールドファーム勝利後の雰囲気。
スタジアムの外に出るとかなりの雨が降っている。(試合中から降っていた)
いつものグラスゴーのすぐ止む雨ではなく、かなりしっかりした本降り。できるだけ早く歩きたいものの、前がつかえているので早くは歩けない。
途中、2008年の時にかもちゃんと2人で日の丸の東京CSCフラッグを掲げていたら何人も集まってきて大撮影、バナー掲示大会になった「Wee Rangers Club」は、この日、対応策で柵が設けられていて近づけなかった。
雨の中、まだフラッグを売っている親子連れなどを見ながら足早にバスに戻ろうとするが、アウターは雨でかなりビショビショ。
バスがたくさん停まっている通りに出たものの、どのバスで来たのか忘れてしまっている。やばい、ピンチ!結構新し目だった記憶はあるんだが、色は?文字は?場所は???の状態。
歩きながら、どうしよどうしよ、、、と不安を隠せずにいたら、ふと歩いている近くに同じバスで来たファンがいた。ラッキーと思い、後をついていくが途中で見失う!
やばいやばい、この雨の中ウロウロできないと、必死に一台一台バスを見ていくけどこれも違う、あれも違う。。
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そういえば!
バスに乗る前に、停まっているバスの写メを撮っていたんだった!!!( ̄Д ̄)ノ
ここのとこ色々巡り合わせがうまくいってない気がしている中で、唯一のファインプレイ!スマホで写真を探し、バスのデザインと色を思いだす。
そうだそうだこの色だ。白じゃない、シルバーでもない、ちょっとゴールドぽい派手なカラーだった。
それを頼りに歩き続けようやくバスを発見するが、バスにたどり着くまでに道を一本手前で曲がってしまい、大回りしてしまっていた。
バスに乗るとほぼほぼ満席だったので最前列に入れてもらう。
なんとかタクシーや最悪地下鉄などで帰ることにならなくてよかった。( ;´Д`)
やばいアウターは、かなりビショビショで重いし、寒気がするぐらい、、、
ん?もしかして風邪ひいた?、というか風邪ひいてた?(; ̄ェ ̄)
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試合が終わって無事バスに戻ってきてホッとした瞬間、悪寒とダルさがやってきて喉も痛い。雨に濡れた数10分の間にひいたというよりも、前から調子悪かったのが悪化した感じ。
バスは、大渋滞の中のろのろ進み、思わず降りて歩いた方が早いんじゃないかというぐらい。しかし外はかなりの雨が降っている。
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ようやく20分ほどして渋滞から抜け出してシティセンターへむかって走り出した。クライド川を渡って駅前に差し掛かった時に、他のファンがここで降りたいと言い出したので、それに合わせてバスを降ろしてもらう。
ちょうど、降りていったファンは同じホテルに泊まっていたようで、都合よく雨の中をそれ以上歩かずにホテルに戻ってこれた。
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一旦部屋に行き、アウターを脱いで濡れた服を着替える。
アウター以外はあまり濡れていないが寒気がするので一枚多く着る。時間は午後の3時すぎ、朝からほとんど食べてないことに気づいて、なんとか昼食をと思い、昨日もいった中華のビュッフェに行くことにする。
アウターの下にセルティックのストリップを着ていたので、トイレに行って脱いでからアウターを脱いで料理を取りに行く。後からレンジャーズファンぽい親子連れなどが来ていたので、身につけないで正解。
野菜が欲しいのと温かいスープで体を温める。
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そんなにたくさんたべれなかったが、腹を満たせて人心地ついた。
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このままホテルに戻ることも考えたが、せっかくの勝利の時を満喫したいと思い、パウンドショップで傘を買って、傘をさして再びギャロウゲートへ。
最初トゥールブースバーに行ってみるが、クリスは店にはいなかった。連絡しても返信なし。
飲まないで外に出ようかとも思ったが一杯頼んでしまう。店の中では何人かが勝利を祝いチャントを歌っている。通りがかりのファンにサムアップされたり握手を求められたりしたことも。
しかし、知り合いもいないので一杯飲み終わる前に店を出ることに。
歩いてフープスバーへ。
フープスバーでは朝にあったキアラの姿はなかった。残念。
店に入ると一人のセルティックファンに話しかけられる。名前は不明。ビールを勧められたので、気乗りはしなかったがバドワイザーでお茶を濁す。しばらく彼と話していてさらにJPというファンとも話していると、マーカスと再び会う。
さらに、ハンブルグであったアラン、ダニーと会って彼らは近いうちに日本に来たいと言っているので、来たら歓迎するよと言っておく。
たわいもない話(というか結構調子悪くて話したこと覚えていない)をしながら過ごしていると、入り口のドアに立っていたセキュリティが大声で何か言っている。
どおやら7時に店を閉めるのでそれまでにバックドアから出て行けとのこと。
外には警察も控えているらしい。
ホグマニーのパブの営業は7時までらしい。これは今年に限ってのことなのか毎年のことなのかは知らない。
それでもしばらく店の中で過ごしていると再度、注意勧告されたので、店は閉店準備に入ろうとする。
マーカスとダニー、アランにこれからマーカスの家でニューイヤーパーティをするから一緒に行こうと誘ってもらうが、ごめん、体調悪いからせっかくだけど遠慮するよと断る。
熱心に何度も誘ってくれるのだがさすがに体力の限界にきている。
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彼らもいい感じに酔っ払ってるので、このままでは言うこと聞いてくれないだろうと思い、あるタイミングを見計らって外に出て、入り口の方に向かうとパトカーが止まって監視していた。
JPや最初に話しした人たちがタクシーで移動しようとしていたので、声をかけて挨拶をして別れる。
そのまま、多少フラフラしながら歩いてシティセンターへ。もうこのころには雨は止んでいた。
時間はまだ7時ぐらいだが、ギャロウゲートのパブは全てシャットダウンしていて寂しい雰囲気。道すがらにあるトゥールブースバーも閉店している様子。
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警察の指導で、どこも閉店させられている感じだった。
アーガイルストリートも人はまばら、みんなジョージスクエアに流れているのかはわからない。多くの家庭ではホームパーティを行っているのだろう。
重い足を引きずりホテルへ戻る。さすがに体調悪化、ホグマニーを祝うどころではない、年越しだろうが、グラスゴーにいようが、もう限界とそのままベッドに倒れこんだ。
風邪による発熱でベッドでうなされながらのハッピーニューイヤーとなった。
( ;´Д`)
???時就寝
次の日に続く。