Hail Hail
2016年3月13日（日） その1
9時頃起床。
前日ほどではなく早く起きれたのは、昨日の夜はあまり飲まないようにしていた。
というのも今日は日曜日なので「フィッシュマルクト」が開催されているのでぜひ行ってみたかったから。
まあ、「ASTRA」ビール（ハンブルグのご当地ビール）を飲み飽きているからもあるのだけど。
事前に調べたガイドブックの情報によると10時までに閉まっちゃう？と書いてあったので、なんとかギリギリでもちょっとでも雰囲気を味わおうと、10時15分前にはホテルを出る。
直線距離で歩いて10分程度なのでギリギリ間に合うだろうと思って向かう。
まだまだ賑わってた。
歩いて行った先がちょうど市場の端に当たるところで、どんどん人が買い物や食事を終えて帰って来る。
あらら、もしかしてもう終わってしまった？？
と少し焦りながらも人の流れに逆らうように歩いていると、数多くの屋台や露店が立ち並んでいて、活気もまだまだある。良かった、間に合った。
港湾都市のハンブルグだし名前がフィッシュマルクトなので魚専門市場かと思ったら、全然違ってた。生花、雑貨、果実、民芸品、日用品、衣料までありとあらゆるジャンルの露店が立ち並んでいた。
その規模は昨年5月にドルトムントで見た朝市の数倍の大きさ。
10時には閉まると思っていたがまだまだやっていそうなので、順々に見て歩く。
名物のフィッシュバーガーの店も何店舗もあって目移りするのだけど、ちょっと焦ってしまい入り口近くの店でシュリンプバーガーとサーモンバーガーを購入。一個5ユーロぐらい。
名物は鯖サンドらしいが、新鮮な鯖以外は食べられなくなってしまったのでリスクを考えてパスした。
これで目的は果たせたと思ってたら市場のもっと奥にもサンドイッチの露店はたくさんあり、買ったところよりもおいしそうなところもいくつもあって早とちりしたことに気づいた。チッ。
市場には自分以外の日本人観光客も大勢来ていた、今でもやはりジャパニーズを見ると上客という意識があるのか愛想がいい。
果物などもカット売りしていたがパフェを思わせるデコレーションが秀逸で、どの店も同じようなデコレーションなんだけど買ってしまいたくなるくらいの出来栄え。やはりUKと比べると野菜や果物が豊富で新鮮そう。
露店を一通り見て回った後は、一昨日行ってみたけどもぬけの殻だったイベントスペースの建物の中へ入る。建物の中は2階建てになっており、1階には無数のテーブルと椅子が用意され、その周りにはビールやらスナックやらの露店が立ち並ぶ。2階にも店があり、大勢のお客さんが詰め掛けていた。
今日こそは、体調を考え夕方までビールを抜こうと決めていたので、ビールには目もくれず、この度唯一の温かいドリンクであるコーヒースタンドで紅茶を購入。先ほど買ったサンドとともに朝食を空いてる席でいただこうと、会場内をうろうろする。
会場内はほぼ満員、2階にもたくさんの人出。
1階の会場奥手にはステージがあり、男女ボーカルのバンドがカバー曲を演奏中、ステージ下のスペースでは日曜の朝から、老若男女、、、ではなく比較的年齢高めの男女がペアだったりそれぞれだったりで曲に合わせダンスしている。
うーん、日曜の朝に大音量の音楽でダンスしかも会場にいる多くは朝ビールを堪能中、、、
どうやらハンブルグの町の人にとってはフィッシュマルクトが毎週末の楽しいイベントのようだ。
テンションのあがってる雰囲気に気圧されながらも、どうせなら最後尾で見るより観察しながら食べようと、前の方の席を見つけ座って食事をしながら会場を観察。
シュリンプバーガーはまあまあ小エビもプリプリでおいしい、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフで食べたシュリンプのクラムチャウダーより数百倍マシ。サーモンバーガーもまあまあ食べれるが敏感になっているためか少し生臭さがハナにつくのだけど、普通の人なら気にならない程度だと思う。
ステージを見ながらなかなかドイツのバンドの人たちはパフォーマンスとかセンスがアレだよなー。とか思いながら見ていると、なんと座っているところの数列前列に、マークとサンドラ、そしてグレンが座っているのを発見！
しかもテーブルには空いたビールのプラスチックカップが積み上げられているではないか。
うわっ、朝から飲んでるなー。と思って見ていたら誰かから声をかけられる。
ふと見ると唯一テーブルにいなかったリンダだった。
何してるの、おいでよ、一緒に飲みましょうよ。と誘われてしまい、彼らの座るテーブルへ。
すでに赤ら顔の彼ら、オー、よくきたー、元気かー、ビール飲むかー？と誘ってくるが、♪( ´θ｀)ノ
今日は朝から飲むのは辛いので、ちょっごめん、ビールは大丈夫だよ、というと、(^◇^;)
なんだ何か体調悪いのか？と聞いてくれるので、いや、飲みすぎてさ、ちょっと控えたくてと言っておいた。
彼らの内臓はどうなってんだ？とばかり連日飲みまくりで今日も朝からもう3杯目ぐらい。
今日はさすがになかなか彼らのテンションについていけず、フィッシュバーガーを食べた後も、会話にも加われず大人しめで過ごす。(´･_･`)
ライブは、ボンジョビやらABBAやら懐かし目なメドレーでミドル以上の人にはウケる選曲で演奏しているが、ダンスしている人の中には若い人も多少混じっている。もちろん、一緒に見ている4人にも大ウケ。
最後の方になると女性ボーカルのおばちゃんが、ステージを降りて前のスペースで歌い出し、しまいには、自分たちの座っているテーブルの上に立って歌い出すという傍若無人ぷり。
80年代な感じ全開の女性ボーカルのおばちゃん。立っているのはテーブルの上。
目の前で歌われるもんだから、ノっているふりをしていたが、心の中ではめんどくささ全開だったというのは言うまでもない。。。（しかも近くの客と順番にハイタッチしているのになぜか自分だけスルーされたし。。。）(−_−＃)
そんなこんなで時間も12時になり、自分以外は大盛り上がりでステージは終了した。
フィッシュマルクトの終了時間は12時のようでステージが終わると客も引き始めるが、4人はタイミング悪く新たなビールを買ってしまって、客がほとんど引けた後も飲み続けている。
何度も会場スタッフに注意されるも粘りに粘っていたが、スタッフもさすがに強行手段に出そうだったので、席を立ってビールの露店の前で飲み干して会場を後にする。
会場を後にするときもしつこく注意してきたスタッフと握手をして仲良くしようとするところがさすがスコティッシュだなー、で、後にしようとするがステージに置いてあるバスドラのデザインが気になって写メを撮ろうとしてまた注意されるところもさすがスコティッシュだなーと思わず笑ってしまった。（＾∇＾）
その2に続く。
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