Hai Hail
2011年12月28日(水) その4
試合は後半に入り、風上に立ったセルティックが現在リーグ8連勝中と好調さそのままに攻勢を強める。
迎えた後半10分すぎ、フォレストの突破からのシュートは枠ぎりぎりに飛びGKマクレガーがフィスティングで弾き出す。
セルティックはコーナーキックのチャンスで、キッカーのマルグルーが蹴ったボールはファーサイドへ飛び、ドンピシャのタイミングで合わせたレドリーがヘッド!!
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ゴーーール!!! キタ──────────ヽ(‘∀’)ノ──────────!!!
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このゴールは自分のいるサイドのゴールマウスで決まったのだが、ゴール前の混戦から誰が決めたのかよく見えなかった。しかし、そんなことはお構いなし!!!
オールドファーム特有のスタジアムが揺れるほどの歓喜にスタジアム全体が包まれる!!!
誰彼構わず抱き合い、叫び合い、拳を振り上げ、飛び跳ねる!
まさに爆弾が爆発したかのような凄まじい歓声と熱気と興奮で何が何だかわからない状態に。
この騒ぎは、「いつものように」数分にわたって続き、ゴール後のキックオフが始まってもしばらく興奮状態から抜け出せないファンが続出!
ついに、追い抜いた!
15ポイント差を1ポイントまで縮め、さらにこのゴールで追い抜き首位に立った!
しかも直接対決で!
トランス状態から抜け出すことなくスタンドでは早くもパーティがスタート!
選手がスタジアムの雰囲気に圧倒されセルティックは勢いに乗って攻めるが、レンジャーズは攻めの形が作れない。
スタンドからは地鳴りのようにチャントが響きスタジアムにこだまする。「Just Can’t Get Enough」「Let’s all do the Huddle」「We Shall Not Be Moved」。。。
その後、ブラウンのシュートはバーの上、カウンターを狙ってオフサイドラインをかいくぐったフーパーはオフサイドが取られたが、ビデオで見たら完全にオンサイドだった。とセルティック有利で試合が進む。
試合中は全く写メもビデオも撮れず、ひたすらスタンドと一体となりセルティックソングやチャントを歌い、肩を組んでハドルをし、レンジャーズのミスに指をさして笑い、汚いファウルや審判のおかしなジャッジにブーイングをする。
と、至福の時を過ごして後半アディショナルタイムもピンチなく過ごして勝利!
これでリーグ9連勝でついに単独首位に踊りでて新年を迎えることになったのだった。
試合終了後はピーターやBlue Bhoyとハグし、がっちりと握手、前後の席のファンとも喜びを分かち合い握手やハグを交わす。
これで自身現地で観戦したオールドファームはセルティックの3勝0敗とラッキーチャームぶりを発揮したのであった。
試合のハイライトはこちら
2011 12.28 SPL セルティック x レンジャーズ
(開始6秒から10秒、画面右上のSKY SPORT HD LIVEの下と、20秒から22秒画面左上に映る日の丸が僕のもっていたバナー)
試合後もしばらくスタンドに残り余韻に浸っていたが、スタンドを出てマーティンとの待ち合わせのためにスタジアムを出る。スタンドを降りる階段でもチャントが歌われ試合後でも興奮は続いている。
ゲートを出てピーターとBlue Bhoyにお礼を言って別れる。
本当にありがとう!(ピーターとはこれをきっかけに今でも親交している)
マーティンとは自分の入ったゲートの前で待ち合わせしているので、目の前を大勢のセルティックファンが歩いている中マーティンが来るのを待ってるのも手持ち無沙汰なため、動画を撮っていると、動画に向かって手を振ったり歓声をあげたりするファンもいたり、一緒に写真を撮ってくれと言ってくるファンもいたりで待っている間も楽しい時間をすごす。
スタジアムを後にするファンも歩きながら時折チャントを大合唱!
試合後の動画はこちら
15分ほどするとマーティン到着。 すぐさまハグ!して二人で喜びを分かち合う!
彼はゴールの決まったジョックステインスタンドの1階席だったので目の前でゴールを見ていた。
こちらからは誰がゴールしたのかわからなかったよ、というと「ジョーレドリーだよ」と教えてもらう。
(スタジアムのアナウンスも全く聞こえてなかった。。。)
喜びもそこそこに、駐車場へと二人歩き出す。
歩きながら、駐車場で別れた後の話をマーティンに伝える。試合後はさっきまでと打って変わって雨も止み風も収まっていた。
車はショッピングセンター内の駐車場内に無事停められたようだが、今度は出るのに大渋滞。たくさんのセルティックファンがここに停めていたみたい。
駐車場を出るまで15分ぐらい掛かるが、その間流しているラジオを聴いていると両チームの監督の試合後のインタビューや、ファンの感想が聞こえて来る。
レンジャーズファンの男性が前半のゴールは認められるべきだ、あれが入っていれば流れは全然変わっていた、とのようなことを言っていたが、それを聞いたマーティンがラジオに向かって反論、というかツッコミを入れていた。
駐車場を抜け出しこのままギャロウゲートや並行して走るロンドンロードを進んでもさらに大渋滞なので、フリーウェイ経由で今晩泊まるユーロホステルまで乗せてってもらう。
ユーロホステルに到着したのは23時近く、車内で明日の予定を聞かれたので、グラスゴーで買い物かなーと答えたら、セルティックパークに一緒に行こうと誘われたので行くことにする。
別れ際、マーティンから「シティセンターの繁華街に行く時はセルティックのスカーフや帽子、キットは身に付けない、もしくはアウターとして身につけないように、と注意される。
レンジャーズファンに頭のおかしいのがいるから負けた腹いせに街中でも襲われるかもしれないから、と。
了解、わかったよ、と言って明日の待ち合わせを確認し別れる。
ありがとうマーティン。
ホステルにチェックインし、部屋へ行こうと思ったがキーカード式のエレベーターのカードリーダーの接触が悪くキーカードを差し込んでも認識の緑ランプが点灯しない。スタッフに言って対処してもらう。
部屋に荷物を置いて外へ。ベアーズバーかフォルチェに行こうと思い街中へ。
フォルチェの方が近いので行ってみるが場所が見つからない。
2~30分ほど付近をウロウロするが見つからないので諦めてホステルに戻り、併設のバーで2杯ほどビールを飲む。
長旅の疲れもあり2杯でおとなしく部屋に帰るつもりだったのが当然「帰れるはずもなく」3杯目からエンジンがかかり、ちょっと離れたところで飲んでいたアイリッシュ(この場合はアイルランドからきてるの意味)のセルティックファンに声をかけられ合流する。
そのあとはバー閉店の午前2時になるまでアイリッシュのファンとどんちゃん騒ぎ!ウォッカを勧められたりひっきりなしにビールが来たり酔いと疲れでもう何が何だか。
それでも部屋に戻った後シャワーを浴びて3時前には就寝。
自宅出発から30時間が過ぎていた。
次に日へ続く。