気持ちのいい快晴のロンドン（UK11. vol.3)

 

 

Hail Hail

 

2016年12月26日 （月）その1

 

 

飛行機は濃霧の中無事ドーハを離陸し一路ロンドンへ7時間の旅。

 

ところで、隣に座った女性は離陸直後から大爆睡、全然起きる気配なし。

パソコンを取り出したかったが、ここまで寝られると声がかけられない。

しばらく映画を見ながら過ごし、映画も見終わって通路でCAが何か作業をして物音を立ててちょっと目が覚めたところで声をかけて通路へ出させてもらう。

やっぱり通路側の席の方が便利でいいなあ。(´･_･`)

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本日2度目の朝食を食べてそのあとは、日本語吹き替えの映画を見て号泣し、パソコンを立ち上げてひたすら日記を書く。できるうちに書き溜めておかないと、どんどん溜まってしまうので、直近までは書いておくようにする。

ロンドン便の飛行機は、アームレストが上まで上がる代わりに前の席までの距離が短くて窮屈、前の席の乗客がずっと背もたれを傾けてるので、テーブルにパソコンを置くとものすごく打ちづらいので、斜めに向いて膝の上にパソコンを置いてキーボードを叩く。

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2時間近く一気に書き溜めて目が疲れる。うーん、家で使っているパソコン用のメガネを持って来ればよかった。

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ヨーロッパ大陸に入っても、日記を書き続け長いフライトもやっとこ残り2時間ぐらいになってくる。
軽い機内3度目！の朝食も出たので、これも平らげる。今まではお腹が空かなければいらないなーと断ったりしていたのだが、何でもかんでも出されたものは食べてしまう。

 

ドイツ上空になった頃からちょいちょい機内マップを見て気持ちが高ぶってくる。オランダの運河を上空から見ながら、北海の向こうのブリテン島にいよいよ近づいてきた。

 

今回、窓際に席を取ったのは理由がある。

ロンドンヒースロー到着直前に、ロンドン市街上空を横切るのだが、そこでどれだけのスタジアムが見られるか確認したかったので窓際にしてみたのだ。

自由に通路に出れないのは困ったが、この時のためにカメラを用意しながら待ち構える。
確認できたのは、チャールトンのザ・バリー、ウェストハムのオリンピックスタジアム、そして今日いくブレントフォードのグリフィンパークぐらいで、チェルシーのスタンフォードブリッジやフルアムのクレイブンコテージは目を皿のようにして探してみたが確認できず。

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11時到着予定だったが、5分遅れでヒースロー空港着陸。しばらく滑走路をドライブし、ゲートに向かっていたが、出発機との交叉のため一時停止していたらゲート到着かと思った乗客が荷物を一斉に取り出し始める。

慌ててCAが制止しようとするもここまでになったらもう止められない。

ちょっとしてまた動き出し、乗客は立ったまんまゲートまで動き数分でゲート到着。隣の席のオネーチャンが搭乗時に荷物を上げるのに難儀していたので、到着時には代わって荷物を取り出してあげる。

10分ぐらいかかって飛行機を降り、イミグレーションへ。

EU外のイミグレはすごい列、係官も10人近くで対応しているが、自分の前に100人近くいるかも。
国籍はいろいろかな。到着便によるからかもしれないが日本人はほとんど見かけない。

先頭で、右側と左側に分かれて並んでいるが、右側の4人の係官の3人は女性、逆に左側の係官4人のうち3人は男性なので、右側の方が流れているような気がするが、時間かかってもいいから左側に並ぶ。

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左側一番近くが白人の若い男性、他は結構年配のインド系と白人の男性で、一番近くの若い係官に目星をつける。

なぜか、イミグレはスムーズに時間をかけずにハンコを押してもらい出るのが必須。そのためにはイミグレカードを記入するのはもちろんの事、時間をかけさせない必要がある。つまり係官からいらぬ質問を受けないことが重要。

そのためには係官が一番簡単に納得しやすい理由がわかればそれを話題にすることがベスト。
そう、男性係官に狙いをつけたのはフットボールの話をするためである。

案の定、狙いをつけていた係官が空いて自分の番に。この時点でほぼ勝利を確信。
カードとパスポートを渡してチェックアンド質問開始。ちなみにイミグレカードに滞在先はグラスゴーのホテルを記入してある。

 

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「目的は？」

観光

「何日間？」

11日

 

「観光って具体的には？」

 

友達に会うのとフットボール！

 

「グラスゴーにフットボール？」

そう。

 

「ああ、セルティックファンか」

 

その通り、(￣ー￣)ニヤリ

 

「だからグラスゴー滞在なのか」

 

ハンコをポンポン押してもらってあっさり通過できたのであった。(^-^)v

 

10年前にアルカイダやらビンラディンが話題になっていた10年前ぐらいにロンドンでも頻繁にテロが起こったりしていた頃は、ヒースロー空港も非常に厳しい入出国管理だったが、ここ数年はかなり緩くなり、厳しいことを言われることも少なくなった。
それでも、係官によってはめんどくさいこともあるので、一番わかりやすいフットボールの話ができる男性のしかも白人の係官に入国審査を受けることが素早く審査を終えるコツだったりするのであった。

入国審査の順番待ちに時間がかかったので、イミグレを通って荷物ピックアップに行ったらすでにキャリーバッグがベルトコンベアの上に置かれていたので回収。

ここでちょっとショックなことが。

キャリーバッグの持ち手に2006年のクラブワールドカップでボカジュニアーズのサポーターからもらったリストバンドをつけていたのだが、これがなくなっていた！！外れたのか外されたのか不明。
今までなんども一緒に旅をしているが、外されることはなかったのだが。。。

アライバルを出るとすぐに手荷物預かりのレフトラゲッジサービスがあるので、

近くのベンチで荷物を振り分けて荷物を預ける。

キャリーバッグの中に無いが入ってるのか質問されて、衣服！と答えるも他には？と言われるので「金属製のピンバッジ」と答えると納得していた。
しかし、荷物2つ数時間預けただけで、22ポンドとは。。。

荷物を預けた後、地下鉄のピカデリーラインに乗ってサウスイーリングヘ。
12時半に出発し1時10分前に到着。

この日はボクシングデー、イングランドでは恒例で必ずフットボールの試合が行われる。

ロンドンでもアーセナル、チェルシーがホームスタジアムで試合が行われるが、チケットの高いこの2試合はパスして、小さいクラブながらチャンピオンシップ（2部）で健闘しているヒースロー空港から一番近い、ブレントフォードへ行くことにした。相手はウェールズのカーディフシティ。

駅からスタジアムまで一本道なのだが結構距離がある。
まだキックオフ前なのだけど駅にファンがいないのは不思議な感じ、マッチデーなのに。それほどローカルなクラブなんだろうか。

歩いていると、前に近くの住宅街から出てきたブレントフォードのファンの少年がいる。彼の後を追いながら歩いているとパラパラ試合へ向かうファンの姿が。
ロンドンは晴れ、年末年始にこんな快晴のイギリスは珍しい。
気温はそんなに低くないが北風の冷たさはこちらならでは。東京ではこんな冷たい風は吹かない。（風速強くて寒いことはあるけど）

そんなことを考えながら駅からまっすぐの道を歩いてスタジアムに向かうのであった。

 

その2に続く。