Hail Hail


最近4にまつわるタイトルが多いですが、4年前といえば忘れもしない、そう東日本大震災が起こった年でした。

運良く?会社から自宅までそう遠くはなかったため、会社を出てから7時間半かけて自宅にたどり着いたという思い出がありますが。。。

その震災の年の2011年に通算8度目の渡英をしているのですが、そもそも行くことは予定していなかったのにも関わらず半ば強引に強行スケジュールで行ってきました。

旅行記は近いうちにアップします。

フーパー88ってちょっとコミカル


それにはある理由があったのです。

震災後、多くの有名フットボールクラブは日本への哀悼の意を表し、あるクラブはチャリティを、またあるクラブは公式ホームページを通じてメッセージを送ってくれましたが、我らがセルティックも、中村俊輔選手をはじめとして日本と関係を持ったクラブとして、ホームページからメッセージとともに、チャリティによる寄付を行ってくれました。

それが、2011年4月6日セルティックパークで行われたハイバーニアンとのリーグ戦に、選手はカタカナで名前が書かれたストリップを着て試合をし、セルティックパーク内の巨大モニターに映し出された選手の名前もカタカナで表記されました。
そのストリップをオークションでかけて得たお金をOxham という義援団体を通じて日本に寄付してくれたことは、日本にいるサポーターとして非常にありがたく、嬉しく思いました。

Oxham.org

エミリオはEmilioて普段入ってるけど、苗字のイザギレで
震災のショックの時に、セルティックから受けたありがたい気持ちをその年の内に感謝で表現したい!!!

実はあまり年末近くになるまで渡英は考えていなかったのででしたが、急に感謝を表現したいという気持ちにいてもたってもいなくなり、当時震災後で離れていくメンバーも多い中、CSCの仲間に声をかけて感謝を表現する手段に対しての協力を仰ぎました。

それが、この長さ15mの巨大バナー。

渡英前旧国立競技場の前で

もちろん、英語の文法もネイティブの友人のチェック済み、制作完成まで1か月をかけました。

さらには、海外とのやりとりで、アピールをする一番最適な場所と試合が、12月27日にあるので、なんとか色んな手段を講じてチケットを当日受け渡しでゲットするという幸運も恵まれました。

というのも、2011-12シーズンのセルティックはリーグ序盤でスタートダッシュにつまづき、10月の時点で首位レンジャース15ポイント差の3位という近年稀に見る低迷をしていました。

しかし、10月後半から息を吹き返し、11月3日の対マザウェル線から破竹の8連勝で、ついに首位との勝ち点差1まで迫り、年末の大一番レンジャースをホームに迎えるというこれ以上ないシチュエーション。

そのため、地元でのチケット争奪戦は熾烈を極め、そもそもレンジャース戦は一般販売は行われず、地元のファンでも行けない試合なのに、この試合はさらに競争率は上がり、チケット獲得は本当に最後の最後まで困難を極めました。

そんな、リーグも最高に盛り上がった年末のメインイベントに日本から飛行機に飛び乗ってやってきた結果、ハーフタイムには、スタジアム場内でアナウンスがあり、周りのサポーターの協力ももらい、日本から持ってきたバナーを掲げることができたのは感無量でした。

ハーフタイム中に掲げたバナー

これを見てくれたスタジアムのファンからは暖かい拍手を沢山もらい、自分の周りにいたサポーターからも嬉しい声援を沢山もらいましたし、後日セルティックの公式ページでも写真とともに紹介されて多くのファンに知ってもらえたこととなったのですが、さらにさらに、スタジアム内に生でこのバナーを見てくれた日本人がいたのです。

裏を返すと日本在住のアイリッシュセルティックサポーターの友人の友人だったのですが、その友人が来ていることは知っていたものの、まさか一緒に日本人が見にきていたとは!

帰国後に知って驚いたのでした。

試合翌日、セルティックパークの前で

事の顛末はそのうち旅行記でアップしたいと思います。

ちなみにその時の試合のハイライトはこちら。
(開始、5秒で画面右上、スカイのロゴの下に日の丸らしき旗が見えますが、僕が持っている旗です)

Celtic x Rangers 12.28.2011

まあ、昨日のハーツ戦で勝利目前で同点にされ、ふさぎこんでいるので少しでも明るいネタにしてみました~~。
年明けからは4回目の旅行記をスタート予定。

それではみなさまよいお年を~~~。

COYBIG