Hail Hail
6月13日(土) その1
7時過ぎに起床。
それほどひどい二日酔いではない感じ。
そろそろ、洗濯済みのセルティックのストリップやポロシャツ、Tシャツがなくなってきた。
朝飯は食べずに8時半過ぎに部屋を出る。
今日は朝9時!から、ヨーロッパ選手権予選、「アイルランド x スコットランド」の1戦が行われる。
この試合の観戦イベントはセルティックサポーターのチャリティ団体「KANO Foundation」(カノ ファウンデーション)へのチャリティ支援を含んだ入場料を払って観戦できる。
※KANO Foundation
セルティックのサポーターが作ったチャリティ団体、スコットランドの恵まれない環境の子供達をチャリティでセルティックパークでのセルティックの試合に招待する、という活動をメインに行っている。
グラスゴーでも色々なイベントに参画したり、セルティックパークで募金活動を行ったりして運営している団体
ホームページはこちら(英語)
KANO Foundation
入り口で入場料プラスアルファを払って会場内へ。
ステージを挟んで左右に2台のスクリーンがあり、試合はそのスクリーンで観戦。
続々とサポーターが集まってくるが、面白いことに3パターンに分かれる。
・アイルランド代表側
・スコットランド代表側
・セルティックのTシャツまたはポロシャツを着てどっちかを応援する。
(自分含む)
もちろん全員がセルティックサポーターだけど、セルティック以外の試合をセルティックサポーターと見るのも珍しいし、どちらか一方の応援をするのではなく対戦する両チームのどちらかに分かれて観戦するのも珍しい経験となった。
朝からビールやサイダーを飲むツワモノもいるけど、多くはミネラルウォーターやコーヒー、ジュースを飲みながらの観戦。
ファンもこれだけ両チームとの関係が深いのだから、チームもセルティックと関係した顔がずらり。
・アイルランド:
マーティン・オニール監督(元セルティック監督)
ロイ・キーンコーチ(元セルティック選手)
FWロビー・キーン(元セルティック選手)
FWダリル・マーフィー(元セルティック選手)
MFエイダン・マクギーディ(元セルティック選手)
GKシェイ・ギヴン(元セルティックユース)
特別枠(セルティック所属経験はないがセルティックサポーター)
MFジェームズ・マッカーシー(スコットランド生まれのアイルランド代表)
MFジェームス・マクリーン(北アイルランド、デリー生まれのアイルランド代表)
・スコットランド:
ゴードン・ストラカン監督(元セルティック監督)
マーク・マギーコーチ(元セルティック選手)
GKデビット・マーシャル(元セルティック選手)
GKクレイグ・ゴードン(セルティックGK)
DFチャーリー・マルグルー(セルティックDF)
MFショーン・マローニー(元セルティック選手)
MFスコット・ブラウン(セルティックキャプテン)
MFジェームズ・フォレスト(セルティックMF)
FWリー・グリフィス(セルティックFW)
わかっているだけでもこんだけいる。
試合開始前の国歌斉唱は、両チームのサポーター共に、会場内でも大合唱。
昨日も散々歌っていたが、自分も両国歌共一緒になって歌う。
個人的にはどちらも応援しているけど、比較的スコットランド寄りかなー。
試合開始前時点でも本戦に出場できそうな可能性はスコットランドの方が高そうだし。
試合はアイルランドホームながらボールがうまく繋がらない。
スコットランドがプレッシャーも早く押し気味に試合を運ぶ。
サイドでの攻防もアイルランドよりスコットランドの方が上、会場内のアイルランドサポーター側から苛立ちも見られる。
たまに会場内でもセルティックサポーター同士ながら、スコットランド側とアイルランド側に分かれてヤジの応酬があり、笑いが起こる。
それより面白いのが、ネイスミス、ハットンなどの元レンジャースの選手がボールを持つとブーイングが起こり、ファウルでもしようものなら、スコットランド側のセルティックサポーターからもブーイングが起こったのには笑った(⌒▽⌒)(⌒▽⌒)(⌒▽⌒)
試合は前半にコーナーキックからのこぼれ球をアイルランド代表
ウォルターズが「オフサイドポジション」でゴールを決め、アイルランドが先制!!!
会場内半分も大盛り上がりするが、ビデオでのリプレーでオフサイドの位置にいたことがわかり、大ブーイングが起こる。
この1チャンスだけをものにしたアイルランドが1-0とリードしながらハーフタイムへ。
ハーフタイムを利用して、北米セルティックサポーター協会会長のタムが、チャリティ入場料の集計の報告をステージで行う。
結構な額の寄付が集まり、会場内が拍手に包まれる。
タムがお礼とともに、後半も観戦を楽しんで欲しいと、言った後に一言。
「あれはオフサイドだ!!!」(タムはスコットランド側)
と叫ぶと場内大歓声!!\(^o^)/
会場内が結構寒いので、会場外で売っているホットの紅茶を買って、ホテルの外で休憩。
かなり日差しが強くこの日も暑いが、熱気と日差しが心地よい。
しばらく充電して戻ると後半が開始していた。
後半始めからスコットランドが攻勢に出て、試合が落ち着く前に同点に追いつく。
元セルティックのマローニーが放ったシュートがDFに当たりコースが変わってゴール!
今度はスコットランド側が大盛り上がり、アイルランド側はがっくり。
アイルランドはロビーキーンやマクリーンを投入し反撃に出るが、中々両チームともチャンスは作るものの得点の匂いがしない。
スコットランドも本戦出場にはアウェイで勝点3が欲しいとこだが、さらなる攻撃のオプションを出さず、このまま引き分け、負けなければオッケーな様相を呈している。
会場内も徐々に引き分けのムードが漂ってきて、代表の試合に良くある痛み分けの展開に近くなる。
そのまま勝点1ずつを分け合い試合は終了~~。
ホームで引き分けたアイルランドはもちろんのことスコットランドも同組のポーランドに引き離され、復調したドイツにも抜かれ本戦出場が厳しくなった。
試合のハイライトはこちらから
June 13th. 2015
EURO 2016 Qualifiers GroupD
アイルランド x スコットランド
会場内のどちらのサポーターもサバサバした表情もいれば、がっくりしてしばらく椅子から離れられないサポーター、周りと議論しているサポーターなど、様々。
どちらかが勝てば半分は盛り上がったのだけど、ちょっと残念な感じだったなー。
その2に続く
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