Hail Hail

 

2012年1月4日(水)

 

5時30分起床、シャワーを浴びた後しばらく日記を書いたりテレビを見たりして過ごす。

7時30分朝食、なんと食堂でウェイトレスが料理をサーブしてくれる。
こんなの初めて。
量は少なかったがイングリッシュブレックファストの味はピカイチ!

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朝のリバプールストリート駅

チェックアウト時間までホテルステイを楽しむのもアリだけど、滞在最終日なので観光に出かけるためチェックアウト。

歩いてユーストン駅に行き、Tubeでリバプールストリート駅へ。

東のウェールズに行くことも考えたが今回の旅はほとんど西側にいて天候に悩まされたため、(と言ってもグラスゴーとリバプールだけど)この日は東方面のイーストアングリアへ。

9時30分発のノリッジ行きに乗車。

リバプールストリートから出ている列車はナショナルエキスプレスの車両だが、キングスクロス、エジンバラ間とは違い、ちょっと古いタイプで、客車のドアは手動で開けるタイプ。

9時30分 リバプールストリート → 10時30分 イプスウィッチ

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駅を降りるとオーウェル川が流れている

発車直後はオリンピックスタジアムの脇を通り、一路東へ。9年前の2003年訪問したコルチェスターのスタジアムが新しくなっているのだが、ちょっと駅からは遠いので(3~4km離れている)パスし、イーストアングリア2大チームの一つイプスウィッチタウンのポートマンロードへ。

イプスウィッチの駅に到着するとホームからもスタジアムが確認できるほど近い。さらに駅舎にはイプスウィッチの選手の写真がデカデカと貼られている。ただ、貼られているのがマイケルチョプラ(元ニューカッスル)なのは如何なものか。

駅を出て川を渡るとすぐにスタジアム。歩いて10分弱で到着。

ぐるっと一周するが中に入るチャンスは残念ながらなさそう。

このクラブはサーアレフ・ラムジー(66年W杯の優勝監督)とサーボビー・ロブソン(86年イングランド代表監督、イプスウィッチではFA CUP、UEFA CUP獲得)の2大監督が率いたクラブなので、その2人の銅像が建っているが、なんとビックしたことに2人とも敷地から道を隔てた駐車場に建てられていた!!

なんでこんなとこにとびっくりしたが、さすがにその理由は知る由も無いのでとりあえず記念に写真を何枚か撮る。

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イングランドの名将の一人サー・ボビー・ロブソン。でもなぜ駐車場に?

その後、クラブショップでスカーフを購入し、ぐるっとスタジアム外周を一周して駅に戻る。
このぐらいの規模の街にはちょうどいいぐらいのスタジアムな印象。中を見れないのは残念だけど、試合を見ていると結構古い印象を受けたが外観はマメにメインテナンスしているようで、黒の外壁がかっこよかった。

駅に戻り、ノリッジ行きの列車を待つ。

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ノリッジ駅、平日の昼間だからか人はまばら

11時??分 イプスウィッチ → 12時20分 ノリッジ

駅到着直前にスタジアムのキャロウロードが見えてくる。
スタジアムをちょっと通り過ぎて終着駅のノリッジ駅へ。

駅を降りるとすぐ左手にシネコンなどがあるショッピングモールがあり、線路沿いに戻る感じで歩くと郊外型スーパーのモリソンズの向こう側にスタジアムが見えてくる。歩いて10分程度。

ぐるっとスタジアム周りを一周し、反対サイドの駐車場側のゴール裏に行くと、なんとノリッジシティのスポンサーでもあるロータス社のショールームがスタンドの下に造られていた。

後日調べてみたらそれもそのはず、ノリッジにロータスの本社があり、長年ノリッジシティをスポンサードしているのも頷ける。(胸スポンサーも何年かロータスのロゴだったし)

キャロウロードも残念ながら中に入り込む余地はなさそうだが、なんとかコーナー側の搬入口の鉄格子の間に手を入れてそこからスタジアム内を撮影してみる。このスタジアムも、こまめに改修を重ね、綺麗なスタジアムに変わっている。

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柵の間から頑張って手を伸ばして撮ったスタジアム内部

やはりスタジアムに実際行ってみて初めてわかることが多い。たとえ試合観戦はしなかったとしても実際その街にそのスタジアムに行ってみることで得られる情報ははるかに多い。

スタジアム見学後モリソンズで何か買おうかとも思ったが外のベンチで食べるのも味気ないので、駅近くのショッピングモールまで戻ってみる。
すると、ショッピングモールの入り口に中華のビュッフェの店があったので、この旅二度目の中華だけど入ってみることに。

食べ放題で£6.5はかなりお得、いつも取りすぎちゃうので遠慮気味に色々な種類の料理をとって食べる。味はまあまあ。こっちでよくある味付け甘すぎでもなく普通に食べられる感じ。しかしやはり取りすぎてしまいお腹まんちくりん。

駅に戻って次の行き先を検討するが、イーリー経由でピーターバラに行き、ピーターバラユナイテッドのロンドンロードスタジアムに行こうかなーとも思ったが列車が2両編成のぼろっちいローカル線なので、これじゃあどんだけ時間かかるかわからんと、諦めて行きと同じでリバプールストリートへ戻ることにした。

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お昼に食べた中華のビュッフェ盛り付けがアレなのはご容赦

14時15分 ノリッジ → 16時55分 リバプールストリート駅

リバプールストリートからTubeでパディントンへ、明日の帰国便が朝早いため今夜はパディントンに泊まって明日早朝ヒースローに行く予定。

パディントンではなぜかオーバーグラウンド(ブリットレール)の駅に出てしまい、改札でチケットコントロールを受ける。オイスターカードもあったのだが、まだブリットレールパスが有効なので、パスを見せると、バリデートの時に職員が日付を間違え書き直してぐちゃぐちゃになっているのを問い詰められる。

自分の字じゃないし、グラスゴーで職員が間違えたんだ、と一点張りしても中なか納得しなかったが結局お咎めはなし、というかあるわけがない。

駅を出ると小雨が降っている。

パディントンで泊まるのはこれが初めて、あまりウロウロ歩きまわるのもめんどいので駅前の通りで何軒かあるB&Bを片っ端から聞いてみることに。

1軒目はバー併設でシングルはフル、2軒目はドアを開けると受付しかないところ。部屋は別の建物にあり、1泊£30だという。部屋を事前に見れよかったのかもしれないが即決しお金を払って鍵を受け取る。

部屋は受付から1軒挟んだ通り沿い。鍵を開けて狭い階段をえっちらおっちら歩いていくと、中3階のような場所に部屋がある。開けてびっくり!なんと独居房のような狭さ!2畳ぐらいしかスペースがないし、テレビやティーセット、ハンガーなど最低限はあるもののベ部屋をほぼシングルベッドが占めている。

一瞬後悔しかけたが、まあ寝るだけだし朝早いしこんな経験もそうそうないと、納得する。

17時45分に部屋を出てTubeでキングスクロスへ。キングスクロスからノーザンラインに乗り換えてカムデンタウンへ。外は結構な本降り。

駅前の地図を何度も確かめて一度歩き出すがどうも方向が違うとまた駅に戻る、を二、三度繰り返す。

どうもTubeに乗って初めての駅に降りると方向音痴になってしまう。

不安を抱えつつ歩きながら20分ほどで目的のモーニングトン一帯へ。
目的地のパブはまだ見つからない。外でウロウロしているとびしょびしょになってしまうので、あまりウロウロできない。

一軒別のパブを見つけたので、中に入って聞いてみることに。中で飲んでいたお客さんがタブレットで調べてくれると、もう少し先にあるという。
後で近所にあるパブなのに場所知らないの?と思ったが、お礼を言って言われたところに行ってみると、あった!

グリーンの外壁で一発でわかるアイリッシュパブ「Sheephaven Bay」今日はここで東京CSCにも何度か来たことがあるロビンと待ち合わせをしていた。

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カメラに写る雨粒の中シープヘイベンベイに到着

店内に入ると見つけてくれたロビンが声をかけてくれる。
実は、ここだけの話、何度かあったのは覚えてたけど、結構いろんな人とも会ってるし、そのとき必ず酔ってるので、顔を覚えてないことが多い。ロビンもそのうちの一人だったのだが、実際会うとあーー!と思い出す。

ロビンは友人3人と飲んでいてその輪の中に入れさせてもらう。

他にポールとサイモンともう一人女性、ポールとサイモンもセルティックファンで、女性はアーセナルファン。

飲みながらフットボールの話をしたり、ロビンが今ブルガリアで働いていてそこでの生活の話を聞いたり、日本に2度来ているが、そのときの話をしたりして過ごす。

店内のテレビではニューカッスル x マンUが生中継中、なんとニューカッスルが先制し店内もにわかに盛り上がっている。(さらになんと2点を入れ3-0でニューカッスルが快勝した。)

そのうち女性の友人は帰ってしまい4人で23時近くまで飲んでいた。
帰り際みんな酔っ払ってたので「Hail Hail」を歌い出したら途中で店の人に歌うのを止められてしまう。

 

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ここはアイリッシュパブでセルティックパブであるのだが、壁には「Paddy’s Rule」とあってセルティックのチャントやソングを試合の日以外で歌うのが禁止になっていた。(他のファンとのトラブル防止のため)

それでも1コーラスだけは歌いきって店をでる。

結構飲んでいたのでその後の記憶は定かではないが、0時半ぐらいにパディントンに到着。
晩飯を食べてなかったので駅近くのケバブ屋でケバブを買うも相変わらず全部食べきれず。

こんなに酔ってて明日起きれるか超心配。。。

1時近くに就寝。