Hail Hail

EURO 2016グループリーグの見所は試合(だけ)じゃない、様々な国から来たファンの競演(狂宴)だ!

 

地上波では土日にしか放映されないEURO2016のグループステージですが、もちろん、試合の見所や有名選手のコンディション、たまに起こる予想外のアップセットなど、大会としての魅力はたくさんありますが、今回から参加国枠を16から24に広げて規模を拡大したためこれまで本大会に出れなかったマイナー国までも参加しています。

そこで、YoutubeやFacebook、Twitter、Instagramなど、これだけ個人メディアが発達した時代に予算をケチった地上波や某独占したがりの衛星放送局が垂れ流す、大国マンセーな放送を鵜呑みにするのではなく、大会に参加しているファンが伝えるリアルな!情報こそ本当に楽しめるものではないでしょうか。(鼻息)

そこで、ようやく昨日のロシア x スロバキアから試合を見始めた若干乗り遅れ感が否めない中ですが、「セルティック ライフ」的視点での各国ファンの話題と、今大会のベストカントリー(独断)を発表したいと思います。

その1 のっけからフランス国中、フーリガン大国同士の激突続く

しょっぱなから暗い話題ですが、フーリガニズムについては今後別の機会に語るとして、フーリガン大国と呼ばれる、イングランド、ロシア、ドイツ、ウクライナなどが、マルセイユ、リールやビルヌーヴなどで激突しています。

ロシアのフーリガンたちは、さらにスタジアム外でも飽き足らず、イングランド戦終了後、スタジアム内でも暴れたため、罰金とイエローカード(もう一度スタジアム内で暴れたらチームは強制敗退)をもらいました。
そのため、昨日のスロバキア戦ではおとなしかったようですが、チームも敗れUEFAからの制裁の必要なく帰国の途につきそうです。

イングランドも早くもロシアと激突したほか、警官隊とも衝突、今回もかなりのブラックリストに載っているフーリガンが入り込んでいるようです。グループ内ではウェールズと同国内だからと比較的有効的ですが、グループリーグ突破がかかったスロバキア、さらに16強以降でも対戦相手(特にドイツとか)によって大暴動を起こす可能性はあります。

まあ、唯一の安心はフーリガン模範生のオランダ!がいないことで、イングランドやドイツ、ロシアとの激突が減ったことでしょう。

視聴注意! ピッチの外でのイングランド x ロシア(BBCの放送)

 

その2 アイスランド人口の8%が応援に駆けつける!

地理的に一瞬どこ?アイルランド?と言ってしまいそうですが、北欧の小国アイスランドです。
総人口たったの!32万人という、日本で言えば中規模の市と同じぐらいですが、今回メジャー大会初出場です。
彼らの愛称は「Sons」(ソンズ)と呼ばれ、ほぼ全員の名前が最後に〜〜ソンとつくのでそう呼ばれています。

そんな中でも有名なグジョンソン(元チェルシー、バルセロナ)、シグルドソン(スウォンジー、トットナム)を要し、2014年のワールドカップは惜しくも出場なりませんでしたが、今回ついに予選を突破し本大会へ駒を進めました。

その初戦のポルトガル戦には、なんと人口の8%である約4万人がスタジアムに駆けつけたそうです!
しかも、強豪のポルトガル相手に1-1の引き分け、史上初メジャー大会での記念すべき勝ち点を手にしました!

色が、ちょっとレンジャースに似ていて、一瞬見ると「オヤッ」と思いますが、昨年のCL予選で対戦したストヤルナンFCとサポーターの暖かい歓迎 も思い出され、応援せざるをえません。

あと、2試合、ファンもチームも国民も大会を満喫してもらいたいです。

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その3 そして独断と偏見で今回のベストカントリーは”アイルランド代表 ファン”に決定!

まあ、セルティックのファンは今回英国4協会で”唯一”出場していないスコットランド、はもちろんアイルランドを応援しているファンもたくさんいます。
昨年のラスベガスで見たアイルランド x スコットランド でも半々に分かれるほどです。

そんなBoys in Green(アイルランド代表、並びにファンの呼び名)のアイルランド出国からたくさんの投稿や動画が入ってきますが、「マジでおもしろすぎ!」
今回もやってくれますアイリッシュ。開幕当初から暴力沙汰のニュースが飛び込んでくる中、彼らには御構い無し!
彼らの活躍ぶりを動画と記事で紹介します。
他の国のファンはもちろん◯◯とまで仲良くなるのがアイリッシュ!

スウェーデンファンとABBAやヘンリクラーションのチャントを歌い

バスの通行が終わったと思ったら両チームのファンが入り乱れ大騒ぎ!(≧∇≦)

 

クロアチアファンと歌い

 

さらには警察や通りがかった市民とも仲良くなっちゃう。

警察に「We love you We love you We love youのチャントを歌って仲良くなる」

秀逸なのが、この2本、地元の住民と一緒に、コロトォレ、ヤヤトォレのチャントを踊り、アイリッシュパブの上に住んでいる住民を煽る煽る(≧∇≦)

しかも、滅多にないことですが、アイルランド代表ファンが街中の清掃を始めるなんて!!(普段は飲み散らかし、ゴミ捨てまくりですが)

もう試合そっちのけで腹抱えて笑いまくりです。
全然こっちの方が楽しくないですか??? やっぱりアイリッシュのファンは最高です!

おまけ:その頃予選敗退したあのチームは?

そんな中、英国4協会で唯一予選敗退したスコットランドですが、開幕前にはこんなアンオフィシャルアンセムのCMが流れました。

歌詞はこんな感じ

”どこから来たの””スコットランドだよ、もしかしたら予選敗退で泣いてると思った?”
”そんなこと忘れろ”
”スコットランドはユーロなんてもう気にしないし落ち込んでないよ”
”だってスコットランドにはクランキー(スコットランドのコメディ)やチリチリの赤い髪や、青い空、フライドチョコバーがあるんだよ”
”スコットランドは、唯一やるのはイングランドが負けることに賭けることだけさ”

メジャーの大会もこういう楽しみ方があることをもって知ってもらえたらいいのになぁー。