Hail Hail

2011年12月30日(金)

 

6時起床。
30分ほどまんじりとしながら準備をして、7時朝食。
久しぶりのイングリッシュブレークファスト、きっちり完食。

7時半チェックアウト、アンフィールドに行くので荷物は置いて行かせてもらう。

フルイングリッシュブレックファスト

フルイングリッシュブレックファスト、煮豆は相変わらずうまいと思わない。

外はいつも通りどんよりでたまに小雨がパラパラ降っている。
バス停に行ってアンフィールド行きのバスが何番だったかを思い出すが、しばらくぶりなので覚えていない。

バス停の行き先案内でアンフィールドへは17番のバスで行けると書いてあったので、17のバス「らしき」バスで運転手にアンフィールドに行くか?と聞いたらなんか要領得ない返事。

でも、これ17番でしょ?とその時は思ったので、よく確認もせず乗ってしまう。。。

バスは最初は間違いなくアンフィールド方面に向かっていたのだが、途中の道路標識で「Liverpool FC ←」とあったのにバスはまっすぐ進んでしまった!

あれ?!これおかしいんじゃない?と思ったのはそこから5分以上経ってから。
慌ててバスを飛び降りるも、「どこ、ここ?」

リバプールにはもう4度も来ているのに未だ迷うなんて。。。恥ずかしい。

この時点で早めに宿を出たのにもう9時になっている。なんのために早く出たのだか。今日のニューカッスル戦のチケットを朝一で行ってリターンチケット(シーズンチケットのキャンセル分のリセール)購入を目指してたのに。(♯`∧´)

とにかくまずは分かるところまで戻らなきゃとバスで来た道を引き返し大きな道にでる。

大きな道を進んでいるとバス停が幾つかあるが、タクシーもたまに通るので、ここはロスした時間を取り戻すために、円高・ポンド安だからこそ思い切ってできるタクシー利用に踏み切る。

タクシーで5分、アンフィールドに到着。£5。

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バスに乗り間違えながらも到着したアンフィールド

タクシーを降りてチケットオフィスに直行。今日のリターンがあるか確認すると、ある!ということで一枚購入。

名前を聞かれたので答えると登録してた住所を言ってくれてそれに間違いないか確認。どうやら4年前のウィガン戦での登録がまだ残っているようだ。

受け取ったチケットを見るとなんと、、、、、

KOP END!!! o(^▽^)o

なんとなんと全世界リバプールサポーターの憧れの場所、アンフィールドの聖地ともいうべきゴール裏、KOP ENDのチケットを図らずも入手してしまった!

アンフィールドでの過去2試合ともセンテナリースタンド(バックスタンド)のKOP END近くだったので、KOPの雰囲気を見て楽しむことはできたのだが、いつかはあそこでみたいなーと長年思い続けていた。

それが3度目のアンフイールドであっさりと叶うなんて。

クラブショップに行き、今日のプログラムを購入し、スタジアム裏手のヒルズボロの悲劇のモニュメントを再訪問。

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ここには毎回訪れるヒルズボロの追悼碑

さらにぐるっとスタジアムを一周しバス停に戻る。

27番のバスでシティセンターに戻りリージェントホテルへ。受付で今晩も泊まりたいと言って再度チェックインする。

部屋に入り荷物を置いて出発。

リバプールライムストリート → クルー → チェスター

試合まで近場を列車で散策、目的地はウェールズとの境を通りながらホーリーヘッドまでいって往復。

12時ごろチェスター到着し、駅前をうろうろしようかと思ったが、ホーリーヘッド行きの乗り継ぎがあまり時間なく売店で昼食だけ買って駅に戻る。

12時20分 チェスター → 14時10分ホーリーヘッド

海岸線沿いを走るなかなか車窓も楽しめるルート。

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カエルギビ???英語と全く違うスペルのウェールズ語

チェスター出発後ウェールズに入り、駅名が英語とウェールズ語の二ヶ国語表記になる。

ホーリーヘッドはダブリン行きのフェリーの発着場、今日は試合もあるので駅の外は散策せずそのまま折り返しの列車に乗車する。

ホーリーヘッドからはバーミンガムニューストリート行きと、ぐるっと回ってカーディフセントラル行きがある。

16時30分チェスター着、クルー経由だと時間がかかるので、ブリットレールパスが使えないが私鉄のマージーレイルでリバプールに戻る。17時30分ライムストリート駅到着。

一旦ホテルに戻り着替えてカバンを持たずに出発。

バス停近くに行くとセントジョージズホールの脇にリバプールファンが並んでいるので行ってみるとここからフットボールスペシャルが出るようなので一緒に待つ。

フットボールスペシャルは途中からいつも通る道ではなく別のルートでアンフィールドの反対側に到着。
この頃になると雨は本降り。

まずは腹ごしらえをとスタンドでバーガーとチップスを買うがチップス山盛りで食いきれず、半分ぐらい残す。しかも結構脂っぽい。チップスをBinに放り込み、スカーフを買ってパブ、The Albertへ。

店内はこの日も激混み。年末だからか地元のリバプールファンより自分のような海外色が強い感じ。
カウンターでビールを頼むもなぜかオーダーは受け入れられずにカールスバーグにさせられる。

前回とは違い店内ガヤガヤしているもののチャントを歌ったりして盛り上がることもないし、この混みようだと立ってるだけで疲れるので、ビールを飲み干すと反対側のThe Parkに行くことに。

The Parkでも正面のドアはクローズしていて入場規制がかかっている。10分以上待って中に入りビールを注文、こちらの方がまだ店内の余裕はあるし、ファンはチャントを歌って盛り上がっている。
セルティックと共通のチャントも多いので飲みながら曲に合わせてセルティックの歌詞でひとしきり歌う。

 

ビールを飲み終えて店を出ていよいよKOP ENDに向かう。
タースタイルをくぐりスタンド裏のコンコースへ入るとさすがにKOPのコンコースだけあって広くて売店も多いし、日本の野球場でよくみる背中にサーバーを担いで売る売り子もいる。

席は61列目でひたすら階段を上っていく。屋根が少し邪魔でハイボールは一部見にくくなるがそれでもここに来れただけで満足。記念に写真をいろんな角度から撮っておく。

試合開始前のYou’ll Never Walk Aloneの時も動画を撮っていたが、ビッグフラッグがこちらにも来てしまいフラッグの下に入ってしまったが、なんとなくスタンドにいる雰囲気は伝わるかな。

KOP ENDで一番びっくりしたこと!

何と言っても、全員立って応援していない!!!

もちろんイングランドは立ち見席がないので基本椅子席で試合中は座ってないといけないのだが、KOPのファンは違うでしょー、と思い続けていた。

しかし、試合ちゅう立っているのはセンター付近のファンのみ。目分量で半分ぐらいのファンはKOPでも座って観戦していた。なので自分も座って観戦していたところ、ファンの密集度と屋根で空気の抜けが悪く結構寒さを感じない、それどころか1枚、2枚着すぎなぐらいちょっと暑い。

 

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ここでリバプールの試合を見ることは、昔から見てきたものにとって格別なものがある。

 

4年前のセントジェームシーズでは、シーズン終了後降格したニューカッスルはホームで大虐殺にあったが、今回は
どうかと思って見ていたらなんとアウェーのニューカッスルがデンバ・バのゴールで先制!

アンフィールドでは必ずアウェーチームのゴールが見られるなー。

しかし2004年には反対のシャツを着ていた「リバプールの」ベラミーが同点ゴールを決めて1-1でハーフタイムへ。

後半もスタンド内は蒸し暑いぐらい、というよりもちょっとこの気温では着すぎで汗をかいているぐらい。
もわっとした空気で身動きもあまりできずに観戦していたので、

なんと「KOP END で寝てしまった!!!」( ;´Д`)

寝たと言ってもうつらうつらしてしまい、リバプールの逆転ゴールは歓声とともに気がついたのだが、せっかくの得点シーンを見逃してしまった。

その後、キャプテン、スティーブン・ジェラードが交代で途中出場してダメ押しとなる3点目を決めたところはしっかり見ていたのだが、、、不覚。(-_-)

試合はリバプールの逆転勝利で終わり周りのファンは満足げで帰って行った。

KOP体験でもう一つ発見したことは結構帰りにスタンドから出るのに時間が掛かる。試合終了後だと自分の座っている後列のお客さんは10分以上待たないと出れなかった。

スタジアムを出て駅まで行くバスを探す。

最初逆方向に行ってしまい焦るが引き返してスタジアム近くのバスが並んでいる通りで乗れるバスに乗車、片道£1.9。
アンフィールドからの帰りはやはりバスが一番確実。

2階席で座っていたら日本人の観戦者が二人あとから乗ってきた。

30分ほどでライムストリート駅到着。

パブに行く気力もなくホテルの隣のコンビニでビールとジュースを買い店員と今日の試合のことをちょっと雑談。
ホテルに戻ってビールを飲むも寝落ちしてしまい、目が覚めたら0時回っていたので入浴&洗濯をして、再度1時30分ごろ就寝。

リバプール市街地のパブになかなか寄れずに残念。

次の日へ続く。