Hail Hail

5月18日(月) その4

デリーに到着してから、まず駐車場を探す。

当初、門の外に路駐していたが、門の中に入ったところに有料駐車場を見つけそこに停めて観光することに。まずは城壁の上を一周。

 

デリー城壁(右手)と城壁内の市街地(左手)

デリー城壁(右手)と城壁内の市街地(左手)

 

城壁はそれほど距離はなく、一周30分ぐらいで歩けるぐらいの距離。

城壁の上には外に向かって置かれた砲台や、城壁の上にある教会などすっかり観光コースとなっている。

 
城壁の上には多くの砲台が設置されている。

城壁の上には多くの砲台が設置されている。

 

城壁の中はこじんまりとした街になっていて、入り組んだ路地を入ると小さな雑貨店やレストランなどがある。
シティセンターには銅像を中心としたロータリーがあり、そこから道が四方に伸びている。

 

シティセンターのロータリーの真ん中にある銅像

シティセンターのロータリーの真ん中にある銅像

 

一通り見て回るのに小一時間あれば十分な感じで、いよいよ城壁の外へ。

門を出て坂道を下って行くとケルト十字のモニュメントの先にでました有名な「FREE DERRY」のモニュメント。

 

You are now entering FREE DERRY

You are now entering FREE DERRY


どこかの建物に書かれているのかと思ったら道路の中央分離帯に設置されていた。
ここには次から次へと観光バスできた観光客が説明を聞きながら写真を撮っている。危険な雰囲気は全くなく、すっかり観光地化しているようだ。

他にも近くにいろいろ有名なメッセージ性の強いムーラル(壁画)があり、間近で見るとなかなか迫力があるが、こまめにメンテナンスされているようで、ものものしさは感じられなかった。

 
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政治性、かつ芸術性の高いムーラル(壁画)

政治性、かつ芸術性の高いムーラル(壁画)

 

一通りムーラルを見学した後、カソリック系住居を通り、斜面を登った先に見えたスタジアムに行く。

カソリック系地区には、アイルランド国旗はもちろんパレスチナやチェゲバラの旗も掲げられ、先ほどよりちょっと緊張感がある。坂を上る途中にセルティックパブ発見。どうやら地元のデリーシティFCと両方のファンが拠点とするパブのようだ。

坂を登りきって左に折れると、Celtic Parkに到着。ここはセルティックパークと同じ名前だが、GAA(ゲーリックフットボール)のスタジアム。中には入れないので、鉄格子の中に手を入れてグラウンドの様子を写す。

 

ケルティックパーク

日本ではあまり馴染みのないゲーリックフットボールスタジアムのケルティックパーク

 

その先にもスタジアムがあるので歩いて行ってみると、BRANDY WELLと書かれた場所にトラック付きのスタジアムがある。こちらの方がフットボールのデリーシティFCのスタジアム、ブランディウェルスタジアムだった。

駐車場からスタジアム内に入れるのでずかずか入って行くとなんと陸上トラックだとおもわれてたのは、ドッグレースのトラックだった!しかもドッグレース用のベンチもしっかりあるし。

 
ブランディウェルスタジアム

デリーシティFCのホームスタジアム ブランディウェルスタジアム。フェンスの外側はドッグレース用のトラック

 

スタジアムのキャパは多く見積もっても2,000人ぐらいか。何枚かスタジアムの写真を撮ってると、クラブの職員らしき人からクラブショップが開いているから寄ってったらいい、と勧められたので、プレハブ小屋にあるクラブショップへ。

中にはおっさんが一人。

おっさんの名前はリチャード。

2002のワールドカップではアイルランドを応援に日本に来たそうだ。日本に滞在した時は上野に泊まったとか。デリーシティの試合の日程とか火曜にカップ戦があるとか、クラブショップに入ったと同時に降り出した猛烈な雨を凌いでる間に色々話をさせてもらった。

個人的コレクションのスカーフ(マフラー)を買ったのだが帰り際にクラブのバッヂをプレゼントしてくれた。

雨が止んだのを見計らってリチャードに感謝を伝えて握手して別れる。

リチャードと、彼はセルティックは好きじゃないって

リチャードと、彼はセルティックは好きじゃないって 苦笑

ありがとう、またしてもいい出会いだった。(^-^)/

雨が止んでる時に急いで駐車場に戻り、ナビをドニゴールにセットして16時に出発。ドニゴールには1時間ちょっとで到着、タウンセンターを通り抜け、ちょっと外れたところでホテルの場所を探す。

ナビをセットしようとするが住所がうまく入力できないので、スマホの地図で場所を確認。それほど、センターからは離れていなく、車で2,3分のところにB&B Railway Lodgeがあった。

駐車場に車を停めてチェックイン。

 
B&B Railway Lodgeドニゴールにはかつて鉄道が通っていた。

B&B Railway Lodgeドニゴールにはかつて鉄道が通っていた。

オーナーは感じの良いおばさんで荷物が多いからと階段登ってすぐの部屋を使わせてもらう。初めての場所の宿をすぐに見つけすんなりチェックインできることほど安心することはない。一息ついて、支度をしてから食事に出かける。

その5に続く。 やーーっと次がこの日の旅行記の最後だよーー。