Hail Hail
5月22日(土) その1
7時起床
ドイツ語の流れるテレビをザッピングしながら朝食。久々に何を言ってるのか全くわかんないという体験をしている。今日のチケットは結局取れなかったため、早めにスタジアムに行ってひと勝負したいところ。
9時にB&Bをチェックアウト。
チェックアウト時に荷物を置かせて欲しいとお願いしたが叶えられなかったので、コインロッカーを探すことにする。B&Bから駅へ向かう道すがらにユースホステルがあったので、荷物を預かってもらえるか聞いたところ、コインロッカーがあるので使用させてもらう。
5ユーロ。
身軽になって再度出発。
方向的にはなんとなくわかるので歩いてスタジアムに向かうことも考えたが、まだまだ時間もあるので街を散策。街中は朝市が行われていて食料品から日用雑貨、生花などの店がたくさん出店していた。
さすが品数も豊富だし、生鮮食料品はとても新鮮。朝も早くから至る所でドルトムントファンを見かける。
マッチデーだから尚更ななのだろうけど、ホームストリップを始めとするグッズ着用率がものすごく高い。昨日もテラスで食事中に観察していてもなんらかしらのグッズを身につけているファンが多く、特に女性でグッズを身につけている人が多いのには驚いた。
10時半頃にはトラム(メトロ?)に乗ってスタジアムに向かう。
スタジアム最寄駅ではなく一つ手前のヴェストファーレンパークで降り、公園内を歩きながら向かう。
天気も気候も良く緑が眩しい。ランニングしている人も多く、こういう公園でならランニングも気持ちいいいだろう。歩き始めて15分ぐらいでスタジアムが見えて来る。11時すぎにスタジアム到着。
まずはスタジアム周りの状況を確認。大まかに4方向ぐらいからファンが流れてきそう。ウロウロしながらクラブショップを冷やかしたり、露店のグッズを見たり。近くには対戦相手のブレーメンのファンも集まっている。
警察のセキュリティも全然厳しそうではないので、あまりライバル関係はない様子。露店でDanke Kropのスカーフを購入し、またウロウロしているとちらほら、ボール紙をもった私服の人がひどい英語で声をかけてくる。
だふ「チケットあるか?」
ぼく「ない。」
「何枚必要?」
「1枚」
「1枚 300ユーロ」
「冗談でしょ?」( ̄ー ̄)
「200でどう?」
「No]
「180」
「NO」
「150でどうだ」
「NO!」
「じゃあ、いくらならいいんだ」
「100」(とりあえず)
ダメだと言ってプイッと去っていく。あきらかにダフ屋。
最終戦だからか結構強気で言ってくるなー。
もちろんまだ時間は試合開始までたっぷりあるしね。事前情報だとドイツの余りチケット相場はイングランドみたいに高くないと思っていたんだけどね。その後も別のダフ屋何人にも声をかけられる(同じグループ)
相場は同じく150から下がらない。
そのうち誰も相手してくれなったので、彼らがいるところから一旦離れる。よーく奴らを観察していたらほぼほぼ、何かを書いた紙をファンに見せていることに気づく。ダフ屋だけじゃなく一般のファンでも何人も同じこと書いた紙を見せている。遠巻きだったり、すれ違いだったりで確認するとドイツ語で「SUCHE KARTE」と書かれていた。
何SUCHE KARTEって? 早速調べてみると案の定「looking for a ticket」(チケット探してます)という意味だったので、ほぼ10年ぶりにやるか!となった。(前回やったのはたしか2004年、グラスゴーでのカップ戦のレンジャース戦とウォルバーハンプトンでのウルブスxアストンビラのミッドランドダービーのとき)
まずは書くもの探しでオフィシャルショップに行きマジックペンを購入。
続いてハンバーガーの露店の裏でダンボールをゲットして手頃な大きさにカットし、大きく「Suche 1 KARTE」と記入。
これで完成。その紙を持ってウロウロする。この時間になるとだいぶファンも集まってきていて余りチケットを探すのにもってこい。
日本人のファンもちらほら見かけるようになった。最初はダフ屋たちとは離れて、反対側で紙を見せながら歩いていたが反応はなし。やはり、ファンが多くくるのはダフ屋たちがいる駅からくるところだなー。やつらよりも先んじてチケットを探すのにはどうしたらいいだろうかと思案しながら、やはり奴らよりも前に立って先に見せるのがいいだろうと見つからないように駅の方に向かう。
しかし困ったことに駅から歩いてくるのは2方向からで合流地点はダフ屋が抑えている。その先に立つとなるとどっちか一方からくるファンは諦めるしかないなー。
さて、どうしようか。。。
今日の試合は当然ソールドアウト、しかもファンでチケットを探している人も多い。果たしてチケットは無事に手に入るだろうか!!!(テレビ番組風)
この結末はその2へ続く!