Hail Hail
2016年12月25日 (日)その2
飛行機は定刻通り離陸。いつものように離陸まで30分待ち、ということもなく
日本を出るまでは快適な空の旅だった。
日本海を抜け北京上空を過ぎたぐらいで食事となったが、その後からが、大変。
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なんと今までに経験したことがないぐらいの”超”乱気流。(゚o゚;;
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すぐにシートベルトサインがつきながらの食事になったが、CAの人たちもサーブを一時中断するぐらいの揺れが続く。
一旦治まり、食事も済んで寝ようかと思ったが、乱気流が激しくて寝るどころではない。
いやーさすがにあれだけ揺れると不安増大、急降下等はなかったので悲鳴等は上がらなかったが、
機内にやばい緊張感が走る。
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今まで何十本と飛行機乗ってますけど、今回の揺れはまじで今までで一番!
正直、最悪のことも妄想しまくりでしたよ、ええ。
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墜落事故で新聞に載っちゃうんだろ〜なーとか、ここら辺で落ちたら骨は拾えないだろうなーとか、どうせなら恐怖を味わって、よりも、あ!と言う間に気付いたら、の方がいいよなー。とかとか。
そんな激しい乱気流が1時間以上続いたが、ようやくものすごいところからは抜けられたようだ。(´Д` )
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シートベルトサインも消えたので、じゃあ寝ようかなと3席独占で横になろうとすると、ここで問題発生!!!
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なんと、アームレスト(肘掛け)がシートの背もたれの角度まで上がらない!!!
(♯`∧´)
なんてことだ、これじゃあ寝返り打てないしぶつかって寝苦しいじゃないかぁ。。
それでもアームレストを折ってでも上げるわけにはいかないので、中途半端な角度でそれ以上上がらないアームレストの下をくぐるように横になり寝ることにする。
ここでもう一つの失敗は、人気の窓側だと独占できる可能性が低いと思ったので真ん中の三席にしたのだが、窓側の方が窓を背もたれにして寝ることができるので、足が伸ばせるが、真ん中の三席は足を延ばすと通路のはみ出てしまうので、通る乗客やCAにぶつかってしまう。。。
案の定寝ている時に1,2回ぶつかって痛い思いをしてしまった。( ;´Д`)
さらにいつだったか、誰かがよろめいたのかお腹あたりを触られてびっくりして飛び起きたことがあった。(>人<;)
一体何だったのだろう。。。
1席よりはマシだが、さすがにこの体制では寝にくくかなーり浅い眠りで何時間も過ごす。
それでも出発日の疲れもあり、眠った時もあったようだ。
気がつくと日本時間で8時を過ぎ、フライトも残り2時間になったので起きることにする。
着陸までは映画やフライトマップを見ながら過ごし、定刻よりも30分も早くドーハのハマス空港へ到着。
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このフライトの恐怖感はダントツで歴代一位確定だった。(まじですごい揺れ)
到着が早朝ということもあり外はよく見えない。
ターミナルに入り、トランジットの手荷物検査場へ歩くが、隣にトラムがありそっちの方が断然早い。歩くと動く歩道を使ってもかなりな距離だった。
手荷物検査場へは直進して10分ぐらい、早朝なので人も少なく、チェックもあまり厳しくなさそう。
検査場を抜けると出発ターミナルへ一直線。検査場でたとこがちょうどターミナルの中心になっていて、らせん状に3方向に分かれているのでゲートがどこか確認すれば迷うことはなさそう。
これなら帰国便の1時間乗り継ぎもなんとか間に合うかもしれない。
ロンドン行きの飛行機が出るターミナルCをブラブラ歩きながらターミナル内を見学。トランジット待ちで横になって眠っている人多数だが、ドバイのように寝そべれるライイングチェアはあまり多くない。
しかも、ほとんどの椅子には固定の肘掛けが付いており、複数席占有できないようになっている。なんとも不親切な感じ。
とりあえずはヒースロー行きのゲートまで行ってみて、休憩できるところを探すが周りは全て肘掛けつきの席しかないので、少し戻ってライイングチェアがあるファミリールームに行って空いている席で休憩。中には地べたに寝転んで寝ている人もけっこういる。
出発1時間前までそこでネットを確認、空港内のWifiの接続は良好、全然繋がらないドバイとは大違い。
1時間前になりゲートに行くと事前のパスポート、チケットチェックが始まっている。並んでチェックを受けて、その先にある待合室へ。
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早朝の便にもかかわらずロンドン行きは結構な賑わい。成田便と違い今度は多種多様な人たちがいるので、いよいよ近づいてきた感が湧いてくる。
搭乗を開始して2番目のグループで飛行機の中へ。席は珍しく到着間際のスタジアム確認がしたいので窓際にしてみた。
程なく中東系の女性が隣にやってきたが、もう1席は空いているようなので、女性は通路側に移っていった。
今回の便は、成田便とは違いちゃんとアームレストが上まで上がるようになっている。なんだよ、それなら全機全席そうしてくれよー。
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窓の外は今度はものすごい霧! 視界は10mも効かないぐらいの濃霧。
こんなんで無事離陸できるのかまたもや心配。。。
こんな状況での離陸も初めてでまあまあビビる。気温よりも海水温が高いと発生しやすいが、(確か)どんだけ差があればこんな深い霧になるのだろうか。
飛行機は定刻になりほぼ満員の乗客を乗せて仕切りの中をゆっくり進む。
しばらくノロノロ、地面の警告灯や指示灯も見えるんかいなという霧の中を進んである地点で止まり、エンジン音がこだまする。
離陸失敗してオーバーランとかはやめてよねー、と祈りながら運を天に任せると飛行機はどんどん加速して、新幹線よりも速くなりようやく離陸!
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離陸数十秒で霧の外に出て視界が開けて一安心。霧って水蒸気だから結構低いのって初めて知った。霧の上空を飛んでいるとドーハにある高層ビルのてっぺんだけ霧の外に顔を出していた。
窓から外を眺めるとさすがに一面砂漠だらけ、時折市街地や道路、石油コンビナートが見えるが、あとは茶褐色の地面が続く。
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なんとかあれだけの濃霧の中でも無事離陸できたことにホッとしたのであった。
次の日へ続く。